
天鏡閣(国指定重要文化財)
明治の香りを
今に伝える天鏡閣
明治40年8月、有栖川宮威人親王殿下が東北地方ご旅行中
猪苗代湖畔を巡遊され、その風光の美しさを賞せられてこの地にご別邸を
建設することを決定されました
建物内部も、それぞれの部屋ごとに、ルネッサンス洋式の意匠をこらし
大変優雅な造りになっています。

シャンデリア、暖炉、カーテン吊器具はもとからあったものです。
天井飾り(天井に施された円形の飾り絵)
ヨーロッパの香りを伝える唐草模様が、白い天井に
美しい光の陰影を作り出します。

暖炉のタイルはイギリス製です
大理石の26個のマントルピースはアール・ヌーヴォースタイル

窓からは磐梯山がみえます。
昔はここから猪苗代湖も見えたようですが、今は木が生い茂り
見えませんでした。

洋式大便器は当初のものです(米国製)
はずしてゴミ捨て場に捨ててありましたが、修理して元の場所に復元。
当初の衛生器具が残っているのはここだけです。

天鏡閣の名にふさわしく、館内には七面の鏡があります
額縁の上部中央には有栖川宮家の紋章がつけてあります。
(パンフレットより抜粋)

有栖川宮威人親王殿下銅像
有栖川宮? そんなに昔ではなく聞いたような


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