ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

ここ二ヶ月の間に飲んだワインの中からいくつかを

2021-02-10 11:14:00 | グルメ・酒・ワイン

 通販セット購入ものについてはこの前にアップしたが、それだけを続けて飲んでいるわけでは無くて、いろいろ組み合わせてというのも、毎日2~3本を並べて比較することにしていて、こういう風に飲めば二日目や三日目の変化も楽しめるのと、それぞれの甲乙も公平によく分かるはずと思っているので。

●ポッジオ・レ・ヴォルピ プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア 2018

 以前に飲んで書いたのは2017年で今回からはその後に買った2018年、全体的には同じ味わいで美味しいワインだが、いい意味の爽やかフレッシュさのかぐわしい香りがあって、そのためかこちらの方がやや軽めにも感じる、またやや甘めの味となっていて大酒飲みにとってはより厚めに感じた2017年のほうがよかったかな、女性はこちらと言うかもしれませんが。二日目はフレッシュさは消えてやや厚めの味わいとなって2017年に似てきたような、基本は同じ味わいということです、多少の違いもそれぞれに良さがあってやはり美味しいいワインです、お値段は徐々に高くなっているようですね。

                               

●クネ リオハ クリアンサ 2015

 コストコで998円、これは不思議な味わいのワインです、スペインらしい感じがなくてなんだか律儀な香りと、味ではこれまで飲んだことが無いような、強いて例えると漢方の薬を飲んだのかなと感じてしまう、果実というより薬草を含んだ香りと味ですから引き締まった味わいです。二日目も変わらず、さらに三日目まで引き延ばして飲んだらやや果実味がでてきたものの、律儀なというような味をやはり残していて華やかさは出てきませんでした。

                                         

●トゥルッリ・プリミティーヴォ・サレント 2019

 近くのアピタテラスのスーパーで1188円*0.8という2割引きセールで同じ作り手同値段のサリーチェ・サレンティーノ2018とともに購入、後者はサクラアワードのダイヤモンドトロフィー通りに美味しかったからこちらもと期待して、初めて飲んだ印象は味わいのポテンシャルはあるものの2019年と若いからか深みが足りないのと喉にキツメな感じが、それで大部分を残して二日目に飲んだらプーリア産らしい濃くて厚みのある味となって香りも含めて練れてきていた、でもサリーチェ・サレンティーノの熟成風味までにはなっていません、それの弟分的なワインかなと、そして三日目にはさらに良くなってきていたが、こちらの熟成期間が1年少ないからか奥行きでやや劣るような、それならもう少し安く設定してもらいたいですな、でも三日目の味なら十分にコスパ抜群ではあるが。

 この後に数時間前にスクリューキャップを開けておいて、夕食時に飲んでみたらサリーチェよりもやや軽めながら果実味溢れる味わいが最初から直撃、やはり若いからかフレッシュさが魅力の美味しいワインで評価はこの前よりもアップした。それが二日目は厚みが出てきたもののやや雑味も感じてアレッと、前と同様に三日目まで残して見たら2018年のサリーチェと似た味わいになってきていたような、こういう変化があるのもいいところです、僕のその日その時の感じ方にバラツキがあるかもしれないのでコメントにこのように多少は差が出たようだが、1000円クラスとは思われないワインということは確かだ。

                                         

●ポッジオ・レ・ヴォルピ サリーチェ・サレンティーノ 2013

 同じ生産者のプリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアの兄貴分というワインでネット通販で2年前に1471円、2年ちょっと前に飲んだ時からの変化はあまりない感じで、プリミティーヴォの若くてパワフルな味に比べるとシッカリ熟成風味があって丸くて柔らかな味わいがこのワインの特徴、それぞれの個性には優劣をつけがたいというのが僕の感想、こちらはしみじみと飲むというワインとなっています。二日目は香りは減らずにやや濃いめの味となった、僕はこのほうがさらに好みの味わいですが柔らかさはそのままで、パワフルさを好むならプリミティーヴォのほうでしょうか。

                                         

●トレ カベルネ・ソーヴィニヨン 2010

 販売はヴィノスやまざきと書かれているが買ってからもう何年も経っているので購入価格は不明、クリスマスイヴの日に奥の部屋にあったものを持ち出して飲んでみた。禁酒法時代からの古いグリエモ・ファミリー・ワイナリーというカルフォルニアの作り手と書かれているが、このトレという銘柄の販売サイトは現在は見当らない、10年の熟成期間があるので柔らかく飲みやすいというのが第一印象、それで最初はピークが過ぎていて落ち着き過ぎかなとも思ったが、時間が経つと複雑さも加わって厚みも出てきた、香りも立派で美味しいワインですが、カルフォルニア産のパワフルさはあまりないのでクリスマスイヴで一緒に飲んだ女房向きだったようです、二日目は落ち着き過ぎな味わいになっていてやはりピークは過ぎていたのかも。

                                        

●オー・ボン・クリマ  ピノ・ノワール イザベラ 2013

 貰い物でネットで調べたらこの2013年は7700円とあった、高級なものほど瓶は重いものだがこの瓶の重さは半端ないぐらいに重いです、冒頭写真がその重さです、これは高級品だと主張していますね、やはり文句なく美味しいワインで香りも凄い、ピノなので色は薄いけれど味はシッカリしていて僕のピノについての先入観を覆させます、カルフォルニア産はこうなのかな、ブルゴーニュの高級品ならこれ以上なのかどうか、僕はピノは安いものを少し飲んだだけで薄い味わいに敬遠するようになっていましたが、これならピノ好きの人がおられるのを納得します、二日目も変わらずでそのあとも残してみたらやや酸味が増えたかなと、でもこの値段のクラスらしい優雅で厚みのある味わいでした。と書いてきて2年前にも飲んだ記憶を思い出して、その際のコメントを見たら薄い味だと評価が低かった、その後の熟成で良くなったのか僕のバカ舌が原因か、このワインは飲み頃が難しいのかもしれません。

                            

●シャトー・ラ・グラーヴ エクスプレッション・ルージュ 2010

 ヴィノスやまざきで買って飲み忘れていたワイン、ヴィンテージが違うものの現在価格は1738円とあった、コルクを見るとかなり変質しつつあったのでやや心配しつつ、開けてすぐの印象は香り少な目で飲みやすいけれどおとなしい味わいにやはり盛りをすぎたかなと、だが地味な中に何か潜むものがあるようなと、二杯目にはやや果実味も少し、それなら後は残して二日目を期待することに。確かに次の日には味わいが出てきました、あくまでも柔らかい感じでこれはこれでいいかなと、しかし喉越しに僕が言うところの麦藁臭というか日本酒の古酒特有のヒネ香みたいな風味が少し感じられるのがマイナス、やはり寝かし過ぎでしたかね。

                             

 ネット通販のセットものでは中身は押し付けで当たりはずれを覚悟で購入することになりますが、個々に選んだものでもこれまでに飲んだことが無いワインとなると宣伝文句からは多少は値引いておかないといけませんね。また同じワインでもヴィンテージ差もあるだろうし保存条件も違ったりするし、さらに飲んだ時の自身の体調や食べ合わせに季節温度などの諸条件も影響があるだろうから、美味しいと確信して買ったものでも日によって評価点が多少は変わってくるかも、なにせ僕は季節や夕食内容などに合わせるなどということには無頓着で毎晩ほぼ赤ワインしか飲まないので、その時々での感想ではバラツキが出てしまっているかもしれません、あくまでも飲んだ時の素直な印象を書いたつもりですが。

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