4月下旬に滞在中の山荘の庭には、まだ枯野の状態ながらいくつかの草花が咲き始めていて、樹木でもミチバツツジなどが鮮やかに、周辺では枝垂れ桜やシャクナゲがもう盛りとなっていてスミレも咲き乱れていて、この咲き方は例年ならゴールデンウイークの終りぐらい、今年は3月以降が暖かくて季節の進み方が1週間から10日ぐらいは早まっている感じですね。
まずは山荘の庭の山野草から、サクラソウは周辺よりも遅れ気味で芽吹き始めたばかりであったが、その中では玉咲サクラソウだけは先駆けて例年この時期から咲いてくれていたが、今年はもう終わりかけなのと花の玉は以前よりも何故か小さかったみたいで。
例年咲いたところをを見逃していたトガクシショウマの花を今年は見られました、これは早めに咲いてくれたのが幸いでしたか、二株あるのだが大きな方に二輪だけであったけれど、見た目は弱弱しい植物だが意外と毎年ちゃんと芽吹いててきてくれていた。
シラネアオイはもう20年以上にもなっているので大きな株に成長しています、でも花の数は今年はやや少なめかな。
ヒメリュウキンカは横浜から持ってきて植えたもの、もう2年経過しているが成長は横浜よりも遅いみたい、軽井沢の気温が影響しているのでしょうか。
スミレ類は周辺でも違う種類を5~6種類ぐらい見かけるが、庭でも数種類の花が各所に、中にはここでは見られないと思われるナンザンスミレなどは植えたものだけど、一番多くみられるのはタチツボスミレ、これは横浜でも多いですね。困るのはアメリカスミレサイシンというやや大型で色が濃い花を咲かせる種類、これは繁殖力が強すぎて庭で見つけたら駆除していますが。
エイザンスミレ
タチツボスミレ
ナンザンスミレ
手前に白花のスミレが、名前は分かりません、その先には花が終ってしまったばかりのカタクリが
ネジバナに似ているがもっと地味な花で庭に自生していたのがタガネソウ、カヤツリグサ科だそうで放っておくと増えてしまうので適度に残して、この地に適しているだろう植物ですから。
久しぶりに花を咲かせてくれたのはシュンラン、横浜でもこちらでもいくつかの株が育っているのに花がなかなか咲いてくれない、原因が分かりません。
イカリソウは早いものが咲きだしてきているところです、赤い花が一般的な種類ですが、キバナイカリソウも少し遅れて咲き始めました、ほかには白花もありますがそれらはまだ。
イカリソウ
キバナイカリソウ
キクザキイチゲは蕾からやや開きかけの状態、横浜のものは青みがかった花色ですがこちらは白、近くにはアズマイチゲも出ていましたがまだ小さくて花はできず、またニリンソウもまだ花が見えずでどうしたんだろうかと。
ユキザサは半日陰の庭が適しているからか増えて増えて、適当に管理しないと、もう蕾ができてきていてこれもかなり早いですねぇ。
マイヅルソウは裏手に自生していたものを庭に植えたら3年ほどで増えましたねぇ、グランドカバーに向いているからとそのままにしていますが、花は全部が咲くということはなくて、今回蕾を見たのは数えるほどの株だけでした。
ヤマシャクヤクはまだ小さな蕾の状態で二つばかりが、去年に比べると大きくなってきていて今後はもっと花数が増えてくれそう、5月後半にまた来るつもりだが、これだと花は見られないかも。
樹木ではミツバツツジが盛りです、山荘の庭ではこれが一番華やかです、というのも枝垂れ桜やレンギョウはまだちょぼちょぼの花をつけるだけなので。
ヤマブキは根で増えていくが、変なところからも出てくるので道路側に植替えてここで増えないようにしています、それでほっそりした姿のままながら花はちゃんと咲きますねぇ。
珍しい樹木というがもう植えてから20年以上のメグスリノキ、これまで時期が合わなかったのか花を見ることはなかったが今回初めて、雌雄異株というので調べたらこれは雄花みたいです。