今年は10月までは暖かくて軽井沢などでも紅葉は11月初めが盛りという遅い秋だったのが、そのあとは急に寒くなってきて信州からはあまり遅れることなく南関東でも木々が色付いてきたのは珍しいのではと思われるが。何か秋がすっ飛んでしまったような気温変化で、ゆっくり秋めくということが無かったようなもう紅葉の最終段階だが、我家の利用駅の東横線日吉駅の真正面には慶応大学日吉校舎の立派なイチョウ並木があって、ここだけが何故か周辺のイチョウよりも紅葉が遅めで最近になってやっと黄色くなってきたところ、冒頭写真は数日前の写真であるが、まだこの状況のままで完全な色付きにはなっていない、イチョウも集団になると元気が続くのかね。
そんな季節変化となった今年の我家の庭では前々から咲いていたホトトギスがまだいくつか花を付けているが流石に終わりかけとなって、そこに新しく咲き出したのが冬の花のツワブキで、ほかには草花は無くなって樹木ではサザンカが蕾を膨らませてきているぐらい。これからの冬場は庭は当分お休みで、玄関先の鉢植えや室内での園芸品種の花が目を楽しませてくれることになる。
その玄関先の大きい鉢で年二回に分けて植えている園芸花壇では夏場の花はみすぼらしくなってしまって、11月半ばには全部抜いて土を日光消毒していたが、この前のJAまつりで買ったものやその他で購入した花苗をやっとのことで11月下旬に入って植込むことができた。最近はやや手抜きをして鉢一杯には植込まないでスペースを明けるようにしている、これだと春まではやや寂しいかもしれないけれど、来春も暖かくなってくれば一気に株が大きくなってこの位がちょうどいいんですよ。
陶芸教室で最近になって焼き上がってきたのが織部釉の作品、織部釉は酸化焼成のためにほかの多くの釉薬の還元焼成のものとは別に焼くため、皆さんから数が揃うまでに時間が掛かって、これらはこの前の志野釉と同じ時期に釉掛けしたのが二ヶ月遅れで出来あがってきた。手前の大き目の変形皿はお手本があって写しとして造ったもの、かなり雰囲気は似た物に仕上がった。ぐい呑のほうは鉄絵の釉が薄かったようで、特に右側のものは格子模様を入れたのにほとんど出ていない、釉薬遣い塗った際の濃さがイマイチ把握できなくて、失敗しては次はドブ漬時間を長くしたりもっとタップリ塗るか二度塗りするかと、試行錯誤でやてはいるけれど釉掛け後に見た目だけでは分からないというのが困る、何かいい指標というものが無いんでしょうかね。
この皿には把手を用意しないといけないんで、蔓で編んだものをこれから何処かで見つけないと。
オマケとして今朝の犬の散歩中に見えた富士山の写真を、昨日の雨が上がって空気が澄んだからか美しい姿がややピンクの染まっていて、巷には大震災の影響で噴火があるかもなんていう説が流れているらしいが、この見事な容姿はこのままであって欲しいよね。北日本では真冬でも珍しいぐらいの寒波と発達した低気圧による大荒れの天気だそうだが、関東でも冷え込んでもう冬本番に入ったみたいで、これから3月半ば過ぎまでは冬籠り感覚で過ごすことになりますな。