ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

別府温泉に泊まって九州北部二泊三日の旅 2016.9.8(木)~10(土) 2/7 第一日目国東半島後半

2016-10-04 16:09:02 | 旅日記

 国東半島では宇佐神宮は外すことができない日本の聖地の一つ、全国八幡宮の総本宮で伊勢神宮とともに皇室の宗廟となってもいる、また源氏が信仰したことから武家の神様としても広まり、日本で一番神社数が多いのが八幡宮だと何かで読んだ、名だたる有名な神社はほとんど巡ったつもりだが北九州のここと宗像神社はまだだったので、この旅行では是非にとコースに組み入れていたのです。

 宇佐神宮は豊後高田からはすぐ、思いのほか開けた道路沿いに参詣者用の駐車場がありました。はて神宮はと見渡せば駐車場に並行する土産物屋などが並ぶ場所を過ぎて最初の鳥居をくぐり、右手に曲がって川を渡ったところに大鳥居があって、その奥が神域になっていたんですね、そこからも奥深くて森の中に参道が続き、さすがに格式が高いことが知られます。

            一之鳥居

              大鳥居、その奥に長い表参道が伸びていく

                

            表参道脇の原始蓮の池

            下宮と上宮の分かれ道、上宮は左手に曲がって進む

                   上宮へ

                    西大門、手前はここ独特の宇佐鳥居

              上宮境内の本殿手前

                

 八幡造りの本殿の主祭神は応神天皇ということであるが三殿が並ぶ造りで神功皇后と宗像三姫神も祀られる、拝礼は二拝四拍手一礼というのは出雲大社と同じ、三殿形式なのでそれぞれにお賽銭をあげて参拝、これが下宮でも三殿となっているので六回繰り返すことになる、お賽銭の用意は十分にしておく必要があります。不思議に思ったのはこの三殿のうち主となる応身天皇の八幡大神が一之御殿となっていて、中央となる二之御殿が比売大神即ち宗像三姫神となっていたこと、ふつうは主祭神が中央になると思うのだが、これについての説明はなくてどうなっているのだろうか。上宮からの帰りの道順が示されていて、下宮経由で戻るようになっていた、何も考えずにまっすぐ上宮まで来てしまったが、この順序で参拝で良かったんですね。このあとパンフレットのおすすめモデルコースというのを見たら、周辺の寺なども巡るような設定もあった、遠方からの参拝客には時間的に難しいですね。

            本殿前へ

            一段高い中央の南中楼門の中に二之御殿、手前に一之御殿への階段、奥が神功皇后の三之御殿となる

 宇佐神宮参拝のあとはまだ時間があると、地図(冒頭写真)で見てホテルがある別府に戻る道の途中から少し入った場所に載っていた熊野磨崖仏に立寄ってみようかと、この最後の駐車場への道が短いながら狭い急坂で、岩山を掘るようなところだからこんな地形ですぐ近くで見られるかなと思ったら、料金所の人が健脚の人で往復で30分ほどの場所まで登るから杖を持っていった方がいいとの助言が。

            磨崖仏をお守りしているらしい退蔵寺

 あまり時間をかけるわけにもいかないと、健脚の人に遅れること少しぐらいまでは頑張ってと登っていったら、前半の急な坂道やダラダラ階段でも大汗をかいたのに、最後の自然石を積み上げたゴロゴロの乱積階段には驚きました。鬼が一晩で築いた階段という伝説があるようで、これは階段というよりもちょっとしたロッククライミングに近いもの、人間技で作られたものには思われないとその伝説には納得します。手摺と杖の助けを借りて途中休みながらやっとのこと登って何とか磨崖仏のところまで、もっと登れば熊野権現の社があるというがギブアップ。しばし磨崖仏前の平地にあった長椅子に座って汗が引くのを待つ、風がこんなにも気持ちいいとは、短時間ながらこれほど息が切れるぐらいに頑張ったのは久しぶり。

 帰りだって滑らないように杖を先に手摺を頼りに一歩一歩慎重に降りるという具合、大変なところに来てしまったなぁと、これ以上年を取ったら絶対に来られないでしょうね。でも不動明王像は大きくて立派、ユーモアあるお顔がやや擦り減ってきているのも迫力が増した感じで印象深い磨崖仏でした、如来様の方は端正な感じで逆に古めかしくは見えません、二体だけであったが登れるうちに来てよかったなと。周辺にも磨崖仏がいくつかあるらしいが、それらも同じような地形の場所となっているのでしょうか。こういうところは団体ツアーでは絶対にコースには含まれないでしょうな。

                    ダラダラ階段と坂道が続く

                    手入れされているところまではまだよかったが

              最後の自然石階段が現れる、これにはビックリ、上に行くほど急勾配になって階段とは言えないような

                    苔があって滑るので危ない、手摺は必須、昔はどうやって登ったんだろうと

                

            不動明王と如来像の二体が

              この不動明王像にはユーモアさに迫力をも感じた

              伝大日如来というが薬師如来ではという説も、大日如来は宝冠を付けているはずだけど

                坂道に沿って水量は少ないが細い急渓流があって沢蟹が出てきた、岩にすがるるというような滝川です

                熊野磨崖仏周辺の観光案内看板が駐車場に、国東半島は何か郷愁を誘うところが多いような

 我家からここまで初日は思いのほか充実した観光ができました、いい時間となってこの後は別府温泉の宿まで直行、市内の海岸線を走る道となって片道3車線という大動脈にはビックリ、そしてナビはホテルがこの道路沿いの海岸側にあることを教えている、熱海みたいな温泉地を予想していたがもっと市街地のロケーションに別府は大きいんだなぁと、初めてなので面食らってしまった。


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