ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

先月に続いてまたも鎌倉に、雛めぐりは二日続けて

2013-02-12 17:25:18 | 街めぐり

 先月にも和風キルトの展示を見に来た北鎌倉古民家ミュージアムでは、今度はおひなさまと吊し飾り展(冒頭写真はそのポスター)なるものをやっているというので、まだ半月しか経っていないがまた鎌倉に散策を兼ねて出向くことに。雛飾りはついこの前には目黒雅叙園の百段雛まつりを見物した直後なんだけど続けてということで、この時期の女房は俄然こういう催しにはハッスルしますねぇ。我家の中だっていろいろと飾り立てているのだが、それらはまたあとでアップするつもり。上巳の節句が過ぎれば暖かくなってきてくれるという、その願いもあっての催しと僕は勝手に思い込んでいるが、各地で毎年益々と盛んになってきているようで、クリスマスやバレンタインなどよりシミジミとしていい日本の行事じゃないですかね。

 北鎌倉駅は無人駅に近いような田舎駅なのにホームだけは長いという、こういう駅は首都圏では珍しいんじゃないですかね、人だけが渡れる踏切も懐かしいような風景を見つつ円覚寺を通り過ぎて北鎌倉古民家ミュージアムに。

                        北鎌倉駅付近

 先月はミュージアムの庭には花は見られなかったが、2月も半ばになれば梅や水仙が咲き出してきていて、この庭の造りなどから推測するに山野草なども植込んでありそうで、来月になればそれらの花も見られるかも。受付で入場料を払って中に入ればまずギャラリーショップがあって、今回は銀の針工房の縮緬細工の展示があってこれらは写真撮影不可だということであったが、女房はこれらの作品のレベルは高いとイタク感心していたが、それらより簡単な造りのものは販売もしていた。

 館内は吊し飾りが吹き抜け空間などにズラリと吊り下げられて豪華に見える、壁際には享保雛から昭和までの段飾りが展示されているほか、五節句の説明に関する展示もあった。

                        ミュージアムの庭

 そういう説明の中で毎回見てもすぐ忘れてしまう雛の歴史というか系譜というものの説明に関して今回も説明書きがあって、以前に見た物を含めてそれらの説明書きを自分の備忘録としてここに残しておくこととする。

 まずは吊るし雛の由来から、吊るし飾り自体は江戸時代からということであるが。

                           

 立雛から江戸前期に座雛が生まれてからの雛人形の系譜が以下に。

                    真壁で見た雛人形の流れの説明

                               

                  

                  

 この展示会で館長らしい人が、関西と関東でお内裏様の左右が逆なんですかと聞く女性に説明している話を聞いていて、一つ利口になりましたよ。この左右の問題は昭和天皇のご成婚写真でそれまでの左優位の左右とは逆になったのは知ってはいたが、その理由は欧米では女性を守るために右手を自由に使えるようにと男性の左手側に女性を伴ったということで、この時から西洋風に倣ったものだとか。それと三人官女の中央だけが既婚者で左右の二人は未婚者なんだそうで、これは初めて知った。中央の女性だけが手慣れて踊りなどもしているが、未熟な未婚者はお酌ぐらいしていなさいという姿だそうで、衣装を見ても中央だけが留袖で、左右は振袖なんだそうだ。確かにここに展示の段飾りは時代別に左右の配置を守っていたが、三人官女の衣装はその通りであった。

 おりしも北鎌倉の商店街では4月初めまでの期間を吊るし飾りで客を迎える吊るし飾りのある街という催しをやっているというので、戻って踏切を渡って表通り側を歩くことにしたが、こちらを通るとちょっとばかりコジャレタ店があるから女房はいくつかに沈没、でも買うのは我慢と見るだけとは結構でした。吊るし飾りのほうはミュージアムのもを見ちゃうとそれ以上の飾りはないからと、サラッと見るだけで鎌倉の中心部に向かうことに、この催しはまだ始まってから日が浅いらしくまだ中身がまだ伴っていないみたいですな。

                        表にはミニチュア吊るし飾りが

                        巨福呂洞門

 北鎌倉でやや時間をとったものだから昼は遅くなって、午後1時半ぐらいにこの前と同じく将元に直行したら、この時間になれば席は空いていて客は我々を含めて4組だけ、その皆さんは常連みたいでしたね。この日はメインはシマガツオのフライの餡かけで副菜はキクラゲと糸こんにゃくと野菜などの炒め煮、それに豆腐の肉みそ餡の小鉢と品数は毎回同じ構成ながら、ほとんどいつも内容が違うのがいい。女房はこの副菜がヘルシーだと、早速にも家で真似て作ると宣言していた。

                        将元

                        日替りランチ

 今回は小町通りはブラブラ歩きしただけでほとんど素通り、あとは即売所で鎌倉野菜を買おうとしたら日程表には2班がやっているはずなのにもぬけの殻で、寒くて野菜の生育が悪いというから既に売り切れて店仕舞したものか。そのあとはスーパー鎌万に廻って今晩の魚を中心に買物し、女房は鎌倉小川軒でレーズンウィッチを買込んで、一匹で留守番しているゴン太をあまりにも長時間では可哀そうと帰って来た。

                        小町通り駅側入口

                        2時過ぎでガランとした即売所

                

                            刺身類と干物などを買って                 夕食には全部はやや多過ぎたが


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