二日目の宿は村上の海岸沿いにある瀬波温泉で夕映えの宿を宣伝文句にする汐美荘、このあたりには岩船港鮮魚センターで買物するためにもう何回か通っていて、この宿も車で走りながら見て立派なホテル風だなぁと、というのも瀬波温泉には大昔一度だけ中規模旅館に泊まったことがあってその宿はもう廃業したみたい、自前で止まるとなると大型の宿は避けるのが常で、ツアーでないとこういうところにはまず泊まりません。温泉はここも石油掘削で出てきたもの、確かやや石油臭い感じがあったような。
この宿はすべてが日本海に面してという設計の建物ですね、その向きがやや西側向きとなっているから、夕陽が何も遮るものなく海の水平線まで沈むのが見えるというわけだ。到着したのは4時ごろで、雲は多かったもののその隙間から太陽が輝いていたが、予報では曇りということだったから運が良ければぐらい、沈むところは見られそうもないだろうと日没時間は気にしないで温泉に徹しようと。
海際の温泉で泉質はやはりナトリウム-塩化物泉であるが、以前はやや石油臭さがあったと思ったが今回は全く感じない、一通り大浴槽とサウナと露天風呂を使った後は、源泉掛け流しという戸外の小さな浴槽で長湯する、夕日はやっぱり下の厚い雲の中では見えないようです。
2Fロビーの前が日本海
ここのロビーにも雛飾りがお体裁程度に
客室
到着した4時過ぎにはまだ太陽が見えたが
この宿の売りの夕陽の時間は空振りに、低い場所には厚い雲があって見えませんでした
1Fの海側は温泉浴槽が並ぶ、湯に浸かりながら夕陽を眺めるのが売り
温泉分析書
夕食は2Fのレストランで海の幸中心に、テーブル席に並べられたものものだけでも品数があってもう十分過ぎるほど、中では殻付きの蟹は食べずらく片づけるのに手間がかかるから中身だけにしてほしかったかな。ほかにも自由にどうぞというお福分けという料理が別テーブルにバイキング形式であったが、その料理やフルーツデザート類までは食べられない、せいぜい汁ものを少し食べただけだがこれは普通は最後に供してくれるものじゃないかと、年寄り向けにこういうところは工夫もしてもらったらもっとよかったのにね。
夕食膳
お品書き
この太洋盛生酒は美味しい 香の物は山形のおみ漬け
氷頭生酢 鮭焼き付け
造里
ズワイ蟹
村上名物の酒びたし
岩船麩旨煮 もずく茶碗蒸し
鯛・大根鍋
柳鰈塩焼き
白米の釜飯 お福分けの味噌汁を少しだけ
翌朝も起きてみたらうっすりと雪景色で微妙な季節なんですねぇ、昼間は晴れそうというのでこの雪景色は逆に儲けものだったかもしれませんね。早起きして朝風呂もジックリと浸かって、一服してからの朝食はやはりバイキング形式、でもここの料理では小鉢でいろいろな海の幸の小料理があるのがいい、やはり日本海では魚が食べたいものね、最後は新潟では有名なヤスダヨーグルトで、こういう地元食材に拘ってくれるのは大いに評価しますよ。
砂浜の上が白く
朝食膳
ヤスダヨーグルトなどを