ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

信州の山荘小屋、建替えの記 S(最終)  竣工感謝の宴

2010-09-07 08:42:49 | 信州日記
 7月の海の日の3連休を絡めてまたまた軽井沢へ、今回は古民家を譲ってくれた上田のご夫婦と工務店の社長以下職人さんや設備、電気の親方を新築なった小屋にお迎えして、感謝のパーティーまがいの食事会を催そうという次第。
 事前に17日の日曜日開催という約束で、土曜の朝に横浜の料理屋が仕入れする鶴見近くの生麦の市場に出かけて、北金という店でヒラメ、カンパチ、マグロを買込み、その他諸々の食材や調味料そしてワインを何本か積込んで10時前に出発。さすがに3連休の初日で車が混みあい環八の脇抜道を走れどもかなり時間がかかり、やっと関越に乗ればこちらも高坂SEから20km弱の渋滞に、川越で降りてサイボクで豚肉を買いに寄道、昼を食べてから鶴ヶ島で高速に乗れば、やっとのことに午後には渋滞解消、松井田でまたまた降りて農産物直売所でも野菜類を買込んでバイパスで峠を越えれば、今度は軽井沢から帰る車の行列を横目に、72ゴルフ場途中を左折して我が小屋にたどりつく。
 荷物を降ろし整理して一息つけば、女房は明日のメニューを再確認して、さらに残りの食材を買うためツルヤに行く。別荘族も御用達のスーパーツルヤは、5時過ぎというのにこの日ばかりはさすがに芋を洗うような買物客の人!人!、店員はまだドンドン品物を補充するという大繁盛、今年一番の売上ではないでしょうかね。この日は出来合いを中心に晩飯を簡単に済まして、明日のためと早々と床に付く。
 翌朝は早くから起きだし、女房は張切って仕込みを始める。イタリアン中心のメニューに我家の定番料理やスペイン料理も加え、酒はワインにビールに貰い物のギリシャのブランデーや日本酒、焼酎を用意。横浜の我家で毎年桜の季節に、会社の仲間や後輩たちとワインと料理で盛上る会をやっていたので大体の段取りは掴んでいるから、それより遅めの午後3時からの食事は時間タップリで、順調に整える女房。僕は生麦で買った魚を刺身や薄造りにすれば、あとはお任せで楽チンを決込む。冷たい料理は仕上げまで、暖かいものは仕込まで完了、最後の家の中の掃除も済んで赤ワインも開栓して待つこと暫し、車2台で客人の到着となった。
          キッチン前の小上がりも使えて
 しかし肝心の旧持主ご夫婦の姿がなくて、何でも2日前に庭で脚立から落ちて骨折してしまったんだと。これは残念でした、せっかくこんなにいい家に生れ変った姿を見てもらいたかったのに、でも仕様がありません、もう一回小人数の宴会(これは後日もう一回こじんまりと旧持主夫婦、社長夫婦、造作の親方とで昼の宴会を)をやりましょうかなどと社長と話し、女性は奥さんと娘さんにもう一人運転役の親子の4人、男性は社長とその配下の3人に設備と電気の責任者で6人と、総勢は10人が3つの輪を作って、まずは僕の感謝の言葉と乾杯の音頭でまずはビールで始まり始まり。やはりこういう料理はワインがと勧めれば、皆さんこんな料理は初めて食べるけど美味しい、しワインが合うのが分かるなどと、さらにワインてこんなに味わいに違いがあるんだと、ワイワイガヤガヤと和やかに、次々に出てきた料理を取分けていく。社長や電気の親方と、こちらで長く暮らすとなると渓流釣の手ほどきや山菜やマツタケ狩などやる時には誘ってなどと、意気投合して盛上る。途中一服タバコが欲しくなった男連中の喫煙場所となったウッドデッキ、こういう使い方もいいですねぇ。
           デッキでの宴会もいいものだ
 ただ一人の小さな小学生の社長のお嬢さんも、ワンちゃんがいるので楽しそうで良かったね。奥さんは運転役で飲めないけど味見だけと5種類のワインをテーストして、オーストラリア産が一番美味しいと、これは全員が一致しましたね。女性陣にはチーズケーキのデザートも女房が用意していましたよ。大いに食べて飲んでで約3時間を愉快に過ごし、最後は僕はもうかなり酩酊状態で皆さんをお見送り、直後にはバタンと寝てしまう有様。奥方さま、後はよろしくご苦労様ということになってしまった。でもこれでひとまず区切りがつきましたね。
            ワンちゃんも愛嬌を振りまいて
 
それで宴会がお開きになって皆さんを見送ったあとで建物の夜景を写したのが冒頭写真、全くの新築とは違って既に風格があるなぁと。

<追記>
 その後5年間の夏を中心にここで過しているが実に快適、今までは軽井沢に来てもあちこちと出かけたものが、このところはゆっくりと動かずに過すことが多くなった、まぁ歳をとったこともあるけどね。天井の高い大きな居間と地面よりかなり高いデッキが繋がって、いかにも贅沢な空間が居心地がいいし、古民家だから落ち着いた雰囲気が素晴しい。
           5年後現在の使い勝手
 さすがに冬場には来るようなことはまだないものの、4月末や10月末などは最低気温が氷点下の下がる軽井沢でも、床暖が入っているから苦にならないし、寝室などは天井高がやや低いから横浜よりは暖かいぐらいだ。それと植え込んだ木々も馴染んできたし、地植えした山野草なども毎年花をつけてくれるようになり、ちょっとばかりの芝生も一度はひどい台風で泥を被ってしまいダメにしたが、野芝と西洋芝の混植でかなりいい感じに緑になったしで、庭もそれなりに完成。ほかにも小さい一畝の家庭菜園などもやるようになって、夏場の長期滞在を中心にほぼ5月から10月は度々の軽井沢暮らしを送る、まさに老年バンザイだね。
           芝生も馴染んで

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