■一昨日中学時代の親友のK君が亡くなったという連絡をブラジルの息子さんからいただいた。同じ柔道部の仲というよりいつも一緒に行動していた間柄。建築士、技術士、有名大学講師で確率過程の問題を微積で研究するという地震研究者。毎年発表する論文執筆がなによりの生甲斐。
そのアクの強さで人から嫌われることを自慢していた風がある独立孤高の一言居士、、。彼がアメリカの特許取得のために渡米した際40年ぶりにニューヨークで再会した時のことを思い出す。グランドセントラル駅の構内を歩くだけで地下の柱や桁の位置が分かると言って驚かせたり、ツインタワーの柱の細さに驚いたり、、。その時は9.11の前だったから、、。
すぐにお悔やみのメールをすると日本の娘さんから今日お礼のメールがあって、彼が元気だったら旅が好きだったからきっとベトナムに行ったでしょう、と書いてあった。
本当に一度見に来て欲しかったなぁ、と思う。建築家の視点でここには面白いものがたくさんある。彼がいなくても僕はこれからも時には彼の視線で面白いものを見てみようと思う。彼ならどんなことを言うだろうか、、って考えながら。