
前回は配置場所ごとの全容をアップしましたが、その中でも僕が選んだものやちょっとばかり古いものや郷土民芸品等からいくつか取り上げて、手に入れたいきさつやそれぞれにまつわる雑学的アレコレなどのコメント加えて今回はアップします、冒頭写真は前回と同じものの部分拡大となっております。
前回の冒頭の吊るし雛の部分ですがいろいろなもので構成されています、日本三大吊るし雛は柳川、酒田、南伊豆で柳川ではさげもんと言うそうですが、それぞれの造形には女の子に対する意味がこめられているとか、女房はこれを作りながら教わったかどうか、もうそんなことは忘れているでしょうね。
次は庄内地方の土人形だと思います、雌びなの髪の毛は人毛を張り付けているのでかなり古いもの、これは温海温泉朝市の骨董屋から教わりましたが、その名物爺さんももう亡くなって久しいことに、今の朝市は寂しいことになっているようです。
このお内裏様はその温海温泉朝市の骨董屋で買ったもので酒田の鵜渡川原人形とか、こちらの方がやや端正な姿ながら、お姫様の首が少し傾げた形になってしまったのが逆に微笑ましいと。
これも土人形ですが横手の樋渡人形店による中山人形の現代ものです、といってもこれも20年以上前に購入したもので今の先代の手になるものと思います、やはり今の職人によるものは細かい絵付なのと色彩も鮮やかでまだ新品みたい、古いものと比べての良し悪しは人それぞれの好みの問題じゃないかな。
階段箪笥の上段の方に飾られたものをいくつか、一番上は松本のベラミ人形店の押絵雛、押絵雛は大分の日田でも盛んなのを見たが松本でも七夕人形とともに紙を使った伝統工芸という、次に下の段では向かって右から鹿児島のゑびな、倉吉の流し雛、松江の一刀彫の稲田姫神像に、手前は遠刈田温泉にある蔵王こけし館のこけし雛と大内塗の2セット、旅先や骨董市やヒョンなところでなどとそれぞれに思い出があります。
こちらも旅先や骨董市で、向かって右から春日一刀彫の高砂、大原の月の砂漠館で見つけたサザエを台にしたところが面白いなと、そして常滑焼のお雛様、いずれも手ごろな大きさのものばかり、また後ろの和紙の雛飾りは場所をとらないので重宝します、安いしいろいろな絵柄があるので買い求めておいてもいいものですね。
このミニの段飾りは女房が子供と時に買ってもらったものとか、ということは半世紀以上前のものでケースなどは傷んできていますが、大きな段飾りよりも今様に使い勝手がいいんじゃないかなと。
最後は奥に置いたままの市松人形です、大きめでこれを出してくる場所に困るし、出すのと仕舞うのが手間なのでそのまま鎮座させたままです、今はこれも使わなくなったピアノの上に。