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早朝6時ごろ日本橋に到着。歩けば500メートル程だがどうやって荷物を八重洲南口の成田空港行き1000円バスの停留所まで持っていくか?取り敢えずタクシーを止めるが荷物の山を見てやんわり断わられる。でもそのうちに大型が1台来てなんとか詰め込み僕は1人歩いてバス乗り場まで行った。ところが,乗り場は一般車両入場禁止区域とわかって、そこら辺を探してタクシー発着専用区域を見回し、待っても待ってもそれらしいタクシーは来ない。茫然としているところへ「熊谷さーん、、」とよんでベキゾがやってきた。聞くと運ちゃんは大通りの反対側にある成田空港行きリムジンの停留所で皆を降ろしたらしい。
そりやぁ都合がいい,と思ったがその便は乗り場変更で駅の北側遠くになっていた。それなら成田空港行き乗り場のほうがずっと近い。とにかくバス停まで地下道を荷物を持って往復。階段を持ち上がって汗びっしょり。
7番バス停の7時25分の便は新宿からのお客があるとかでこんだけは荷物載せられないと言われたがなんとか頼み込んで「今度からは宅配にしてください」と言われて載せてもらう。ティムはお母さんの膝の上なら無料だということで、、そしてなんとか成田空港1番ターミナルへ到着。
ウズベキスタン空港のチェックインカウンターは9時5分にオープン。それまで待つ間に同じウズベキスタン人の友人タブロン家族の3人と合流。彼は最初東北大学に同じく研修に来ていたが別大学で研修を続けファミマでアルバイトしながら一年の研修を終え帰国するところだった。
チェックインで僕はベキゾの20kgのバッグを預け,5,6kgのバッグを手荷物にして僕のデイバッグとウエストバッグでカウンターを離れることができたが案の定ベキゾは窮地に陥っている。
トータル重量91kg、手荷物含めて28kgの制限を60kgオーバーということで超過料金1万7000円。
まるで「爆買い」やなぁ!!1トン以上持ち込むなんて,,,。
入国審査で僕が通過してもみんな出て来ない。何かしきりと書類を書いている。日本人は不要だけど彼等はエンバケーションカードを書いていたのです。
機内に搭乗して席に着くと右隣に座った日本人女性と話し始めた。彼女は栃木県の石岡さんという方で僕の下の妹と同い年で70過ぎの旦那さんはもう疲れるといって一緒ではないが1人で色々な世界遺産をめぐるツアーに参加している。まあよく回っているなあと感心するほどだ。去年見かけたウズベキスタンのツアーときっと同じなんだろうが20万で一週間。帰りの飛行機はちょうど僕のと同じだ。
突然「くまさんじゃありません?」と声をかけられ振り返るとマスクをした女性。サルサのラテンドングリのメンバーで同じツアーで福井から一人で来たんだという。偶然でビックリした。彼女はこの花粉症シーズンは国外に逃げ出すことにしていてたまたまウズベキスタンだったという。そういう旅行もあったのかとおもった。
日本を発ってすぐ窓に富士の頂上が見えた。石岡さんが言ってくれないと見逃していたところだ。次に日本アルプスの山々が綺麗に見えた。後になって指摘されて窓から雪をかぶった壮麗な山脈が見渡せるようになった。ウルムチを過ぎたあたりの天山山脈だ。その向う側にタクラマカン砂漠がつづいているはずだ。
ようやくタシケント着。入国審査で長い列を待っていると先に進んでいたベキゾから左の列に変わるように言われた。外国人は左の列なのか。知らないととんでもなく時間がかかるところだった。税関申告書は機内で1枚渡されているが、本当は2枚必要な事が後でわかった。どうも1枚のコピーは最後までなくさないでもっていないと面倒なようだ。
空港を出るとベキゾの奧さんの両親が出迎えていて、あのプロレスラーのような親父さんも僕の顔を見つけてデカイ手で握手してきた。彼等にとって孫のティムを抱き上げるのが至上の喜びという感じだ。タクシーを見つけ交渉し値切るのが厄介だ。ようやく見つけてホテルまでたどり着く。
Sunrise Caravan Stay Boutique Guest House :www.sunrisecaravanstay.uz
45,Mirabad drive-2, Tashkent, 100015
ホテルはとても感じがよく、安い1泊14ドル+アルファのホステル型。この1-1号室で3つの2段ベットに6人が入れる。共同のトイレシャワー室には洗濯が出来るような洗面台になっていて、共同サロンではいつでも紅茶とコーヒーが飲めるようになっている。キッチンには大きな冷蔵庫があって自由にものを入れて使えるようになっている。近くのバザールで買ってきた野菜や果物を切ってサラダで食べることができる。そしてここが旅の情報交換の場になっている。僕の部屋は今は僕が1人で入っている。
ここでダーツをして遊んでいた10歳のカザフの女の子Томiris Kablah と出会う。一緒にダーツをして遊んだり45歳のお母さんАzhat Iskakova と話をしたりしていた。2人だけがタシケント見物に来ていたが、彼女には23歳と21歳の姉がいるという。彼女が僕を連れて共同ホールの下の白板のある教室のような部屋に行った。こんな部屋もあるんだ。そこでマーカーを使って各自の自己紹介。何しろロシア語はわからないのであーでもないこーでもないとやるしか仕方がない。ここでロシアではFacebookとおなじような「VK」というSNSがあることを知った。
カザフのシムケントから来た英語のうまい男が、よくキルギスのイスク・クル湖へよく泳ぎに行くという話からキルギスは夏に行くのがいいかもしれないと思った。帰りの便がキャンセルになり予定変更の希望を聞かれ1週間の予定に短縮したので、カザフスタンのアスタナを往復するのは無理になる 。そこで近いシムケントにするかどこかキルギスにするかを考えないといけない。