ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

温泉は法師、春日温泉と泊まって軽井沢の山荘を開ける準備に 2/6 法師温泉 2013.4.11(木)~13(土)

2013-04-24 15:23:22 | 旅日記

 猿ヶ京温泉を抜けてやや三国峠方面に登ってから左手一本道に入っていけば、その行き止まりにある一軒宿の法師温泉長寿館には3時ちょうどに到着したら既に10台ほどが駐車していて、どれも泊り客の車らしく皆さん早目にやってくるもんだと、とにかく温泉好きならなるべく上等の湯をタップリと楽しみたいということだろうと、同類でもある僕は推察してしまう。

 とにかくこの温泉宿では浴槽の下から、プクプクと気泡と共に湧出するぬるめの温泉でジックリ長湯で温まるのが一番なのだ。また有形文化財に登録されている本館と法師の湯の建屋からも、いかにも日本の古き良き宿の風情を感じさせてくれて、秘湯ムードと相俟って人気があり、食事も美味しいしトイレなどの設備はウォシュレットと快適になっているのも丸印で、外人客も毎回見られるという宿なのですよ。 玄関を入れば冒頭写真のような重厚な空間が迎えてくれて、下足番がいるなんて外人さんや若い人にはビックリでしょう。但し洗髪などは男女時間制の一番新しい玉城乃湯でしか出来ないのとカランが少ないこと、さらに寒い時期は浴室の空間が大き過ぎて肌寒さを我慢しながらという唯一の難点はあるんだけれど。

                        長寿館入口

                        本館玄関に続く間と奥に囲炉裏部屋

                        本館廊下にはこの宿を有名にしたフルムーンポスターが

 浴室はJRフルムーンポスターで有名になった混浴が基本の法師乃湯、男女別時間制の新しい玉城乃湯、小さ目で女性専用の長寿乃湯の三つが本館奥、敷地内を流れる渓流沿いにあって、当然にまずは混浴の法師乃湯に。この日は満室ではないようで浴槽には数人だけ、早々と入浴の皆さんはやはりジックリと、僕はこの湯には1時間半ほどは浸かることにしているのだ。その終わりごろにやっと数人のグループと外人客が二人入っていて、川側の湯温が低い浴槽に浸かった老人ばかりのグループ客はぬるくて寒いなどと、初めてらしいからと1℃ちょっと高い湯温の浴槽を教えてやったらそちらに移って、このくらいならまぁ暖かいなどと言いながら少しで上がって行ってしまって、折角の湯が勿体ないことですなぁ。むしろ外人さんの方がユックリと湯を楽しんでいたようですぞ、ここは熱湯自慢の偏屈は来るべきじゃないですな。この日は新潟側は雪という予報があったが窓の外にはチラホラと白いモノがちらつき出したようで、ぜひともユックリと暖まりましょうや。

                        川沿い右側奥へと温泉が連なる、一番手前が長寿乃湯

                        宿の奥から見た、左一番手前は玉城乃湯

 泉質はメインがカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉で、法師乃湯では浴槽温度が39.5~42℃という表示があったが実際はもっと低めだと思う。何でも川側からの源泉は浴槽の下からの自然湧出で、注ぎ口からの湯はやや高めの反対側の山側で湧くものを引き入れているということだ。無色透明の奇麗な湯で、濁り湯とはまた違ってサラリとした優しい湯だ。

                        法師乃湯は1時間51分で入れ代る湧出量とある

                        長寿乃湯は37分で入れ代り、その分法師よりもやや湯温は高いとか

                        玉城乃湯はに二種類の混合の湯

                        玉城の露天は泉温27.8℃の単純泉

 食事は安い料金だと食事処でとなっていて部屋食ではないが、畳では足がという向きにはこちらの方が椅子席だから楽でしょう。テーブル席には卓上燃料コンロの鍋物が二つと酢物と漬物だけが用意されていて、そのほかの暖かいものは順次出てくるというように、山奥の宿でも丁寧な食事内容には宿の風格を感じさせる。毎回のことだが一品だけ洋風にアレンジしたものが加わるのも工夫があっていいかと、今回はスッポンのお澄ましは出なかったがまずは美味しく頂いて、やはり最期のご飯までは食べきれないということとなった。満腹となった食後すぐの風呂はよくないからということもあるけれど、また明日早起きしてジックリ浸かればいいからと、毎度のことながら早々と寝てしまう。

                      夕食の膳                     

                     

                        酢物では鮭の氷頭が美味しい                 上州もち豚のしゃぶしゃぶ

                

                             イワナ塩焼きは定番ですな                洋風を折衷した骨付き鶏肉のトマト煮

                  

                        天ぷらには山菜と鯉煎餅が                つくねと山菜の鍋は汁が美味しい

 翌朝も5時起きで法師乃湯に一番乗りで、昨夜の雪は地面では見えないが屋根や林床は少し白化粧しているのが良い風情と、またも1時間半も浸かりっ放しに、シミジミと山のいで湯はいいもんだなぁという気分を味わう。朝の7時までは玉城乃湯が男性専用の時間帯となっているから、カランの洗い場があるそちらに入る連中が多いらしく僕が入っている間に入ってきたのはもう二人だけ、女性が混浴に挑戦してみようというならこの時間帯がいいですぞ。夜の8時から2時間の女性専用時間があるものの、この宿は日本の混浴の美習を守りたいということでか浴槽脇の棚を着替えに使うことも勧める貼紙があって、脱いですぐ湯に入れるからタオル着用禁止であっても何回かこの宿にとまったことがある女性は混浴を楽しんじゃう人もかなりいて、僕は金髪美人と同じ浴槽内で二人して浴槽中央の丸太を枕に寝そべっていたこともあるんですよ。

 朝食は7時半から食べられるようになっていて、これは朝一番の町営のバスが9時出発だからその利用客のことを考えているんでしょう。朝もここの食事は品数豊富でご飯は昨夜分もと必ず二杯になってしまう。特にギンダラ西京漬けとシジミの山椒煮が美味しい、ナメコの味噌汁も風味があって、でも塩分過多になるかな。

                     朝食の膳

                 

                     シジミ山椒煮                 温泉玉子                       サラダ

                    

                         ギンダラの西京漬けは自家製みたい        食べ終わった残骸ながら鮭と野菜の蒸し物

                           御飯と味噌汁

                     屋根には昨夜の雪が残って


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