
この旅行の数日前に河津桜がもう五分咲きという新聞記事が出ていて、今年の河津桜は例年よりも半月ほど早いらしいというので、今回はそんなことは知らずに宿を予約していたから二日目はどうしようかと、あまり行くところもないので早めに帰ってこようかと思っていたが、その記事からはもう七分咲きぐらいになっているかもと南伊豆まで足を延ばすことに、それなら稲取のつるし雛も見てくるかと。
いつも温泉旅行では早起きして朝風呂というのが常なのだが、今回は何故か寝坊してしまって起きたのが7時、温泉は6時から利用できるというのに出遅れてしまった。朝は早めにチェックアウトして近くにあったファミリーレストランで食べようかと話していたのに、この日は土曜日で新聞記事を知った観光客で河津には遅くなると駐車場が心配と、途中のコンビニでおにぎりとコーヒーだけ買って、車中で食べながら走ることに、というのも温泉だけはシッカリ入って行きたかったからねぇ。
驚いたのは昨夜に伊豆の平地でも雪が降ったこと、川奈手前までは道路わきの地面にウッスリと雪が残っていた、意外と箱根だけじゃなく伊豆でも山の方は雪が降ることはあるが、平地までというのは珍しいのでは、やはり2月から3月初めは太平洋側でも要注意ですね。
昨夜の雪が残るが道路は大丈夫
大島が見える
河津までは一ヶ所ぐらいで多少の渋滞はあったが1時間半ほどで10時頃に到着、この時間でも駅近くの駐車場は満車状態で、原木の桜がある付近まで行ったところでなんとか停めることができた、昔に比べるとずいぶん大きいイベントになっているんですねぇ。
河津桜は大きくなるのがソメイヨシノなどよりも遅いと以前にはまだ小さめの木だなぁと思ったが、それがかなり大きくなってきていて見栄えが良くなっているし、川沿いの桜並木の距離もずっと長くなっていますね、これなら見ごたえがあります、でも菜の花は昔の方が見事だったような。予想通りで川沿いは全体的には七分咲きであったが、場所によってはもう満開というところも、民家の庭にある原木という桜もちょうど見ごろ、ソメイヨシノよりもやや濃い目の花は華やかさがあります。
こういう祭りにつきものの並木沿いの観光客目当ての店も物凄い数、これに駐車料金は700円に統一しているみたいでそれだけでも相当な日銭でしょう、この期間は稼ぎ時となっていますなぁ。今年は3月には葉桜でしょうから2月中で稼いでください。
河津町観光MAP
お花見マップ
上流の方が両側に桜並木があって美しい、よくこれだけ植えたものだと、昔はこんなには無かったと思うが
原木の脇にあった説明
原木という樹はもう満開状態、見事です
適度の濃さがいい
川沿いの菜の花との場所では、以前は川側の斜面にも菜の花が咲いていたと記憶するが
海側を
伊豆急行が通る、この川側の斜面に以前は菜の花が咲いていたんじゃないかと
土手沿いにも店が並ぶようになっていた
伊豆の踊子のタスキでお迎え、一人では大変でしょう、昔は二人だったような、それでも交代制でやらないと
メジロが
人出がドンドン増えていく
対岸も桜が増えてきていてまだ植えているらしい
結構長い距離を往復して戻ってきました
途中では駅近くの地元スーパーも覗いたりして2時間ほどの桜見物、帰りは対岸側を抜けて海岸沿いの国道に、次は稲取を目指すことに。
対岸側から
海岸に出ればまた大島が大きく見える
河津から稲取はすぐ、こちらは桜のような賑やかさはありません、道筋の所々に立っている黄色のジャンバー姿は案内の人で、地図を貰って以前にも見ているからとメイン会場の二ヶ所ぐらいを見物していくことに。
稲取温泉案内図に二ヶ所のメイン会場が
最初に見物したのは文化公園・雛の館、こういう催しが無ければ来ないような場所ではないかと、海岸沿いに無料駐車場を用意してくれていたのは河津よりも親切でしたが。公園自体はなにもないので雛の館だけを、2ヶ所の共通になるらしい券を買って見物、吊るし飾りがメインで手づくりでこれだけ作るのは大変と、作ったことがある女房の弁、中でも外のテント店でも小さいのを売っていたがソコソコのお値段、私が作ったのはもっと立派よだって。
文化公園
稲取のマンホール
説明パネル
ポスター
雛の館
それぞれの作り物の由来の説明
入った正面に
酒田、柳川、そして稲取と三大つるし飾りを並べる
一番大きいつるし飾り
キンメダイの骨で スワルフスキーで作った飾り
売っていたもの
実は最初に食べようかと行ってみた徳造丸では外まで席待ちの行列ができていて、諦めてこちらの見物に来たので、1時過ぎとなって昼を何処かでと。貰ったマップの裏にランチスポットの案内があって、このすぐ近くには魚料理と中華屋が掲載されていて、魚料理の店は以前に食べて印象が悪かったからと中華屋に、稲取名物という肉チャーハンなるものがあるということにも気をひかれて、それに中華屋は安いしね。その肉チャーハンというのは卵だけのチャーハンと中華丼を合わせたものですね、これはB級グルメといったところ、こういうのって僕は嫌いじゃありませんよ。
肉チャーハン
餃子は二人で分け合って
女房はモヤシソバを、訳の分からないものは食べたくないんだそうだ
そのあとはむかい庵という展示場所に、こちらは海沿いで眺めもなかなか、それに海風に負けずに大きくなった黒松の姿がいいですねぇ。共通券かと思っていたら二つ目は割引料金にするんだそうだ、館内の飾りは雛の館と質量ともに同じぐらい、こちらにはどんと焼に収めて残ったものが少ない大正時代から昭和のものや、端午の節句のつるし飾りの案内なども、さて男の子用のつるし飾り展はどういうものになるんでしょうかね。
大島が
強い風に耐えた黒松
むかい庵、こちらも無料駐車場です
入った正面に
こちらでは海の生き物の人形が
端午の節句の見本が
ポスターも、二匹目を狙ってのことでしょうか
伊東からの早めのスタートだったのでここまでで午後2時には見物終了、これで帰ったらいつもからあまり遅くならずに夕食が食べられそうで、途中では湯河原で勝手知ったる魚屋で今晩の物を誂えていけばちょうどいいと、それと女房は久しぶりに来たから途中にある和菓子店にも立寄りたいというので。
稲取方面を
また大島が
初島が
街道沿いにある和菓子の石舟庵、伊豆に来たときはよく立寄った店
湯河原駅に近い魚屋の魚忠
こちらも刺身類は豊富で
こんなものを買って
小田原手前で夕闇が追いかけてきた
途中では伊東のJA直売所などにも寄道したから予定よりも時間が掛かって、満月が昇るのを見つつ我が家には7時ちょっと前に帰還、まぁこのくらいの時間帯に帰ってくれば楽ですねぇ、ゆっくりと晩酌ができますよ。
ミカン類はいろいろと4種類を
こちらはほぼ女房のチョイスです
夕食は買ってきたもの中心で、野菜も少しはと買ってきたタコ入りさつま揚げと簡単に煮てもらって、この中ではハタの刺身が一番おいしかった、これにはヒラメも負けてしまいましたよ。