
「やがて消えゆく我が身なら」池田清彦著 角川文庫、15年ちょっと前の本です。色々な情報や思惑が飛び交う中で、大勢とは少し違う自分の "冷めた" 感覚を、言葉化してかなり再認識でき、その客観さ冷静さ保つのに、とてもいいです。
人類が "脳が過度に巨大化・発達した不思議な動物" と、あらためて認識し直します。"確定的な事実の死" と "わからない未来" の概念があるで、"人が生きている" ことの意義につながってくる、と。「明るく滅びるということ」や「身も蓋もない話」などの章でも、思うこと多々ありますが、引用でもなかなか書けないご時世ですね…。"情緒とは無縁" なところで議論や制度を考えたい、という感覚が、自分にもあるよな…と思ったりです。

「やがて消えゆく我が身なら」_KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/200802000186/
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