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ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

雛飾りの中から一部だけを個別に

2022-02-26 09:25:35 | 工芸絵画骨董

 ちょっと前に我家の雛飾り全体をアップしたが、その中からちょっとばかりより詳しく紹介したいものを少し、お雛様だから和のものとなるのは当然ですが歴史を感じられるものとして土人形や押絵などのものをピックアップ、こういうものは女房じゃなくていずれも僕の収集物です、ただし冒頭写真のミニチュア段飾りだけは女房が親に買ってもらったもの。

 最初の土人形は鶴岡のものだと思われます、特にお姫様の髪の毛は人毛を貼り付けていて古いものです、これについては昔に温海温泉朝市の名物骨董屋の親爺から聞いた、右の男雛は烏帽子がありますから髪は塗りとなっています、この人形は稚拙なところがホノボノとさせてくれる、素朴さがいいんじゃないでしょうか、裏側は手抜きでなのか塗り残しているのもご愛敬。

                         

 次は酒田の鵜渡川原土人形でしょう、上のものよりも新しく造りもキッチリとしていますが、お姫様の頭がやや傾いているのが逆に微笑ましい、また台座の模様を描き忘れていますよね、こちらの土人形は地元でまだ健在のようです、こちらは髪が塗りとなっているもの以外は見ことがない、江戸末期から始まったものらしい。

                         

 新品みたいなこちらは20年以上も前に旅行中の秋田は横手で見つけた樋渡人形店で注文、それが音沙汰無くなって数年後に病気で作れなかったがまだ注文してくれるかと、改めて頼んで送ってもらったもの、整った造りと塗りで見事なものですね、これら3種類の土人形はそれぞれ雰囲気が違っていて面白い、国内には各所にまだ土人形が残っているが僕はそれほどの収集家じゃないからこんなところでよしとします、でも偶然に巡り合っちゃうと買ってしまうかもね。

                         

 最後は松本の押絵雛です、松本では大きな押絵人形を軒に吊り下げて飾っていましたが、これはベラミ人形店で手頃な小物があったので、もう30年以上も前になります、吊り下げじゃなく置物飾りとなっているのが好都合だと、押絵雛では大分県の日田も有名ですね。

                         

 飾り物は小さいものの方が使い勝手がいい、大きめの市松人形などは出すのが億劫になってしまったし、娘の本格的な段飾りもあったのだが人に譲ってしまった、今は各地で寄付された雛飾りを観光用に飾るところも多くなっていますよね、家飾りだけならはこじんまりがいい。


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