おととい、ヘルパー仕事の待ち合わせで大宮駅へ行ったら、「まめの木」が戻ってきていました。まだ、床タイルの張り替え工事途中で、周辺は安全柵が置かれた状態でした。
場所は、以前の場所から西の方へ動いていただいた…という感じですね。設置されて30年が経過するそうなので、さすがにややノスタルジックな雰囲気を出してましたからねぇ…。改札前のコンコース広場のメインを、アトリウムから下げる大広告とインフォーメーションに譲ったという感じのようです。
この新しい設置場所は、駅舎ビルの東西自由通路に落ちてる柱芯に合わせた位置になったため、以前のよう上部アトリウムの下ではなくなって、平天井がある部分に伸びています。そのため、接してるのではと思うほどギリギリでどうやって設置したのだろうと思ってしまいます。
まめの木やインフォメーションの位置を見ると、自由通路の動線を広く真っすぐ確保できるように、レイアウト変更したようにみえます。メイン動線を南側にして、そちら側はできるだけ広くとれるよう、障害となるものを移動して、誘導ブロックも待ち合わせの人と重なりにくい位置で、真っすぐ東西に通すようです。
以前は、通路部分の柱と広場部分のまめの木やサイン等との位置がずれていて、人の動線が曲がって狭くなっていたため、待ち合わせの人が多数になると、通り抜けの人が通りづらい状況になっていました。そのため誘導ブロックも、待ち合わせの人の中をかき分けるような位置になってしまっていました。
ちなみに、ネット上で情報を探すと、まめの木は「2本の銀色の線が上方に向かって幾重にも交錯した形のオブジェで、『交通機関や人間の相互関係を表している』という。同駅開業100年と埼京線開業を記念して製作されたもので、新幹線開業から3年後の1985(昭和60)年9月に設置された。正式名称は『行きかう・線』で、造形家の伊藤隆道さんが制作した。」とのことです。
「まめの木」という呼び名から、アトリウムへ伸びていくようなイメージを表現していると思っていたので、「まめの木」はアトリウムとセットでないと…と考えてました。が、そうではないようなので、上が天井でもいいのかなと思うのですが、ただ「行きかう・線」の先がすぐ天井の行き止まりで、伸びる先が全く無いはちと気になります…。