木島平のスキーゲレンデに隣接するオーベルジュ・グルービーに久しぶりに泊まってきた。実に愉快な大阪から移住の親父さんがオーナーシェフで信州牛ステーキが自慢、以前は毎年のように訪ねていたのだが老人問題や山荘を建て替えたこともあって信州のお泊りはここ数年は軽井沢オンリー、あちら方面の一泊以上の旅行は秋山郷も含めてかなりご無沙汰だった。行き帰りを軽井沢経由にすれば北信濃は楽ちん旅、それと犬を始めて車に一泊させるのにもいいロケーションということもあってワン公達もチャレンジと。さらに女房の誕生日祝いも兼ねちゃって。
第一日目の前編 2009.7.9(木)
朝9時過ぎとゆっくりの出発で、一般道を菅平越えで須坂経由小布施には1時間半ちょっとで到着。もうこの辺りは何回も着ているから特に寄りたいところもないのだけれど、ここで昼飯と。まだ11時前だったので小雨の降るなか、新しい店などできたかななどと物見遊山がてら観光主要集結エリアをしばし散策。この町には軽井沢に出店していた竹風堂の宣伝兼観光案内パンフレットでちょっと面白そうと訪ねたのはもう30年以上前でまだひっそりとした土地といった印象、その後にも何回か来ているがドンドン良くなって、懐かしい古民家を集約させ和風モダンの雰囲気も加えた修景を今も拡大続けている姿勢とそれを目に見える形に上手く演出しているのがご立派の一語に尽きる。観光客もそれに比例して多くなっているしね、これらをプロデュースしたという枡一酒造副社長の美人の女性外人はTVでもとりあげられ有名です。それと自宅の庭園を一般開放するウエルカムトゥ マイガーデン運動も定着、やはり栗の小径(冒頭写真)とかやましち山野草店から桜井感甘精堂に続く庭園は必ず巡るコース。この時期は咲いている山野草は少ないものの販売物の鉢植えはさらに品種が増えているから、お好きな人はたまらんね。裏手のしもた家には新たに山野草の寺子屋教室の看板も掲げられていたぞ。桜井甘精堂の庭園の一角にある無料の栗の木美術館ではこの日は絵画ではなく須坂の女性テキスタイル作家の作品展と販売があって、目ざとく見つけた女房はこちらもタマランとショ-ル風上掛けを早速お買上げ、なんでもこういう手編み手作りものでは格安だったそうだ。まぁ誕生日祝いで自分のお小遣いで買うんだからいいでしょう、僕の小遣いは少ないからね。
昼は久しぶりに栗お強をと竹風堂2Fの食事処で、山菜定食1050円也を食べる。他にもしゃれた和洋の店がいくつかあるのだが、やや観光地値段になってきているのがいけません、これは是非改善してください。平日でも観光客はソコソコに居て、皆さん何かは買っているのだからやはり食事ぐらいリーズナブルにお願いします。地元の人に美味しいところは聞いたら鈴花という和食の店をあげていたから次はそちらにしようかな。
次は宿に行く前に温泉に入っていこうということで、中野市の郊外で眺めの良い高台にある間山温泉ぽんぽこの湯に向う。小布施からは走行距離は少なくすぐに到着、公営温泉手前には吟という日本料理店があって地元TVの料理指導番組にも出演する料理人だそうで、小布施で食べなければこちらも選択肢になるかな、でも今晩はご馳走だから軽めが正解だったでしょう。日帰入浴料はさすがに100円値上りしていて350円となっていたが、サウナや露天風呂があって眺めのよい温泉としてはそれでも安い。これに比べると木島平の望郷の湯は500円なんて高くなっちゃったね。あちらは山並みの景色、こちらは町と田園の風景がメインという違いはあるものの、眺めの良さは甲乙つけがたいと思う。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩泉で無色透明な湯、それにしてもこの日のサウナは100℃を越えていて暑かったな。
この露天風呂は建物の屋根の下なので雨でも大丈夫である。