ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

第一日目(9月24日) 姫路城見物と倉敷散策して湯原温泉に宿泊

2009-09-29 18:14:12 | 旅日記

 第一日目は何故か岡山空港着になっていて東に戻っての姫路城見物から観光のスタート、高速を往復しての倉敷は例の美観地区の散策をしてから早めに湯原温泉に到着してゆっくり温泉にという設定となっている。

 朝は4時に起きて中華街で買っておいた肉マンをチンして腹ごしらえ、愛犬の散歩まで済まして歩いて10分弱ほどのバス停で暫し待って、5時半始発のリムジンバスで羽田には集合時間6時45分集合には悠々と間に合う。航空運賃をかなり値切っているはずだから一般客の少ない時間帯になるのはやむをえないが遅い時間帯よりいいよね。飛行機は今経営が問題視されている入るJALで羽田7時35分発、岡山空港には8時55分着の予定はやや早めに到着、9時にはバスに乗込む。出迎えのバスは1号車と3号車というから、2号車は大阪あたりに着いたのでしょう。最初の観光地は姫路城だからかなり戻るのだが、高速を使えるから航空会社と旅行社の交渉でこういうヤリクリをするのだろう。でもこういう団体ツアーにはかなりの値引きをしているはずだから、あまり経営に寄与できないだろうにね。

 姫路城は既に西の丸の瓦を剥がし始めていてこれから5年間の大修理に入るその直前の見物となって、まさにギリギリで間に合うというタイミングで良かった良かった。駐車場からはかなり歩いてお城入口にたどり着くと、城内は一方通行でグルッと大回りすることになる。今年2月末の九州旅行では熊本城を見物したが城郭の規模は双璧でしょう。西の丸から天守閣と全部廻るとかなりの時間を要するから、時間制限があるこういう団体旅行ではかなり早足で歩かないといけません。当然に地元ガイドさんなど頼めませんからただただ見て廻るだけだったのだが、この日は暑くて階段の昇り降りで大汗をかいてしまった。世界遺産になったからか外人客が多いのにはビックリしたが、京都見物からこちらに廻るのが定番になっているのかな。今回はフランス語で説明する日本のオバチャンに率いられた団体客がいたから、向うのモン・サン・ミッシェルロワールの古城などと比べてどうかと訊いてみたかったけれど、彼らは英語を喋らないからと、でも僕も英語は話せないけどね。しかし石垣上に聳える白鷺城の姿はフランスのピラミッドと言われるモン・サン・ミッシェルと遜色ないのではないかと自慢したくなるぞよ。でも内部の階段だけは向うのほうが上、狭く急な段差を昇り降りしてちょうど良くなりかけていた右膝の痛みがぶり返してしまったわい。それでももう一つの見所である庭園が素晴しい好古園までは廻ることができなかった。

   

 この柱が太い

 昼食は自由に現地調達というのだが、見物に時間を取りすぎて食事処では場合によっては集合時間に間に合わないかもと、見つけた弁当屋で鮭弁当を注文しお手軽に済ましてしまう。お城前の和風に整備された建物にある土産物屋や食事処は観光客目当てだけにある店ばかりというのが気に食わない、周囲にもっと地元に定着した店の進出を図ってもらいたいのだがドデカイ駐車場の整備が仇になっている感じ、世界遺産は城だけであって周囲はもっと俗悪だっていいじゃありませんか。

 高速で岡山空港から入ったICからはすぐ西になる倉敷に戻って一昨年にも見物した美観地区の散策、今回も同じようなところをぶらり歩き、もうちょっと時間があれば2回ばかり見てはいるが大原美術館にともと思うのだが1時間ちょっとだと勿体ない気がしちゃって。ということで女房は平翠軒で前回買いたかったけれど止めたという奇麗な青い吹きガラス入り日本酒を購入、このガラス瓶は九州の工房に特注しているのだそうだ。酒は隣の森田酒造の特別純米で、平翠軒も社長が全国から選りすぐった食品を中心に販売する店で旨そうなものが揃っている。備前焼は今回は見るだけ、最後は暑かったということで昨年の旅行でバスガイドが教えてくれたバス駐車場すぐ近くの酒屋の店先で値段が嬉しい100円ソフトクリームを食べ、僕はさらにこれも100円というかき氷まで食べちゃった。皆さんに教えてあげればよかったかな。

   

    平翠軒にて

  100円とは立派!

 本日の宿がある湯原温泉には午後5時少し前と早めの到着、1号車は分宿ということで我々は一番手前にある輝乃湯という大型旅館に入る。もう一つは温泉街の中心部にある菊之湯というところだそうで、女房に聞いたらどうも向こうがオプションでランクアップということだったらしい。湯原温泉の名物である川の中にある無料混浴露天風呂の砂湯には我々の宿からは歩いて20分というから入るのは諦めて、明日に時間があったら宿の貸し自転車で見物だけしてやろうかと。旅館の内装はリニューアルしたらしく小洒落た雰囲気となっているが、この大きさでELVが一つはきついな、それと内風呂のある階にまで降りていないのは改良の余地ありだ。

    

 ここの湯は美人の湯と言われているので、入ってみたらやはりツルッ、スベッとする、泉質はアルカリ性単純泉で、湯音は45.5℃で浴槽内ではやや温めに、特筆すべきはPH9.3という高アルカリとラドン含有でこれにメタ珪酸を含むからスベスベ肌になるのだろう。庭園露天風呂は混浴で女性タイムあり、地下(川側に開放しているロケーション)になる内湯は入替制で大浴槽、ミストサウナ、小さな露天風呂がそれぞれにある。添乗員の事前の話では、明日はいずれも古い旅館で露天なしだそうで、早めに到着したこちらの温泉を充分に楽しんでおいて下さいと煙幕をはっていた。この宿は全室が川に面していて、小さな石の上でアオサギが一羽ジッと獲物を狙っているかの如く留まっているのが見えるのがいいね。この旅行中は鷺類とヒガンバナをよく見掛けたし、蕎麦の花も出雲や出石では多く咲いていたな。それと田圃は刈入が半分強は済んではいるものの黄金色がまだまだ見られ、この時期に目立ち始めるカキの実は島根鳥取では少なかったが兵庫に入ってから目立つようになった。

    庭園露天風呂

 夕食は種類が多く手の込んだ料理なのだがどれも量が少ないです。それと酢の物が3品は過ぎたるはというところ、あとから暖かい煮物と天ぷらが出てきたものの、ご飯も一杯しっかりと食べる必要があります。デザートも果物ではなくプリンなどと、かなり女性を意識しているのでしょう、男衆のためには品よりももっと安くてもいいから地の物を使って実質的な田舎料理があってもと思うのですが。しかし安く泊まっているから文句は言えた義理ではありませんけどね。酒は全国区にもなっているここの地酒御前酒、岡山の特徴でやや甘い味だがイヤミは無くサラッと飲める。

    

  

   

 最後にもうひとっ風呂浴びてすぐ寝てしまったのだが、何故かかなりの汗をかいていたようで、温泉の効能かな。

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