ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

まだあまり書いていなかった焼物では角皿もいくつかあって その5 最終

2011-02-13 12:29:58 | 工芸絵画骨董

 最後は長角皿をいくつか、二組だけは5枚セットだが、あとの二つは半端物で、こういうものを買い始めた時期にいろいろな種類をまず手に入れてみようということで買ったもの。

 冒頭写真はバラ物の長角皿で外周は印判模様で見込には椿が描かれていて、口縁には鉄釉の口紅が施されている。これには入隅がないアッサリした形で、絵柄にマッチしているようなというのは手前味噌ですか。裏には真面目に窯元の銘が書いてあって、錦峰園春古とあるがネットでは見つからなかったから今に続く窯ではないらしい、時代は明治ぐらいでしょうかね。

                 

 次のは5枚セットでも比較的に新しいからか安かったので買った長角皿で、こういうものの定番の入隅入りながら、やや長辺に反りを付けて変形させている。秋草文の図柄の中にある花木はこれも何だろうかと、秋桜や冬桜というのもあるけれどまさかねぇ。裏などかなり雑に模様を入れていて大正から昭和の物じゃないかと思うのだが、焼いた魚切身を載せるのにちょうどよいのでは。

           

 もう一つのセットものは長角皿ながら豆皿で醤油や薬味、または漬物などを入れる器だ。これは瀬戸だろうかねぇ、今回の中では土ものは少なかったが、磁器ものより味わいがあってむしろいいと思いませんか。形もちょっと工夫していて面白いじゃないですか。

                   

 最後はちょっと時代があるかと思われるもので、見込は松竹梅の竹と梅、周囲は蔦に菊?となっていて、松は裏側に図案化されて描かれているかと見たらそれが無いから只の絵だったのかと、書き忘れることは考えられないからね。呉須の色合いがシットリしていて、明治初期以前の物だと思う。

            

 いずれも和の食べ物に似合う器で、もっと普段使いしてやらないとと思ってはいるのだが。

 

<余分な話で>

 昨日TVを見ていたら朝と夜の異なる2番組に、木島平村の公衆温泉である馬曲温泉望郷の湯と奥飛騨温泉郷の焼岳という宿が出てきた。こういうのって番組制作の下請け会社が一度に撮り分けて二つのテレビ局に収めているのだろうか。まさか出演者までは同じにできないから、そちらは使い分けているようだけど。

 木島平の馬曲温泉はこの公衆温泉だけが以前にはポツンとあって、入浴料が300円だった時代に初めて立寄った。この露天風呂からの眺めが評判になってドンドン値上がりして今は500円となり、温泉施設の下には宿泊施設も出来たようだ。しかし体を洗いたい場合には内湯と露天が別々だから面倒くさいことになる。僕はこの辺りに出没するときはオーベルジュ・グルービーに泊まるとき、一昨年に泊まったときの記事はコチラに、もっと以前にホームページに書いたのはココに。村の直売所では蕎麦粉、小麦粉、打ち粉をセットで売っていて好都合、昨年の大晦日に1年以上冷蔵庫で経過したものを打ったが全く問題なかったのは立派。


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