9時少し前に宿を出て、まずは温泉街外れにあるわくわくファームという複合施設に立寄ってみる。レストランなどはまだ開いてはいないが、農産物直売所や地場産品の販売棟があって、この屋外には多種類の植物類が並べてあって山野草などを含めてどれも思いのほか安くて、ついつい今度軽井沢に行ったときに地植えしようかと買ってしまったが、一つはコケ盆栽風に仕立てようかな。
わくわファーム1
わくわファーム2 植物売場
そのあとは安田ICから磐越道で第一日目に素通りした会津若松に戻ることに、これが温海温泉から直接横浜に帰るのだったら関越に向かうのだが、月岡温泉から会津は案外と距離が少ないからそちらで昼過ぎまで遊んで、帰り道では宇都宮辺りで夕飯を食べて帰ればいいと。磐越道は緑が鮮やかになった中を気持よく走れるが新潟側は景色は開けず谷間を抜ける感じ、それが福島側に入り西会津から柳津と通り過ぎて行ったら一気に会津盆地に出て展望(冒頭写真)が広がって、シンボルの会津磐梯山が出迎えてくれる。これは後で知ったが奥会津の三島町は手編み細工の盛んな土地で、次の土日には工人祭りというのが開催されるということで、事前に知っていたらそれに合わせて来たのにと、これは残念でした。ちょうどこの旅行には女房は手編みヒロロ細工のバッグを持ってきていて何か勘が働いたのか、それも奥会津のものだがなかなかにいいもんですぞ、皇后陛下や雅子様もお買上げになったそうだ。
会津磐梯山
工人まつりポスター表と裏
ヒロロのバッグ
会津若松には11時頃には到着と月岡温泉からは1時間半ぐらいで着いてしまう、車は観光客用の無料駐車場があるのを知っているからそこに入れ、歩いてすぐの七日町通リ周辺の店を覗き巡りながらの散策に向かう。昨年は大震災のあとの4月に来た時は町全体が閑散としていて、土蔵などの壁が崩れていたりと影響がかなり残っていたが、もう1年以上経つからかなり観光客も戻っているようで、観光バスも何台かが駐車していて郷土料理の渋川問屋などは団体客の予約が入っていたようだ。またこの七日町周辺だけは元気印らしく、新しい店が増えていて、それ以外にも代替わりした店もあったりと、さらに魅力的な店の集中度が上がっているみたい。
観光客専用無料駐車場
七日町周辺の案内マップ
今回新しくできたと思われる店や、内容が変ったらしい店をいくつか。
ガラスに漆器で色付けの工房鈴蘭
馬肉ラーメンが売りの馬力本舗
オーガニック料理の鼎
菓子の太郎庵の新店舗
以前からあった蔵の1Fにいがらし民芸が
美味しい蕎麦屋「きよ彦はな」は引退されてサクラという店に変った
<追記>
つい最近のNHK番組のアサイチで奥会津をやってしていたが、我々が旅行したすぐあとの取材だったみたいで、三島町のヒロロなどの編細工や昭和村のカラムシ織なども紹介していた。奥会津というのは日本の原風景的な良さを今も残していて、古民家がまだ多く残り、手わざの工芸品なども今は貴重品だし、いい温泉もあるし、山野草などもと魅力いっぱいだ。もっと若い頃は細い山道などガンガン走って奥地まで荒らしまわったけど、今はメインしか通らなくなってしまって、でも番組を見ていたら奥深い土地だから探せば都会人には新しい発見がもっとありそうだと、会津地域全体だったら更にということになるだろう。昔のホームページにも奥会津のことはココとコッチにと書いてはいる。