20:30前にM8.5の大きな地震http://www.jma.go.jp/jp/quake/20150530203436395-302024.htmlがありました。その震度分布図ですが、沖縄県から北海道まで、これだけ広い範囲で震度1以上を観測したのは、4年前の東北地方太平洋沖地震とその余震関係以来ではないでしょうか。
震源深さが590kmと深いプレート地震だったようなので、震源からの距離の差があまり無い関東地方の震度は、その地震計の設置されている土地の地盤の揺れやすさを表した感じになっています。おおまかに見ると、震度4以上が沖積層の平地等で、震度3が洪積層の台地等で、震度2以下が岩石層…という感じでしょうか。
震度5弱を観測した「春日部谷原新田」「宮代町笠原」「鴻巣市中央」はいずれも河川等に近い低地平野のようで、「二宮町中里」も谷底低地にある震度計のようです。
久しぶりに、4年前の東北地方太平洋沖地震の震度分布http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/Event.php?ID=175313を見てみましたが、震度5弱以上のエリアが、これだけ広かったのかとあらためて感じます。M9.0で震源の深さは30km弱だったのに加え、その日のうちだけでもM6~7クラスの余震が12回もあったんですね…。今日の地震と比較すると、その地震規模のすごさを思い出します。