『竹人形殺人事件』
「浅見光彦はん? あ~様のお坊ちゃまどすかぁ~?!」
「あ~様?!」
光彦が生まれる以前に、父の愛人で当時芸子をしており、今は料亭の女将を
している女性に兄の代わりと、母のために会いに行った光彦の名刺を見ての
最初の会話
一体どんな女性なのか見定めようと、勢い込んで乗り込んだが、父が女将に
プレゼントをしたと言う「越前竹人形」のすばらしいできばえと、母から父が
「竹人形」をこよなく愛したと聞き、父の面影を追い求める気持ちに変わっていく
母雪江も「越前竹人形」を目の当たりにし、又光彦が福井に出向いたと知り
光彦の父への思慕を感じとる
母雪江は「何しろ、まだ光彦は13歳でしたから、お父様が逝ってしまわれたのは・・・
あの子には寂しい思いをさせました」と語っている
こんな会話があると、より主人公達を身近に感じ、感情移入をしてしまう
父親のことを、兄は「おやじ」と言い光彦は「おとうさん」と言っている
こんなところにも、年の差とか、兄弟でも立ち位置の違いを感じてしまう
福井に出向いた光彦は結局殺人事件に遭遇し、解決をすることになり、愛人の話は
兄陽一郎を操ろうとした男が仕組んだこととわかってほっとする兄弟
中村光彦がどんどんハンサムになり、尚且つ可愛いまま
目の保養です
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