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「陽炎の辻~3」 第9回 「女の覚悟」

2009-06-28 16:57:00 | 山本耕史

第9回 「女の覚悟」

おこんの悩むシーンから始まりました
磐音が切られたこと、剣客の末路などの映像が流され、おこんの胸の内が表される
考え事をしているおこんに、お佐紀はもらい物の饅頭を金兵衛へ持参するよう言います
もちろんおこんは、お気遣い無用と断るが「坂崎様は傷が癒えたばかりです」と長屋へ行くよう言います
やはり、大店のお内儀になる人ですね
おこんは磐音の身を心配はしているが、磐音がいなくなれば、自分が耐えられない、だから磐音に死んでほしくないという発想の心配のように思えます
素振りを怒った時も、傷を心配して怒ったはずなのに、素振りをした後の磐音の傷の心配はなしで、さっさと台所に行ってしまうし・・・
長屋に行くと、あやしげな浪人が、長屋内に鋭い視線を向けていました
磐音の部屋では、ほとぼりを冷ました三味線の鶴吉が2年ぶりに尋ねていた
旅先で偶然耳にした磐音の名前
密かにその声の元に近づき探ると、磐音に4人の刺客が差し向けられたことを聞く
それを磐音に知らせるべく、急いで江戸に戻ってきたのだ
その話をおこんも障子ごしに聞いてしまう
そんなおこんを気遣う磐音
磐音の前では何とか繕うが、神社に参って磐音の安全を願いどうしてこうなるのかと泣き崩れてしまう
泣きたいのは磐音本人だと思う、剣客の致し方なき所以と磐音は覚悟を決めたとは思うが、望んだわけではない
家基警護にしても、断ることはできなかっただろうし・・・
一番理解してほしいおこんがショックを受けていることをちゃんと察しているため、おこんの前では、腫れ物にさわるような態度になっているし
そんなおり、なななんと、あの「奈緒様」から江戸でのお礼方々、お互いにがんばりましょうと言う内容の手紙が舞い込む
武家育ちの奈緒の潔い考えを知り落ち込むおこん
今津屋の仕事をほっ散らかして、橋の上で物思いに沈むおこんを御側御用取次の速水左近が見つけ、悩みがあるなら、是非力になりたいと申し出る
速水には家基の警護を頼んだばかりに、刺客に狙われ、大怪我をしてしまった磐音に申し訳がないと言う思いがあった
速水に悩みを打ち明けている間に、徐々にもっと強くならなくては、磐音のそばにいたいのなら、それを克服しなければと、思いを強くしていく
しかし、そのことと長屋にいた浪人を見かけたからといって、夜分つけていく、この行動はいかがなものでしょうか
振り幅が大きすぎません?パート2で幸吉がつり銭語りを探した時と同じレベルだと思うのですがねぇ~
自分の身はもちろん、磐音を危険にさらしてしまうことぐらい考えるべきだと思う
自分のために、急ぎ江戸へ知らせに戻ってくれた鶴吉への恩返しに、つぶれた三味線造りの店を持たせてやりたいと、会所の四郎兵衛に相談に行く磐音
そして、道場ではうつうつとした思いをぶつけるような猛稽古をして今津屋に戻ると、由蔵がおこんがいなくなったと騒いでいた
そして、磐音を見るなり「今までどうしていたのか」と問い詰めるし
お佐紀には「他所様のお世話をするのも結構ですが、今はおこんを気遣うのが先」と叱られるし
充分気遣っていると思いますよ
これって、磐音のせいなの? 納得できないなぁ~
心あたりを探すって今津屋を飛び出したけど、いったいどこをさがすのでしよう~かわいそうな磐音様
なにしろ「どのようなことが起ころうとも 誠心誠意つくします」と誓っちゃいましたから人が良すぎて、まじめですから磐音様は・・・
なんだか、どんどん、おこんが磐音にふさわしくない人に思えてくるのですが、これって、姑の心理でしようか
豊後関前で磐音の手紙にビックリ仰天した母上のお気持ちがとってもよくわかるのです
どうやら、母親の気持ちみたいです 私

兎にも角にも、30分で決着なんてつきゃぁ~しませんから、当然「つづく」でした


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12 コメント

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Unknown (通りすがり)
2009-06-29 01:03:49
通りすがりに失礼します。

今回のキャサリンさんの感想にちょっとガッカリしました。

あまりにも磐音側に立った、じゃあおこんちゃんの置かれた立場や気持ちは理解してるの?という反論もしたくなります。

剣はすてられない、だけどおこんさんの思いのままに・・・なんてそれはないでしょう!!
丸投げ?
それは優しさとか思いやりとかではない!!優柔不断でしかないと思います。浪々の身のときに将来を約束しても、その先の生活をどうするのかも考えてない!周りがやってくれるとか言わないと自分からは何もしない!説明もしない!話合って解決しょうともしない!不安を解消してあげようともしない!・・・・でも分かって欲しい!! なんて・・・
それはないでしょう・・・・

そもそもおこんがなにに悩み揺れてるのか(身分制度による結婚の難しさ、愛する人の死に怯える日々・・)、はたして分かってるのでしょうか?


