5月下旬の我が山荘の庭や周辺に咲いている草花を中心に写真を、この時期は上旬からまだ咲き続けているものも少しはあったり、また蕾のままでついに横浜に帰りまでは咲いてくれなかったものなども含めて。全体的にはユリ科の植物が多いから白っぽい花が多くて、ほかには青い色ぐらいが、唯一赤い色味の草花は今年は花が遅くまで残っていたサクラソウのピンクがあっただけ、上旬みたいな華やかさは無いけれど梅雨前でシットリと咲く花が主体となっていたようだ。冒頭写真は狭いながら、これらの山野草を植込んでいる場所を日当たりのいい方から撮ったもの、この前と比べると緑が多くを占めるようになった、ピンクの花はどれもサクラソウだ。
まずは上旬から咲き続けてくれているものから、その代表格はシュンランで蘭の仲間の花は寿命が長いからこの東洋蘭もやはりまだまだ元気で、咲き始めから一ヶ月ぐらいは大丈夫のようだ。
まだ元気に咲き続けて
植物園でも今年のサクラソウは花が遅れ気味で沢山残っているという話であったが、我が山荘でもこの時期になっても花が多くて、これは背の低い植物だから2月の大雪が消えずに残っていた影響でしょうかね。それにしても庭でこれだけ咲き揃ったのは初めて。
庭の各所に増えてきていて
植物園でタデスミレというのを見てきたら、庭にも同じように背の高いヒョロッとした花の遅いスミレがあるのを見つけた、でも葉の形がタデみたいではないですね、見栄えはよくないこちらは何というスミレでしょうか。
スミレではもう一つまだ花をつけている株があって、葉の形からは周辺でもよく見掛ける大き目のスミレだが、それらは濃い紫色の花なのにこれは白に点々の斑入りみたいな花びらで、突然変異なのかどうか、こういう花のスミレは初めて見た。
花びらに斑点がある
ユキザサは半日陰の場所で元気に増えています、山野草として売ってもいるが軽井沢では普通に見られるもので、敢えて買うようなものではないと思うが。
昨年地植えしたバイカイカリソウは、ほかの紅花のイカリソウやキバナイカリソウよりやや遅れて咲いてきた。イカリソウの仲間では白花では、もっと大き目の花が咲くものもあるはずだが、今年はどういうわけか花が見えなかった。
花は小さい
今年初めて庭に咲いているのを見つけたのがコンロンソウ、地味な白のアブラナ科十字形4弁の花で、植物園の観察会でも咲いていたので名前を聞いて知ったもの、突然に目新しい花が現れるということも時にはあってどうしてと驚いてしまう、どれかの苗の鉢ポットに種が混じってきたものか。
チゴユリは庭や周辺の半日陰の場所の至る所に、名前通りにユリ科の仲間だと思われるが、それらの中でも一番目立たないほうじゃないかな。スズランに近いというのと、ホウチャクソウの仲間という二説があったがどちらですかね。
先端に一輪だけが咲く
ナルコユリとよく似ているが茎が角ばっているので分かるアマドコロ、毎年咲くがどういう訳かいつも花の並びは一列だけ、本来は二つずつの花が並ぶらしいがこれは栄養が足りないのかな。根茎は甘みがあって食用になるというが、食べたことは無い。
チゴユリとは仲間とも言われることがあるらしいホウチャクソウとキバナホウチャクソウ、これらは横浜の庭にあったものが増え過ぎてしまって、引っこ抜いてこちらに持ってきて植え替えてもう数年、横浜でみたいには増えないのは寒さの影響か、この程度で毎年出て来て咲いてくれれば手間いらずでいい。
ホウチャクソウ
キバナホウチャクソウ