ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

年末の焼津はさすがに買物客で賑わっていて 後半

2011-12-29 16:26:48 | 旅日記

 店は混雑しているものの料理は思いのほか早く出てきて、やはりこれだけのメニューをこなすだけのことはあるなと。浜松は舞阪港の鮮度抜群のカツオの味を知る僕としては、焼津もカツオでは有名だが如何ほどのことやあると食べてみたが、ここのもシコシコ感がまだある刺身で生だとしたら翌日物ぐらいでこれなら合格です。

 女房達の海鮮丼は寿司屋じゃないから寿司飯じゃなくて、上に豪華に海鮮が盛られた大ドンブリには二人ともご飯は食べきれないということに、好きな寿司飯だったら食べきったかな。少し助け船を出して食べたトンボマグロは生らしくて意外と美味しい。両方についていた小鉢は肉ジャガかと思ったらカレー味になっていて、これは刺身類とは合いませんなということで、これだけは三人ともやや残してしまった。それと意外に美味しかったのはここのおでんで、静岡みたいに牛スジ出汁の黒い汁じゃなくてカツオ出汁の済んだ汁は薄味のやや甘めになっていて、青海苔魚粉をかけるのは静岡と同じだがこちらは焼津おでんと名乗っているようだが、関西と関東の中間味でこれには女房もご飯を少な目にしてこちらをもっと食べたかったと言うほど。最近のB級グルメではおでんは各地のものが紹介されてきているが、黒はんぺんなどの練物の本家であるの焼津も侮れませんぞ。

                       カツオ刺身定食

                       海鮮丼定食

                           

                           みそだれも用意してあったがこれだけで十分に美味しい

 食事の後は新港のほうにあるうみえーる焼津の隣の漁協直営のツナコープに。こちらでは23日のこの日から歳末セールというがまだその雰囲気は少なくて、刺身コーナーのマグロはまだトンボマグロだけだから止めにして冷凍コーナーのミナミマグロのブロックで安いのを買っておいた。ここでは焼津名物の黒はんぺんなどもほかより安いからまとめ買いし、いつも焼津産は旨いと思う冷凍のカツオタタキも、ほかにはマグロハラモ照焼なんていうものや激安の刺身パックなども、それと冷凍生サクラエビはいつもより安かったみたいだ。ここでは冷凍物を買うとドライアイスを噴霧器で入れてくれるので、クールボックスは必ず持っていこう。冒頭写真はここで買った冷凍物の写真で、ドライアイスのお蔭で家に帰ってから見たらまだ凍っていた。

                    

                     手前がうみえーる焼津、奥がツナコープ、空中に舞う青いのはマグロみたいだ

                       

                  下のシラスと豆腐は浅羽のファーマーズマーケットで買ったもの、遠州灘のシラスも旨い

 その次は焼津での買物の最終にと地元スーパーの田子重に、この日は遅かったからか小川港の鮮魚は数が少なくて、2匹だけ残っていたカサゴとイトヒキアジという変な姿のアジは刺身用に3枚おろしで皮まで引いてもらって、今回の魚はこれで終了。

                       

                    田子重のこの日の小川港水揚げ鮮魚はタチウオ、キンメ、カサゴ、イトヒキアジ

 焼津黒潮温泉には公衆温泉もあって、昼に駐車させてもらったサンライフ焼津には2時過ぎに入ったら日曜日なのに具合よく空いている。浴槽は内風呂と露天の二つだけでサウナが無いのはチョッピリ残念、露天も周囲を囲い回していて景色は全く見えないのはマイナス。でもお湯の温度が39.5~40.5℃ぐらいとなっていてぬるめなのは僕には調度いい。説明書きに焼津駅北にある地下1500mから自噴する泉温50℃の源泉を引いていて、海水の半分の濃度のナトリウム・カルシウム塩化物泉ということで、よく温まる熱の湯とあったが、焼津の温泉は確かにかなりショッパイのが特徴だ。風呂上りにかき氷が100円とあったのが嬉しくなってしまい、冬場なのに二人で食べてしまった。

                    サンライフ焼津

                             小さなカップのかき氷

 ここまでで焼津にはサヨウナラして、これまでも何回か泊まったことがある焼津グランドホテルの前を通って大崩海岸経由で駿河湾を眺めつつ静岡に戻って、途中にある田丸屋でわさび漬けなど買ってから帰ろうということに。しかしこの日は早朝だけは富士山が見られたのにそのあとはずっと富士山周辺だけが雲で覆われ、この道筋から見られるはずの絶景が望めなかったのには、ご一緒したご近所さんは初めて来たのに運が悪かったねと。

 田丸屋は観光バスも立寄る団体ツアーに付き物のお土産タイム場所にもなっているが、ここだけで売っているワサビのミニカップが刺身などを食べるのに重宝だからと必ず買う。この少量のカップのほうが市販のチューブワサビを長く使うよりも鮮度が保てそうだしね。ここは静岡のお土産なら大体が揃っているからその意味では便利、それに店の奥にはワサビは水がきれいでなくちゃというように安倍川伏流水を飲ませる場所があって、そこの水栓の一つがお持ち帰りにどうぞとなっていて、お言葉に甘えてとペットボトル6本に汲んじゃったのは顰蹙ものだったですかね。

                    田丸屋

                                生わさびミニカップ

                         駿河土産もあるよ

 ということで一日がかりの買出しはオシマイ、静岡ICから東名高速に乗って快調に来たのに海老名SA近くから渋滞が始まりトイレタイムと立寄り、こちらは施設が新しく大きくなって開業したばかりというEXPASAがあって、テレビでも紹介したばかりということもあって大繁盛。しかしこういう場所は値段もプレミアムになっているから、我々はよっぽど必要がなければ買いませんな。ここから大和トンネルを抜けるまではノロノロ状態が続いて、トンネルを過ぎたらまた普通に走りだすのにはナンデダーと、実に不思議だね。NEXCOでこの原因を調べて改善策を講じてくれませんかと強く言いたい。

 家には7時前に到着して、すぐにカサゴは煮魚にして明日以降に食べようかと、イトヒキアジは刺身に切り分けて浅羽で買ってきた豆腐とともにその晩の夕飯に、あとは冷蔵庫の残り物などで昼が食べ過ぎだったからこのくらいで日本酒をやるのがいいかと、なまり節などは明日からにしましょうや。

                    

                           田子重で買ってきたイトヒキアジの刺身とカサゴの煮付


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