ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

越中・加賀・越前と三つの焼物を巡るツアー 2020.1.29(水)~30(木) 1/3 越中瀬戸焼と五箇山

2020-02-11 10:09:11 | 旅日記

 焼物巡りの団体ツアーはこれまでに佐賀そして常滑美濃信楽伊賀に、今回の越中加賀越前で3回目となります、いずれもこれまでにも個人で行ったことがあったものの、六古窯としては越前だけは未訪問だったのと、越中瀬戸焼なるものは知らなかったこともあって参加することに、この冬は暖冬で雪景色は見られなかったものの動き回るには好都合でしたね。

 羽田集合が7時5分ということで始発から2番目の電車で横浜駅に、リムジンで羽田の第2ターミナルまでは家からは1時間半ほどで、指定時間よりは30分以上前に到着、何があるか分からないからまぁこのくらいの余裕をもってというのはいつものことです。

                   5:13の電車で

                早めに手荷物検査を受けて搭乗待合室に

                昨夜からの雨が上がってきた

 目的地の日本海側の天気は雨という、太平洋側も止んだ直後で飛行機は雲の海の上を、それが富士山だけは雲の上に姿を現しておりました、またアルプスの高峰が見えた場所も。

                 富士山が左手の窓から

                 

                 アルプスも少しだけ見えた

 1時間のフライトで予定通りに富山空港に、ここは川沿いが滑走路になっていたと思う、この空港はANAだけが使用しているんですね。

                 富山空港に

                 ここからはバスに乗り換えて

 心配していた雨は小降りぐらい、北陸自動車道から東海北陸自動車道で最初の目的地は五箇山の菅沼合掌集落となっておりました、これは焼物とは関係ありません、後からの感想ですがこれよりも焼物だけにもっと時間をとってもらった方がよかったなと、合掌集落はもう何回も訪れていたので。

                道の駅城端でトイレタイム、ここでは雨は上がっていて雪は全くありません、遠くの山には雪が見えましたが

 菅沼合掌集落も今年は全く雪が積もらないそうです、この時期は雪景色の合掌集落を期待したいところですがアテが外れたという観光客も多いのではと、こちらにも中国からという数人を見かけましたが、新コロナウイルスがニュースで大々的に報じられるようになってきたところであったが、添乗員の話ではこの時期にこちら方面に来る中国人は台湾や中国でも南部からの人たちで雪が見たいからとか、それは残念でしたかね。

                 白川郷ほどではないが富山県側の合掌集落では一番の規模かな、こちらには20年以上も前に来たことがある

                    往きは歩いて集落に、展望できるところに案内図があった

                 雪は全くない

                 

                集落の北の方向を、庄川が流れていく

                 土産物などの店になっているところが多い、昔よりも観光地化しています

                 庄川に架かる橋

                 橋の先には宿泊用に新たに造った合掌造りの数棟がある合掌の里、この時期はヒッソリと

                   帰りはエレベーターで、このトンネルの中間にあって、これを利用して手早く観光するには便利ですね

 そのあとは近くにある道の駅上平ささら館でのお土産タイム、このツアーではお土産の買物場所はあまりないとか、我々は最後の空港だけでもいいからと、無料の甘酒だけ貰ったら周辺を少しだけ歩き回ることに、やはりこういう施設の立地場所は考えられていましたね、庄川沿いの眺めがいいところではありましたよ。

                 道の駅上平ささら館

                裏手には庄川沿いの眺めが

 また富山方面に戻っていってその先の立山町に、五箇山からは1時間半ほどで越中瀬戸焼の陶農館という施設に、この焼物はこれまで知りませんでしたが、ちょっと前に箱根駅伝の見物で日本橋に行った時に、富山のアンテナショップを覗いた時に展示されていてなかなかのお値段だなぁと、地味な感じの焼物と瀬戸焼という名称がどう繋がっているのかも興味があったのです。

                  呉羽SAでトイレタイム、団体ツアーではトイレタイムを多くとるけど少なくしたらと思います、このあと30分ほどで目的地だったものね

                 陶農館

 ここには4窯があって5人の作家がいるとか、そのなかの一人からは丁寧な説明が、ここは須恵器から1000年の歴史があるが、今のような器としては400年前に瀬戸から陶工を招いて始まったという、さらに分業が普通になっている今でも陶土から自前で掘って焼物にするまでというのがここの特徴だそうだ。4窯とも薪窯でそのうちの一つの登り窯も見物、でも買うとなると安い雑器物や小物となりますね、アンテナショップで見たのよりもいろいろな瀬戸風の焼物がありましたが、ケースに展示されたものはなかなかのお値段です。

                   パンフレット

                  

                 登り窯の窯元

                       登り窯は秋10月に炊くそうだ

                        箸置きだけを購入

 次は富山市の中心部にある富山城址公園に、そこまでのバスからは北の日本海側に街のビル群が遠望出来て北陸らしい風景だなぁと、城址公園には二回目となりますが今回はお城は眺めるだけ、佐藤記念美術館内の城が眺められるカフェで瀬戸焼でコーヒーをというのがツアーの企画で、二組に分けて喫茶と市役所の観光課の案内とを交代で。

                立山町から富山方面を

                富山城址公園

                 佐藤記念美術館

              

                 佐藤記念美術館パンフレット        中にあるお城が見えるカフェのチラシ

                 カフェから見えるお城

                     瀬戸焼のカップは3種類あったが 

                     名水で入れていると

                      名物という杢目羊羹と一緒に

                  カフェの奥には助庵という茶室が

                  

 我々の組はコーヒーのあとに市役所職員の案内で庁舎にある展望台に、ここまでは雲はあるものの幸いに雨は上がっていて、立山連峰の雄大な眺めだけは見られませんでしたが富山市街の360°の展望はなかなか。

                立派な石垣の出入口から外に

                     市役所庁舎

               鷹さ70mからの眺めを

               

                 天気が良ければこの写真のように立山連峰を見られたのだが

               

               先方に一つ高いビルは市庁舎よりも高くて抜かれたとか、インテックスのビルだそうだが武漢から第一陣の飛行機で帰った中で、ここの社員がインタビューを受けていましたね

 第一日目の最後の観光場所は半魂丹で有名な池田安兵衛商店、富山市内の観光場所としては定番ですね、昔ながらの丸薬作りの実演と体験ができますが、薬を買おうとしたら高いですねぇ、薬百層倍とはよく言ったもんだなと、我々は隣にあった物産館のほうに、富山は昆布と派手な蒲鉾が有名ですが今回はホタルイカや白エビの加工品が試食して美味しかったから。

                池田安兵衛商店

                       丸薬作りの実演を

                  搾りだして

                  丸めています

                隣に物産館が

                    富山のマンホール

 このあとは宿ではなく市内の寿司屋での食事に、団体ツアーでロイヤルホテルに宿泊するときには夕食はホテル以外にということが多いですね、今回も。

 第一日目の感想としては富山だったら今PRに力を入れているガラスや、市内にある民俗民芸村の土人形やどこかの越中和紙工房などを観光場所にしたらいいのにと、焼物好きは工芸好きでもあるのですから,また古九谷鑑賞だったら金沢城近くの美術館もありましたよね。

 


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