自分のこと

思うに、心底楽しい思い出がない
あっても思い出せないのかも知れないけれど・・
過日　加藤諦三作　「気が軽くなる生き方」という本を入手
そう　気が重い日々を送っているから目に留まった
薄ぼんやりと気が重い訳は思い当たっているが、それが本当かどうかよくわからない
１１年前に更年期障害に入って、体の変調が突然やってきた
今まで経験したことのない体の変調に、苛立った
更年期障害の範疇である心の変調にも、苛立った
最初のころは、自殺したいと言うのとはちょっと違うのだか、たとえば、高いところから下を見ると「とぼうかなぁ～」なんてことを幾度となく思ったりした
そのうち、いつしかそんな思いは消えていたが、体の変調は現在もそのまま
４年前に体を壊し仕事をやめ、精神的肉体的にかかっていたストレスからも開放され、今は極楽と思っている毎日がある
しかし、すべての重圧から開放された時、私の根底を流れている思いに直面する日々となった
過ぎ去ったと思っていた、更年期障害の心の部分なのか、そうではないのか判断がつかないが、よく考えるに子供のころから、私を悩ませてきた深層心理のような気がしている
そこで、何かの打開策でもとこの本を手にした
結論から言うと、ちっとも気は軽くなっていない
だが、これでもか、これでもかとひつこいぐらい、思い当たる言葉ばかり
★対人関係に疲れるときは、自分の“心のあり方”の見直しのサイン
に始まりすべてが、私にかかれているかのようである
・「こうでなければ好かれない」という思い込み
・ただただ周りに受け入れられたい
・自意識過剰は疲れるだけ・・
・拒否されることの恐怖
・自分の評価が低い
などなど・・・・
その原因が自分を育てた人にあるということがあげてあった
原因が朧につかめたとして、ではどうすれば、である
本には、「他人に支配されて生きるのではなく、ありのままの自分で生きること」とある
・「自分が他人にどう映るかということを気にする人は、甘えているうえに心が冷たい。概して甘えている人は心が冷たい人である」
少なくとも、私はドキリとした
・「対人緊張の人は、たとえ相手が不幸であっても自分さえよく思われればよい、しかしありのままに生きている人は、相手が幸福であれば自分がどうおもわれようとかまわない」「陽炎の辻」の坂崎磐音さんが正に、ありのままに生きている人の見本だなぁ～と思った
・「本気で真剣に生き始めれば対人緊張はなくなる」途方にくれてしまった
本気で真剣に・・途方にくれる
最後にこう書いてあった
・「この人たちは私に何も期待していない、だからといって私はこの人たちの心を失うことがない」と心の中で言い聞かせることであると。
余計な事を考えず、普通に接触できる人にとっては、首をひねることではないかと想像する
しかし、見た目は同じ人間であっても、姿形が違うように、違った生物に成長しているのだと思っている
生まれ変わらない限り、いまさら元には戻れはしないだろう
しかし、せっかく助言をいただいたのだから、できるだけ、ありのままの自分を出せるようにしたいものだ
もっとも、すでに違った生物に成長している者がありのままの自分であることも、どーかなぁ～と思わないでもない
やっぱり途方にくれてしまう