皆さん磐音のファンだから、それも磐音らしいとか磐音が可哀相とか、磐音の行動や心情は本人以上に(笑)気をまわして理解してあげられる。
だけど不思議なのは同じ女性としておこん
の置かれてる、あるいは受けてる状態やそこから発生する心情や行動に対してはとても手厳しい。
あげくのはてに、磐音にはふさわしくない!なんて言われては反対に可哀相になってきます。

我が身に置き換えたとき、自分はそんな立派な
女性になれないから、おこんの揺れる気持ちは理解できます。

ともかく養子話が出てからの脚本は、酷すぎます。
磐音もおこんも両方ともダメにしてしまった(怒)。






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通りすがりさんコメントありがとうございます (キャサリン)
2009-06-29 09:10:30
ご意見、おっしゃるとおり、もっともです
>あまりにも磐音側に立った・・・
正に磐音擁護に立った気持ちで書きました
そもそも、お父上があんなこと言いさえしなければ、磐音も自分の気持ちをおこんに言わなかったかもしれない、よって、浪々の身で将来を誓うような事態にもならなかったのではないかと思うわけです
今さら言っても仕方ありませんが・・
ただ、奈緒様の時のように、奈緒を置いて、江戸へ逃げたような事態だけはすまいと思っているのではないでしようか
おこん自身もあの状況で、奈緒を連れて逃げるよう言ってましたから、おこんの考えはわかっていたでしようしね
一旦ことが進んでしまった(船の中でのこと)
以上、その時自分ができることを磐音はしてきたのではないでしようか
もちろん、相手がいやだと言うことは決してしない磐音です
養子の件も、自分にできることは常にしている磐音ですから、自分にはできないことは剣をすてることと説明をしていると思います
自分は浪々の身だから、悪いけど結婚はできない
おこんの気鬱は心配だけれども、何もできないと言えば、優柔不断ではないでしようが・・
それじゃぁあまりにも・・ねぇ
「人間我慢辛抱が寛容 いつか必ず・・」
父上のお言葉ですが、今自分ができることを誠実に精一杯する
その結果が、磐音の生き方になっているのだと思います
またまた、磐音擁護の文章になりました
すみません
女としておこんの気持ちは当然だと思っています
ただ、ひとり胸に秘めて、じっと黙っている磐音を見ていると、可愛そうになってくるのです
性格だといえばそれまでなのですが、もっと自分の胸のうちを吐露すれば良いのにと、そうすれば、指摘されている、おこんと話し合って解決することもできるかも知れないと思います
でも、おそらく、磐音と出会ってからずっと、何も言わず胸に秘めて生きている磐音もおこんが愛しているひとつだと思うのです
またまた、つたない文章が、お心を深いにさせなければ良いのですが・・・
なにしろ、私も女
お佐紀さんの言葉ではありませんが
「女の気持ちというものは ゆれつづけるものにございます」
ということで、なにとぞお許しを

返信する
訂正 (キャサリン)
2009-06-29 09:14:20
誤・・お心を深いにさせなければ・・・

正・・お心を不快にさせなければ・・・

返信する
通りすがりさんへ (キャサリン)
2009-06-29 09:26:19
これに懲りず、又おいでくださいませ
お待ちしております
返信する
人それぞれだけど (あつこ)
2009-06-29 13:47:35
私はキャサリンさんの感じ方に賛同します。
ぶっちゃけ、何故おこんさんの方を磐音が選んだのか分からなくなって来ている今日この頃です(苦笑)
武家と町人。
この身分差は最初から分かっていたこと。
まして磐音が並の〈浪人〉ではないことを一番分かっているのもおこんさんの筈。
磐音があのような人間だということはおこんさんも今津屋が一番知っていることで、剣士としての戦いぶりも見て来て、その恩恵も受けてきたのも事実の筈。それを今更ですか?!
何より今のおこんさんは自分のことばかりで、磐音に対する思いやりが無い、とすら言えます。
磐音が何を思い誰を思って養子問題に悩んでいるのか考えてみたことが皆無のような。
自分は町娘だ、そればかり振りかざしているようで、身勝手にすら感じます。
自分の不安も分かります。
でも、これまでの短からぬ年月の間、おこんさんは坂崎磐音の何を見て来たのでしょうか?
坂崎磐音の哀しみも辛さも悩みも、剣士として戦う姿も見て来たのでは?
傍観者であれば我慢できたことが、自分が妻と云う一番近い立場になるとわかった途端に、ソレを理解出来なくなるいや、しようとしないなんて、ズルイ。
今、磐音はやっと自分自身の人生を生きようとしている。過去のくびきから抜け出せる時期を掴もうとしている、そんな磐音の大事な時に、自分のことで精一杯な彼女を見ていると、泣きたくなります。
これまで一人でなにもかも背負って生きてきた磐音がやっと誰かと共に生きようとしているのに、その誰かは磐音の心の内を理解しようと努力もしていない。(ように見える)。
立ち聞きする姿には人間性を疑う。
哀しいです。
磐音が心の内を吐露出来たのが、あの奈緒との別れの時だなんて、皮肉ですね。

