この前に苔玉作りを教えてくれたグループが正月用の注連縄飾りの講習も同じ地区センターでやるというので、女房と二人で参加して結構見栄えのする飾りを二つ作ってくることができて、結婚し立てで近くのアパートに別居している息子にその一つをやろうかと。いずれは戻るつもりはあるらしいから、同居でもしたら二つは要らなくなるが、そうなればもっと嬉しいけどね。
こういう講習会はボランティアが教えてくれるし施設費も不要だから材料の実費だけ、これには参加しない手は無いと、女房は来年も講習があるなら参加すると言っていたが参加できない場合も考えて以下に手順の備忘録を。冒頭写真は講習会会場の前に掛けられてあった完成見本の写真である。
材料の揃え中で手前には乾燥稲藁、奥が飾り物
本体になるなうための藁は湿らして別途ビニールに包んで用意してあった
下は組み合わたものを短時間で接着固定するための接着剤ホットメルトガン
無くても形状保持を工夫してやれば通常の接着剤でも出来そうだがあると便利
注連縄づくりの最初は藁の3分割から、横綱の綱と同じ3本での正式な絞め方でなうんだそうだ
元を掴むのと3本を同時になうから4本の手が必要で、二人一組での作業になる
3本それぞれを時計回りに撚りながら、一番右側のものを手前の上を越えて左にもっていく
この繰り返しで末端手前の適当な長さまで作る
輪にするのは先端の方を上にして丸く整えて
固定クリップは1本か2本で、上部の水平部分を跳ね上げたいなら固定度が低い1本にする
このあとに水平部分を輪の直径に合わせて切り揃え、本体の毛羽立ったものも切ってきれいに
クリップは緊結部の先2mmほど残して切断
縦に吊り下げる乾燥藁と合わせる稲穂に丸玉の飾りとの長さを調整をする
上の長さ調整ができたらホットメルトガンで稲穂の最上部付近で両者を接着
注連縄の輪と吊り下げ部材の全体の形を調整
上の調整が済んだら組み合わせた上部で細い針金で結びつける
この写真ではクリップの余分をを切り忘れていた
注連縄を玄関ドアなどに吊り下げ飾るための縄も針金同様に襷掛けで縛り付けておく
松ぽっくりの底部分に針金を回し差し込んでおく
松ぽっくりを枝に針金で結ぶ
最初に上の松を取り付け、そのあと注連縄との間にその他の飾りを配して見栄えを図る
植物は笹のみでこれはすぐ枯れるから目立たなくなることを考慮して
千両とボタンは造花、これに来年の干支の龍の凧、謹賀新年の札、矢羽と扇の縁起物で
配置が決まったら要所をホットメルトガンで接着して、固まらないうちに形を再度整えたら完成
僕の方
女房の方
完成後に飾り方の講釈があって飾りつける日付は28日か30日にと、31日だと一日飾りと昔から嫌われるのは聞いていたが29日もゴロ合せで二重に苦があると避けるということだ。そしてクリスマス飾りみたいに何年も使いまわさずに正月過ぎのドント焼で燃やすようにと、くれぐれもゴミでということが無いようにと念を押されたが、今時ドント焼をやっているところは少ないからどうしたもんだろう。注連縄は燃やすがそれに差し込んだ飾り類だけは残すのはかまわないと、そのあと室内飾りにしてもいいんだそうだ。その飾りつけるものを地味にすれば自前でもできそうだね。