
ネット通販のワインの購入は年に数回ほどやっているが、どれも1本当たりの単価が1000円ちょっとまでのセットものばかり、そういう場合は売れ残りじゃないかと邪推するようなのが組み込まれている場合が多いのだが、安さに負けて性懲りもなく、まぁ10本中で2~3本ぐらい当りがあればいいかなと、なにせ年金生活者だからねぇ。
今回に僕の好みで勝手に感じたままをコメントをするワインは、京橋ワインの特大感謝の大満足赤ワイン6本セットで、価格は5458円から10%OFFの送料無料というもの、冒頭写真は同時に送られてきたそれぞれのワインの説明書です、そこには当然にいいことばかりの表現となっていますがはたしてどんなものかなと、それぞれ同じ通販での単価も調べてみました。
●ウマニ・ロンキ・プリミ・ロッソ
単価は858円とあったが、ウマニ・ロンキは神の雫で紹介されたとかで評判がいいらしいと、コストコでこれとは違う銘柄を買って飲んだことはあるが、それには喉越しに僕にはイヤミに感じる風味があって、味よりもそちらが気に入らずでその時以来買っていない、これはヴィンテージが書かれていないからブレンドものと思われるが、味わいはまずまずではあるがやはりあの僕には苦手の下卑たと感じる風味が飲みこむときにかなり感じる、鼻で嗅いだ時はそれほどでもないのに何故だろう、二日目はやや丸くなったかなという程度であの風味はやはり感じられる。
●アルカンタ・テンプラニーリョ 2018
単価は1078円、これも普通の味といったところ、最初はやや固めの風味で瓶を振ってから飲んだがそれほど改善しないし香りも少なめ、又なんだか濁りのような味というか舌触りというかがある、二日目は濁り感は無くなったが味そのものはあまり変わらず、まぁ普通かな。
●レ・プティ・ガレ・ルージュ 2017
単価は1188円、軽めで飲みやすいというのが第一印象でバランスもいいワインです、二日目は多少は練れて来るかなと思っていたら香りが減った分だけ薄っぺらな味わいに劣化、Al14%とあったがその濃度を感じさせない軽いワインというのは不思議ですねぇ。
●シャトー・ル・ヴュー・マノワール 2016
これだけは定価は不明です、謳い文句にはサンテミリオンすぐ隣のベルジュラック産の金賞2冠で納得の旨さとあったが、僕がボルドーの安ワインにいつも感じるのは香りはいいのに味わいが硬いというか地味ということ、これも引き締まりすぎ、それが二日目も変わらずで開いてこない、それで三日目にも少し残して飲んでみたらやっと風味のふくらみが少しだけだが出てきた、これだとデキャンタして飲めば多少はいいのかな。
●ロッカ・プルナ・プーリア・ロッソ・アパッシメント 2018
定価は1408円、これはプーリア産らしい果実味豊かな濃厚なワインで香りも広がっていて美味しい、僕が好きなポッジョレ・ヴォルピのプリミティーヴォと似てはいるが、喉越しに感じる厚みというか風味ではやや劣るのは、品種がネグロアマーロということだろうか、二日目は柔らかみが出てきてプリミティーヴォにより近づいた味わいに、なかなかに好印象です。
●シャトー・レ・ルイユ・キュヴェ・デ・ゼリティエ 2017
単価は1958円とこれらの中では一番高いワインのようです、7冠金賞と仰々しくラベルを貼ってあるがこれらはあまり信用しないほうがと、説明書きにガッチリした骨格とあったがやはりこのボルドーも硬い味わいというように僕は解釈します、香りはボルドーにしては弱め、全体の印象ではイヤミはないもののふくらみがないですね、敢えて多くを翌日に残して飲んだがやや柔らかくなったかな程度で硬いまま、このタンニンはもっと寝かさないとダメなのかも、四日目まで粘ってみたが味がないというかふくらみは全く感じられない地味なワインです、コロナで味が感じられないというのとは違いますよ。