ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

味噌手作り講習会に参加する奥方のアッシー君を勤めることに

2009-03-15 11:16:38 | グルメ・酒・ワイン

 昨日は春の嵐のあがった昼から、僕が習い始めた陶芸教室の先生夫婦が自宅で開いている各種イベントで無添加手作味噌の講習会があって、場所が車しか行きようが無いからと運転ベタで方向オンチの女房に頼まれアッシー君を努めるはめに。

 味噌作りは各自5kgだそうで、午前中から煮てあった大豆を挽肉みたいにミンチにして米麹と天然塩で混ぜ合わせるだけだからいとも簡単、豆を煮るのには5時間ほどかかるらしいけれどそのあとの作業は1時間足らずで終了。味噌は少量保存ほど発酵が進むから、この日の量の味噌は夏を過ぎれば食べられるけれど、1年ほど寝かせてから2年ぐらい迄が一番美味しいとか。

  

 我家は味噌にはちょっとうるさくて、今までで上等別格と思うものは信州松本の大久保醸造の玄米麹3年熟成という万葉味噌とかなり以前に旅した宮城県登米で2社が作っていた味噌の二つ。大久保醸造では3年醸造の紫大尽という醤油も絶品で、煮物には勿体ないからと付け醤油に使っているが、大豆高騰からか昨年から値上りしたのは残念。登米の味噌は当時でもかなりのお値段だったと記憶するが、仙台味噌も名が売れているだけのことはさすがにある。他には須坂の2軒で甘さが違うから好みが分かれる味噌、さらに会津若松満田屋の生味噌などは女房が好きな柔らかい味わいの部類。安いのになかなかいけるのは新治村たくみの里の豊楽3年味噌、飛騨高山の大のやなら3年味噌は高めだが確かに旨い。長野のすや亀の信州味噌や諏訪のタケヤ味噌工場直売限定もの、群馬の秘境上野村の十石味噌なども正直に美味しいと思う。

 毛色が変わったものでは三河の八丁味噌は、それだけで使うより白味噌などと合せ味噌にするとコクがある味噌汁ができる。中京圏で売っている八丁味噌を使った既調合パック入りの御料理いろいろ味噌などは、大根田楽などの料理に手っ取り早く使えて重宝する。最後に豚汁には有楽町鹿児島遊楽館で買うことができる、麹を大量に使って甘くした麦味噌がイケル。2階の食事処いちにぃさんで食べられる豚汁は、薄いバラ肉に合せて大根などの野菜類も繊細に切ってあり、甘い味噌と相俟ってとても品の良い味、これを自宅でも楽しめるぞ。

 でも味噌まで自宅で作っちゃうと、いろいろな味噌が楽しめなくなっちゃうかもね。


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