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昨年10月末から下痢や吐き気の症状を起こして、ずっと悪くなる一方だった我家の愛犬の病名が、数日前に注射したステロイド剤でやや効果がみられてもう少し探りをいれてみようということになって、昨日今日と様子を見て結果が出た。その病名はアジソン病だと判明、慢性副腎皮質機能低下症である。
今通院しているベテラン獣医もこの病気は頭の中にあったようだが、その症状には脈拍が遅くなるのにこの犬は多少遅いぐらいでハッキリしなかったみたいで、まず胃腸炎と骨髄の造血能力不良から様子をみたらしい。病名が特定できれば治療もできる可能性が出てきた。
これで今までの治療はご破算にして、まずは副腎皮質ホルモン注射を数回、そして薬に切り替えてこれからこの犬の一生を毎日飲ませなければならないということになるんだそうだ。その原因はどうもハッキリしないらしく、ストレスが引き金ともいうのだが、シェパードみたいな神経質な犬種に多いという話だ。そういえばこの犬は、今まで飼った中では一番性格が複雑で利口な面があった。食べ物など最初に見たものは慎重に鼻や口先でチェックしてから食べたし、散歩の途中でよく吠えられた家の前などは、その犬が死んだらしく居なくなってもその前をいつまでも用心して通っていたものだ。
もう三ヶ月近く食べないし、水以外は飲まないしで痩せてしまって、これからも暫くはある程度回復するまで徐々にしか良くならないだろう。でもここまで生き延びたんだから頑張ってもらわないとね。ほかにも2月で15歳になる父親の老犬もいて、そちらもかなり弱弱しくなってきて冬場は特に喘息気味になって手がかり、僧房弁閉鎖不全症だそうだ。まだ当分は他人に犬を任せて旅行に行くことは出来そうもない。
冒頭写真は庭の枝垂梅が花を付け始めたばかりの姿、春になったら病気が治っているように頑張れよと、そんな気持ちが伝わってほしいものだ。
ということで以前のホームページの目次にはあるものの、本文はまだ入れてなくて多少は旅行記として書いてあるものがあるので、やや古い記録で写真なども少ないがこちらのブログに再構成して載せてみようかなと。