ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

遠州駿河路は富士山を眺めながらの買出しの旅となる 第二日目 12月23日(木祝)前半

2011-01-05 12:17:39 | 旅日記

 早朝は5時ちょっと過ぎに目が覚めて、あわてて庭のお風呂オリーブに向かう。そちらは結婚式場や宴会場がある別館の庭側に増設されたもので、内風呂の大浴場と露天は同じぐらいの大きさがあり、ほかには室内にはちょうど昨日が冬至だったから柚子風呂コーナーやミストサウナが、そして外には微細泡のシルク風呂もあってかなり広い。

 木々の間から昨夜見た月がこちら側に回っていて空は見えるが、眺望は向かい側に公道があるから遮られている。こちらも露天風呂が一番塩分が濃いから、それだけが源泉掛け流しだろう。樹木にオリーブがあるかと探したが、暗いけれども見当たらなかったようだ。
 このあと明るくなってきたので海側の湯にも梯子して入って、富士山を見てから部屋に戻る。朝日は6時54分と案内に書かれていたので、朝食が7時からなら1Fのシーデッキで昇るのを見てからそのまま食事にしようと下に降りる。南館の部屋からだと前方にある岩山が海から朝日が昇るのを遮るから、まさに頭を出すところを見るには北側の場所まで移動する必要がある。そのデッキへの出入口には大きなショールまで用意されているのには驚いた。ここからも富士山(冒頭写真は朝日に輝く姿)がバッチリと、このホテルから海側、そして富士山方向には近くに人工のものが無い絶壁だから、お天気さえ良ければ絶景のロケーションを楽しむことができる。
 朝食は昨夜のちょうど上の階で、案内されたテーブル席は一番乗りだったから富士山の眺めに最も近いところ、歩いて行ったら目の前真正面にバーンと見えて、これはいい日に来たなぁと。

          

                              駿河湾の日の出

 朝食は和洋中のバイキングで、以前は干物なども目の前で焼いていたが、今回はオムレツだけが注文で一つずつ焼いていて上手なもんだと、そりゃプロだものね。こういうバイキングでは僕はほとんど和食中心にチョイスして、なるべく多種類を少しずつに、主食はお粥とご飯を軽くよそってもらって2杯、しかし品数が多いからかなりのボリュームになってしまう。刺身類はマグロの山かけが、干物は切り分けるわけにはいかないから小さめのアジであったが、開いた形が真ん丸でいい魚を使っている、それと食べやすいように中骨を除去してあるのにはそこまでサービスするのと。飲物類などもオレンジ、グレープフルーツ、イチゴと生ジュースだから、女房は美味しいとお代わりをしていた。最後のアロエヨーグルトとコーヒーまで、景色を眺めながらゆっくりと1時間もと、旅行中で長々と朝食を楽しんだのは久しぶりじゃないかな。

          

       朝食バイキングの最初はお粥から、黒はんぺん・山葵漬・シラス・とろろは静岡名物、右手前に水餃子も

              

                   グレープフルーツジュース、アロエヨーグルト、コーヒー

 このころには富士山も昼間の姿になってクッキリと。朝食後にも9時までは入れるからとまた温泉に、一泊だとこのくらい湯に浸かっておかないとね、それで9時過ぎにはチェックアウトしちゃうんだからやることは早い。

          

                    食後すっかり明るくなった日差しの富士山の絶景
 さて買出しの本番とまず向かったのが勝手知ったるスーパーの田子重。早速にも地元近海物を水揚げする小川港からその日仕入れた鮮魚を並べるコーナーに行くと、早過ぎたからまだ並べられていない。聞いたら多少時間がかかるというので、すぐ近くのヤイヅツナコープに回る。途中で磯自慢の入口の掲示を見たら、翌朝11時から本醸造を売ると書いてあって今回は縁が無かったかと。
 ヤイヅツナコープのあるうみえーる焼津の駐車場がいつもより車が多くて、見たら地元車がいっぱい。この日はやや風があって、ここからの富士山も海越しで素晴らしいのだが、皆さんのお目当ては休日にやっているという朝市で、いくつかの店が出ているほか、ツナコープも安くしているらしく、この日が今年最後の朝市だそうだ。これは昨日は二か所も休みとハズレだった分を取り返すことになったぞと。安いからついついいくつか買っちゃったけれど、地元客が群がって買っているのを見たらやはり買わない手は無いものね。ミナミマグロの小さめのブロック、ビンチョウマグロ1/4身、カツオタタキなどの冷凍物に、今晩用にバチマグロも少しだけ、マグロなどの角煮なども安かった。それと昨夜のカツオの一番出汁で作ったというお吸物がとても美味しかったと、刺激された女房が花カツオを買っていたが、正月雑煮に掛けてもいいよな。ここにはクールボックスを持っていけば、ドライアイスを無料で入れてくれるのがいい。

          

                        アクアス焼津からも富士山がクッキリと

          

              左アクアスやいづ、右うみえーる焼津、空中にはマグロとカツオが泳ぐ

 

      ツナコープで購入した加工品いろいろ                こちらは冷凍物もいくつか
 また田子重に戻ってみたらこの日はキンメ、ノドグロドンコ、ソーダカツオ、イトヒキアジなどがあって、キンメは煮魚用にイトヒキアジは刺身にと調理してもらうことに、イトヒキアジは初めて見る魚で平べったくて皮を引くのも難しそうだったから。すぐ隣には焼津魚河岸シャツを扱う高橋染物店があるが、一枚持っていればそう着るもんじゃないからと寄らず仕舞い。

          

                    スーパー田子重正面入口、一番左に高橋染物店が

          

           小川港の地魚は左からキンメダイ、カサゴ、ノドグロ、ソーダガツオ、イトヒキアジ
 焼津の最後はおさかなセンターの中にある川直という店でなまり節と鮭の燻製を、これだけは真空パック物には無い風味と深みのある味だから焼津に来たら必ず仕入れる。ここは観光バスが次々にやってきて観光客が多いから、地元客はほとんど居ないかもしれないね、値段もやや高めだと思うが川直だけは外せない。

          

                              焼津おさかなセンター内

          

          川直の生利節は特大なカツオもあって、右奥のサーモンの出来立てはは休日のみ


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