無題

昨夜「新日曜名作座」は「月島慕情」であった
原作はあの浅田次郎さんの短編集作品らしい
三十路を過ぎた遊女の身請けにおける悲話がストーリーだ

自分とはかけ離れた世界のため、あまり考えることもないのであるが、以前から違う観点から、とても理不尽なことだと常々思っていた
家に借金があれば、娘を売る・・・その原因と結果の因果関係が納得できない
たしかに現代では禁止されているから、人身売買は表面上ではされていないだろう
でもその手の事はいつも女性が犠牲である、それは今でもだ
会社勤めを３０年余りしてきたが、常に男社会を痛感してきた
女性が強くなったと言うが、女性は昔から強い、強くなくては、身勝手な男とわがままな子供の面倒は見られない
しかし、その強さは、社会での強さとは少し違うように思う
こんな男社会なのに、いや、だからこそなのか、加害者は圧倒的に男だ
そして、弱いものがいつも犠牲になっている
野生の世界では当たり前のことだとしても、人間と自負しているわりには、動物以下の行為が目立つように思う
動物は共食いをする種はあまり聞かない、私が知らないだけかもしれないが・・・
本当に強ければ、かまきりだったかなぁ～蜘蛛だったかなぁ～のメスのように、交尾をしたオスがもたもたしていると食べてしまうのだ(強い)
かなりブラックであるが、歯止めのきかないオスどもに、そのぐらいの仕打ちを覚悟させたいものだ
本来の男性は、優しく思いやりがあり、ささいなことに執着せず、おおらかで、いつまでも子供のような純真さをどこかに持ち続けているそんな生命体で有るように思うのだが、どうだろうか
この写真のような・・・