また通りすがりさんの反発を買ってしまうかもしれませんが、こう云う見方もするヤツもいるということです。
ただ、通りすがりさんの、脚本が磐音もおこんも駄目にした、のご意見には諸手をあげて賛同を致します。こんなことで何話もグズグズするくらいなら、他のエピソードを書いてくれ!!と言いたい。一話一話が貴重な回なのに(怒り)
脚本家氏のおこん好きが逆に転んだ感じがします。
*キャサリンさま
なんか横レスに近い拙文も長々と申し訳ございません。ご寛恕頂けると幸甚です。
ところで、URLをメールで、で送信するとそちらに直で届きますか?
返信する
あつこさんコメントありがとうございます (キャサリン)
2009-06-29 16:52:49
賛同ありがとうございます
あつこさんの思い、一々心に沁みます
辛い過去の経験、無二の親友を自ら刃にかけ、最愛の人をあきらめ、自分に罰するかのような人生を選択した磐音
おおらかな性格の磐音でなければ、また、奈緒がこの世に生きていなければ、ひょっとすると、切腹をしていたかも知れない
唯一、奈緒がいるがゆえに磐音は生きたのではないかと思ったりしています
そんな思いをわかっているのは、おそらく奈緒だけのように私は思っています
おこんには到底無理だと思います
理解しろというのも無理だと思います
奈緒が幸せ(一応)になった今、やっと自分のことに気持ちが戻ったのではないか
そこには自分に思いを寄せてくれているおこんがいた、自分もいつしか、おこんの存在が大きくなっていた
そこまでがパート2だったと思います
磐音にしてみれば、やっとおこんとのことが現実みを持ってきたばかりなのに、回りが急に動き出した
磐音だとて、多いにとまどっている
その上、不覚をとり、死を覚悟した
どれだけ悩んでいたかも、容易にわかる
おこんが悩み取り乱し泣くのも当然
おこんが気鬱になったとき、品川や竹村が相談にのったりもしたが、今回は竹村が怒ったりしたのもあり、だれにも相談できず、一人で悩んでいる磐音
みんな磐音をせめても、磐音の気持ちを斟酌してくれるものなし
唯一、磐音は知らないが、やはり奈緒だけが、磐音を理解し、思っているなぁ~とつくづく思った
まあ~なんにしても、私も「脚本が磐音もおこんも駄目にした」この意見には賛成です
ひっぱり過ぎです
だから、9話を見ていて楽しくなかったです
磐音の苦悩ばかりが感じられて、辛かったです
返信する
あつこさんへ (キャサリン)
2009-06-29 20:14:50
>URLをメールで、で送信するとそちらに直で届きますか?

すみません 意味がよくわからないのですが
たしか、ブログはお持ちでないはずでしたね
返信する
いいと思います (ケセラセラ子)
2009-06-30 16:36:12
ドラマの感想なので、いろいろな見方があっていいと思います。
>どうやら、母親の気持ちみたいです 私
というところで笑っちゃいました。

ところで、転んでしまったようですが、その後いかがですか?
私もドジなので青あざは珍しくありませんが、気をつけてくださいね。お大事に(*^▽^)/
返信する
みなさん、すごいです ()
2009-06-30 17:13:52
みなさん、しっかりご自分の意見を持っていらして凄いです。
それだけ真剣にドラマをみていらっしゃるのですね。
わたしは難しいことはよくわかりませんが
登場人物の中で奈緒さんが一番好きです
返信する
ケセラセラ子さんこんばんわ (キャサリン)
2009-06-30 21:28:22
たしかに、ドラマですからね
そんなに熱くならなくっても・・・なんて、頭ではわかっているのですが、山本磐音様の苦悩する表情を見てしまうと、急に「陽炎の辻」へタイムスリップしてしまいます

おかげさまで右手小指の付け根と、ひじの一点を除いて、回復しました
肘は骨の部分を強打したので、まだちょっとかかりそうです
又小指の付け根のところが一番痛かったところなので、長引いてます
はしを使うと痛いので、ちょっと困っています
ご心配ありがとうございます
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