ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

豊川稲荷から式年遷宮の年のお伊勢さんに 2/6 第一日目後半 2013.1.23(水)~24(金)

2013-02-08 18:09:07 | 旅日記

 バスは豊橋を抜けて渥美半島に入れば田原町を中心に半島全体が田原市となっていて、まずは右手に三河湾が右手に見えるようになる。ここは幕末の文人画家として有名な渡辺崋山が家老を務めた藩があったところで、何かそれらしきはと道中では気に掛けてはいたのだが、小藩だったから中心部以外には何もないんでしょうかな、それらしき匂いは何処にも感じられなかった。

 豊川を出た時にはフェリーの時間が決まっていて第一日目の渥美半島菜の花まつりを二日目の帰りに回すかもということであったが、豊橋を無事に通り抜けられたので時間の余裕が出来て当初の予定通りに20分ほどの見物に。伊良湖崎は黒潮に乗って流れ着いたという椰子の実の歌が生まれた所だから黒潮の影響で菜の花の開花が早くて、1月中旬から菜の花まつりを開催しているということであったが、今年は12月からの厳寒が続いていてまだ開花したばかりで、背丈もまだ低いのが多いという状態で一部がやや咲き揃いだしたかなというぐらい、これは途中のバスで遊休地に咲いていた場所の方が見事だったと、早々に見終わってフェリーの向かうことに。このまつりは3月いっぱいまで開催というから時期をずらして咲かせるようにしていると思われるが、今年はまだこんな状態なら昨年はどうだったのか、昨年は3月まで寒かったから桜は遅かったけれど菜の花は12月から1月に気温が影響するだろうから、こういう一斉に咲く花の時期選びは難しいね。この菜の花畑自体は太平洋を間近にした場所にあるのだが、菜の花は見えても海は眺められないというロケーションが惜しい、バックに富士山とか海や川などがあるといい風景になるのにねぇ。

                        伊良湖崎の太平洋側

                        渥美半島菜の花まつり会場

                        先の方が少し咲き揃いだした程度

                                  アップで見れば

 伊勢湾フェリーに乗り込んだバスは我々のツアーの1台のみ、そのほかの乗用車も数台だけでガラ空き状態、平日で天気も悪いとクルージングを楽しむなんていう観光客は居ないだろうし、この逆方向なら名古屋手前の高速合流点の渋滞を避けられるというメリットもありそうだけど、こちらからだとそんなでもないだろうからねぇ。

                        ガラガラの船内

 フェリーに乗ってのクルージング時間は1時間ほど、運が良ければイルカが並走するということであったが、そんな幸運はめったには無いようで期待する方が無理というものか。景色の方も全くダメ、ドンヨリと曇って少し前からは小雨も時々なんていう天気は予報では全く無かったはず、この付近だけが悪天候になっちゃったのかねぇ。こういうフェリーは佐渡と鹿児島桜島に続いて3回目、クルージング時間からはこの位が適当だと思う、桜島はアッとという間だったし佐渡では長過ぎた、でも佐渡フェリーではカモメに餌付けしていて投げる餌を求めてずっと船に着いてきていて面白かったが、ここはそういうことをする人はいないみたいでカモメも遠くに見られるだけでしたね。寒いし眺めも悪いけど僕は時々は外に出てみたがほとんどの人は船内に籠りっきり、神島を過ぎると両側は海が広がり暫くすると鳥羽側の島が現れ、その間を進んで鳥羽港が目の前に(冒頭写真)現れればやはりホッとするもんだね。

 以下の写真をこのあとの帰りの晴れた時の写真と比べれば、以下に景色が違って見えることかと思いますね。

                        伊良湖港を出て

                        フェリー左舷から

 

                        神島を左舷に

                        鳥羽湾の島の間を進めばカキ棚が

                        鳥羽港に接近

                        フェリーの中からバスに乗り込んで

 事前の案内状には二日目にあった伊勢志摩パールロードは第一日目に済ましておいた方がお伊勢参りの時間がとれるからと、本日の宿までの道はそちらに遠回りして向かうことに。しかし曇り空では海の色や遠方への視界も悪くて、途中からは夕暮れとなってあまり有難味はないこととなってしまったが、風景よりも焼ガキを食べさせるらしいカキ小屋がいくつもあるのが目について、さて宿の夕食ではカキが食べられるかと楽しみになってきましたねぇ。

                        夕闇が迫る中を

                        既に明かりが入ったカキ小屋が

                        本来はもっときれいな風景のはず


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