■ S君の属する団体が婚活サイトを立ち上げるにあたって参考にしたいので米国最大の婚活サイト「eHermony」のコンテンツを解析して欲しいという依頼をうけた。いままで離婚させること専門の仕事をしてきたばかりに結婚と縁がなくなってしまったと思っている当方としてはまさか結婚させることを目的とする依頼があるとは思ってもみなかったが、、。
適齢期の多いサルサグループの中でも「婚活」はひそかなブームのようでもあり、自治体の少子化対策の一環としての婚活イベントが模索されている、というような状況もあるので、これも時代の流れかなぁ、、、。
とりあえず、eHermonyをのぞいてみると、その内容たるやハンパない量である。match.comのようなサイトは日本語版があるが、こちらは英語サイトなのでその概要を把握するだけでも簡単ではない。こりゃあ登録して自分で相手を探してみるしかないなぁ。
ちまたで「婚活」と称して「合コン」「デート」を繰り返し相手探しをしている若者をみるとついバカじゃないかと思ってしまう。そういうところは自己宣伝の技術は磨けるかもしれないが婚活に繋がるカップルなど一握りにすぎない。それより日本は米国のようにインターネット婚活が主流になるだろう。
依頼者が参考に見せてくれた文献には米国で特徴的なことは恋愛市場と労働市場が似ているという指摘があった。どうして離婚が簡単かというと、代わりがすぐ見つかるからだ。そして転職を繰り返して専門技術を磨きキャリアを手にするように、離婚を繰り返して一番気のあったパートナーを見つけることができる、という訳だ。
登録後1週間は無料、その後は約50ドル/月。 登録すると、プロフィールを記載するRelatioship Questionnarireが延々と続く。13セクションあり、各セクション15項目前後の質問事項が続き、これを終えないと候補者選択のステップに進めない。とても1日ではやり終えることができない。しかし、ここが未記入の間はログインすれば書きかけの途中から進めることができる。
この話をするとサルサ仲間のN氏いわく「そんなところは誰も見に行かん!」
ところがこれがミソなのだ。ここでまずフルイにかけて、真面目な顔になるように誘導される。この点日本の事情は随分違う。日本の婚活サイトは「であい系」ばかりで、それ以上の情報を収納することは考えられていない。
まだ終えてない段階で登録済みのメールが来る。ようやくQuestionarを終わると直ぐに、マッチングした相手が7名出現した。49歳から62歳までのアメリカとイギリス系。うち1人がすぐメール交換がしたいと言って来た、、、。
*次回につづく、、!