軽井沢山荘の居間のメイン照明は冒頭写真の西洋アンティークの吊下げ型で、以前は横浜の食堂テーブルの上に使っていたもの。なにしろ古いからソケット部分が壊れてしばしお蔵入りしていたのを、こちらを建替えるに際し何とか修理してもらって再出馬願った。
吹抜居間の中央に下がる照明は化粧梁に吊られた小型大八車に取付けられ、隣には囲炉裏用の自在鉤に弁慶などもぶら下がる。この囲炉裏自在鉤と弁慶については以前に書いた。実際にはこれとは別に壁に取付けたハロゲンランプを日常は使っているのだが、雰囲気を高めるにはこちらを点けたり、特に明るくしたいときには両方を点灯する。吹抜に面する2階廊下から大八車に吊下げられた全体を見るとダイナミックな空間を演出するのが自慢である。
この照明は松本の中町通に今もある寒山という店で20年以上前に買ったもの、その店は元気なお母ちゃんが経営しているのだが、そのお父ちゃんは洋風家具職人で横浜のダイニング家具を造ってもらったこともある。そこで買ったもうひとつのペンダント照明も敢えて畳敷き和室に使っている。これも光具合が斑模様にキラキラとして奇麗な明りになる。
和紙などを自作で貼った照明は以前にもココとココに紹介した。この他にも部屋ごとに照明を準備していたのだが、全部をすぐに手当てするのは難しいから買置きしていたからこそで、今後続いていくつかをアップするがそれぞれが場所を得ることができて良かったね。