23日の天皇誕生日の祝日に遠州方面まで足を伸ばして、帰りには焼津で海の幸の数々を買物して昼の食事や温泉にもと盛りだくさんに遊んで、最後は静岡ICから夜に戻ってきてからカサゴなども煮魚にするなどと、長い一日でありました。ご近所に住む前の犬の母親の飼主の奥さんも行ってみたいというので一緒に、我々がいろいろな場所を渡り歩くのには呆れませんでしたかね。
朝の犬の散歩だけは済まして6時に出発、3連休の初日だから年末年始前でも東名高速は多少は混むかなと心配したが、やや車が多かったのは厚木までで、そのあとは普段の休日並みぐらいで快調に走って静岡の日本坂PAで朝食タイムを取っただけで菊川ICで一般道に出る。
日本坂PAは以前の運営会社から天神屋という地元資本に変ったようで、ドトゥールコーヒーなどは無くなっていたし、食べてみたそばうどんの汁も濃い目になっていて僕は以前の方がよかったけど、物販コーナーの中にB級グルメで有名になった静岡おでんのセルフテークアウトコーナーが出来ていたのには、こりゃぁセルフ讃岐うどんのおでん版ですかとチョッピリ可笑し味の混じる驚きで見ていたら、これが次々に客がパックトレイに取っていて人気のようですなぁ。でも真っ黒い汁には今食べた麺類の汁のショッパさのイメージが重なってしまって、我々3人は顔を見合わせて食べようという気が起きない。試みに一つだけパックにとって食べてみてからっていうのも憚られて止めときましたが、ハテ実際の味はどうなんですかね。
セルフテークアウトの静岡おでん 静岡おでんは串に刺したものが多い
まず最初に向かった旧大須賀町にある物産直売所のサンサンファームで、開店直後の9時過ぎには予定通り到着。ここは奥の方に大きな農産物直売所が出来て、手前にあった小さなスペースは昨年までは個人が花や植木の販売をしていたのが止めてしまったようで仮説施設みたいになってしまっていて、さらに物産販売のほうも品数が減ったみたいというのは不景気の影響なんですかね。僕は遠州のこの付近で作る干芋が最高だと思っているが、物産館のほうは一般客用のチャンとしたものが、農産物直売所は自家用のはねだし物などが安くてあるから自家用なら後者で十分だ。冒頭写真はサンサンファームから東側に見えた風力発電などを、その手前はイチゴ摘み温室でデッカイのが自慢らしいが、この時期はまだ出始めだから値段は高い。手早く農産物直売所だけでお目当ての干芋を手始めに野菜やミカンなどに花苗を少しだけ買っただけで、早々に更に先の旧浅羽町にあるどんどこ浅羽ファーマーズマーケットにも廻る。
サンサンファーム
サンサンファームとファーマーズマーケットでの買い物は農産物などを中心に
この辺りのトマトも名物だがミカンだけは三ヶ日産となっていた、お茶は森町産
浅羽のファーマーズマーケットでは遠州森町の安くても美味しいお茶を買うのが主目的で、これは森町まで出向かなくてもここだけには置いてあるのを知っているからなんですよ。こちらに併設の地元産に拘るレストランでは浜名湖などに泊まりの旅行では昼を食べることが多いのだが、この日はここも手早く済まして自慢の豆腐や近くの福田港のシラスなどだけを買ったあとは焼津になるべく早い時間に戻ることに。
袋井ICから焼津ICまではすぐで11時半には高速を降りてすぐの焼津さかなセンターに。この時期は団体バスツアーでの年末の買い物客が多くて駐車場にはズラッとバスが並んでいるから、広い店内も人人人で埋まっている。我々のお目当てはなまり節の川直だけ、工場は他にあるのだがそちらでは販売せず売場はここだけというからわざわざ立寄るのだが、そこで買うのは何処よりも出来立てで旨いと思うカツオなまり節で中でも脂の乗った大型のものを、もう一つは休日だけ出すという鮭のなまり節製法による燻製でこれがまた旨い。試食をつまみ食いしながらいつもここのは旨いねぇなんぞと話しをしたら、鮭は午前中で最初のは売切れて今また工場から持ってきたばかりだと、やはりこういうのは知っている近辺からの客が多いんでしょうな。これだけ混み合っていると他を見て回るのも難儀だと、これだけ買えたらもういいやとばかりにすぐサヨウナラ。ここはあくまでも観光客で潤っているところだから、地元の人は高速の反対側北にある福一流通センターに行くみたいだね。
焼津さかなセンター
バスが向こうまでギッシリ
店内の人混み
カツオとサケのなまり節、カツオは大きい方が旨くてこの半分でも分けてくれる
きれいに包装することも値が張る原因かな
そのあとすぐに昼をとも思ったが、昨年この時期に立寄った酒屋で午前中まではあったという今年ものを出荷し始めたばかりの磯自慢が買えるかもと仲屋酒店にも廻ってみる。その磯自慢がまだありましたよ、ほかにも岡部の初亀と藤枝の杉錦を買込んで、この近くで地元お勧めの食事処がないかと聞いたら、今回立寄ろうと思った温泉施設のサンライフ焼津の裏にあるかどやという店を教えてもらった。我々は焼津では泊まっても昼を食べることは少なくて、でもこういう風に聞くとよく小川港漁協食堂を教えられて、ここでも話はあったが一回だけ食べてみたが評判ほどじゃと言ったらそれじゃぁかどやを試してみてと、何でもメニューが多くて地元では人気だからこの昼の時間帯だとかなり混んでいるかもしれないけどねということであった。
仲野酒店
地酒を並べる
買ったのは3銘柄の本醸造
店には二ヶ所に駐車場があったのに満車状態で、ショウガナイとすぐ近くのサンライフ焼津の駐車場に停めさせてもらう、このあとここの温泉に来るからねということで。幸いに席にはすぐ座れて、でも壁いっぱいに貼られたメニューの多いこと、これは何を食べたらいいのかと初めてだと決められない有様に。さらにおばんざい風に並ぶ惣菜や自由に皿にとるおでんなどもあって、僕はおでんを少しとって大サービスと書かれたカツオ刺身定食1000円を女性陣二人は無難にと海鮮丼1500円を注文。
かどや
おばんざい風に並ぶ皿