土曜日は鴨川棚田倶楽部の山入地区では恒例となっている暑気払いの催しに、毎年の初めに配布される予定表には草刈となっていたようだが、実際は山入地区に参加の人達のために稲作作業だけじゃない田舎での楽しみも味わってもらおうというもので、午前中は参加自由の手作りものなどが用意されていて、昼からはそうめん流しに始まって地元食材によるバーベキューで盛り上がることに、午前10時スタートで約4時間ではあったが皆さんニコニコのひと時を過ごしたようだ。
この前の田植えの時は潮干狩り目的の車が多くてアクアライン手前から渋滞したからと、この日は少し余裕を見て7時には我家を出発、一般道はそれほどでもなかったがアクアラインに入ったらやはりトンネルを出るまでノロノロ状態、でもそのあとは順調で一般道で鴨川まで、最初のお決まりはみんなみの里でのトイレタイムと食材の買物となる。特に干物などの海産物は午前中に買っておかないと、暑気払いからの帰りまで預かってもらうんだけど、午後には品切れになることもよくあるからね。
みんなみの里
朝は簡単なものを食べただけで出てきたが、農産物直売所にあったレストランのメニュー看板を見たら、卵かけご飯セットというモーニングメニューがあって、朝食から営業となったようですね、もっと早めに食事抜きで出てもこちらで食べたらいいようになったわけだが、でもコンビニも途中にあるから選択肢が増えたというぐらいか。
レストランのメニュー看板
長狭米は早場米としても有名で、我々が田植えした田圃のイネももう穂を延ばしていて、首を垂れるようなものもかなり多くなっている、この位になっていれば9月の最初の土曜日には稲刈りできるだろうということだ。別の田圃ではまだ花がという状況の場所も、それらは一週間は遅れているらしい、今年は水不足で苦労して遅れているものもあるという話であった。
共同作業の田圃
右は花の段階
午前中のお遊びは草木染と竹籠作り、それに子供達には田圃の自然と生物観察という三企画はここ数年同じ趣向、女房は草木染をやっていたが僕は昨年やった竹籠は指南役が少なくて出来ず仕舞いとなったのに懲りて、曇り空を幸いに何もやらずに持っていったキャンピング簡易椅子に座ってノンビリと、海から吹き上げて来るらしい気持ちよい風に吹かれていた。でも昼からの食事用の竹の箸や器だけは二人分を作ったけどね。
草木染
竹で作った箸と器
別会場で竹籠作りをしたグループが戻ってきたのを見たら、今年は参加者が少なかったようで皆さんがほぼ完成品を手にしていたのは感心なことでしたねぇ。
草木染道具を片付けてからこれも竹で作った樋をセット、その両側に参加者が並んでそうめん流しが始まるのを待つこと暫し、樋のどちら側に立つかは自分の利き手を考えているかどうかで、流されたものを掴む効率が変っちゃうんですよ。結構流れが速いから掴み損ねてキャーキャーと賑やかに、大人は適当に食べたらあとは子供たちの手助けをということにしないとね。
そうめん流し
そうめん流しのあとは地元で獲ったという猪肉が目玉のバーベキュー、猪肉嫌いには豚肉なども用意していたが、この猪肉はクセが無くて食べやすいんですよ、豚などよりも脂が少なくてヘルシー、多少は硬めだけれど結構イケますよ。やはりバーベキューにはビールがということになって、この日ばかりは帰りの運転は女房に任せて食って飲んでで腹いっぱいになってしまった。
猪肉のバーベキュー
午後も遅くなると海水浴などの観光客に木更津アウトレットからの帰り客も加わって、アクアラインに入るまでの一般道から混むんじゃないかという心配があって、2時ちょうどで我々は切り上げることに。すぐ近くの菜の花豆腐でおぼろ豆腐などを買ってからみんなみの里で預けてあった干物やアジのサンガを受け取って、地元スーパーでは房州近海物の鮮魚なども毎度のことながら買込んで、あとは一目散にアクアラインまで。潮干狩りの時はアクアライン手前の一般道に横から入ってくる潮干狩りからの帰り車が多かったから特に渋滞していたが、今回はその渋滞は無くてアクアラインもそれほどではなくてヤレヤレと、このくらいなら運転がヘタクソな女房でも大丈夫だったよね。
菜の花豆腐
房州近海物は青シール
カツオとタコのコーナーにも青シルが
夕食は鴨川で買ってきたものがズラリと並んで、刺身では地物というタコが殊の外旨かったし、枝豆も葉付きのものを家でもいでというのは鮮度が良くて美味しいですな。当然にこの料理には日本酒が進んじゃうねぇ、昼のアルコールは既に飛んじゃってもいたしで。
刺身はアジ、カツオ、タコ