今年の春頃から?、路線バスへの接触事故などの注意喚起の掲示などが目に付くようになってきました。何か事故が起こり、その事故検証の過程で、注意喚起がされていないと判断されたような事例があったのでしょうかね。動いているバスに近づくのが危険だということは、一般常識では分からない…ってことなんですかね…。
国際興業バスでは、中ドアに上左の写真のようなシールが、おそらく全車両に貼られているのではと思います。大宮駅東口の東武バス乗り場には、上右のようなバス停と同サイズの看板が立てられています。
路線バスは、運転手さん一人で、運転から客対応から安全確認などまで全て対応するので、乗客や周りの車両などがある程度協力しながら運行を支えているのが実態だと思います。動き出してもドアをたたけば、危ないので止まるのを逆手にとってラッキーと考えるのは、路線バスの運行全体を支えているイメージができていない狭視野な発想ですよね。
国際興業バスには、もう一つ、左後部に「すり抜けは大変危険です」というシールが貼られています。こちらは、バス停に止まったバスの左脇を通り抜けようとする自転車に対しての注意喚起だと思います。このへんは、車道を通行するようになった自転車が、バス停に止まっているバスに対してどう通行したいら良いかがハッキリしていないのが問題な気がします。
自転車の基本は、バスが発車するまでバスの後ろで止まって待つ?のでしょうかね。自転車は止まって待つ…という習慣があまり身についていないので、走ってきたままに追い越そうと考えがちです。歩道に上がれれば、歩道を通って追い越していくことができますが、そうでない場合は、バスの右側を通って追い越していくことになります。ですが、対向2車線の道路や、交通量の多い道路などでは、追い越しできるような自転車の人は限られますよね。ただこれらのような場合でも、バス停でのバスの左側での追い越しだけはしないように、ということですよね。