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オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

オーストラリアのお葬式

2022年10月28日 14時51分08秒 | 日記

今朝は先週の火曜日に昔の職場の同僚のお母さんが亡くなったので、そのお葬式に参列してきました。斎場は家から15分程の所にあって、広大な敷地に墓地や火葬場、式場の建物が複数あって、道が分からなくなる程でした。

幸いにも、入口付近で、元の同僚達が乗っていると思われるマイクロバスが入口に入る所だったので、その後ろからついていきました。一分程場内を運転して、バスの窓から見覚えのある顔ぶれが見えたので、ラッキーと思い僕もバスの近くの道路に車を停めて、バスから降りてきた同僚達に加わりました。

僕がオーストラリアでお葬式に参列したのは、4回目でしょうか。義理母のお葬式以外は職場の同僚や友達が無くなった時に参列させてもらいました。こちらに親戚がいない為か、年を重ねる程、お葬式に参列するすることが多くなったようです。知人や友人は自分の年齢に近いし、高齢になる程、死亡率は高くなりますので。

まず、日本のお葬式との大きな違いは、香典が要らないことです。今日亡くなられた同僚のお母さまはがカトリック教だったことがあり、カトリックの神父がお葬式を執り行いました。

日本のお葬式では、出席者は黒装束、シャツ以外は、ネクタイも黒ですが、こちらは黒っぽい服が多いですが、黒でなくても良いです。ネクタイも僕は濃緑色を付けましたが、隣に座った同僚は紫のネクタイでした。喪主の娘さん二人の内の一人は赤色の服でしたし、出席者の中には青いジーンズのズボンを履いていたり、普通の私服のような恰好をした男の人もいました。

式は45分ぐらいで、喪主の娘さん二人(同僚とお姉さん)がお母さまの一生や思い出をスピーチして、幼いころからの写真が50枚以上、スクリーンで移され、生前を偲ぶといった趣向でした。

式の後は棺は霊柩車に乗せられ、200メートル程離れた墓地へそれぞれが車で移動し、神父さんのお祈りを受けた後、コンクリート枠の中に二メートル程掘られた墓穴の上の自動昇降機に乗せられ、葬式屋の人がボタンを押すと、自動でゆっくりと墓穴の中に棺が降ろされる仕組みになっていました。参列者の幾人かが棺の上にあったお花を墓穴の中の棺の上に投げて、終了でした。

日本では火葬が一般的ですが、こちらでは土葬と火葬はほぼ半々のようです。世界的には90パーセント以上が火葬で、ヨーロッパでは土葬が多いようですね。

さて、今日の斎場にはお茶菓子が用意された会場がまた別にあって、親戚などはそこへ行くようでしたが、職場の同僚は仕事があるので職場に直行しました。

日本では亡くなられてから葬儀までは長くても3日か4日だと思いますが、今回の葬儀は10日程かかっています。先ほどネットで調べたらこちらでは1週間から3週間が一般的だそうです。斎場が混んでいるからなのか、喪主の気持ちの整理に時間がかかるからなのか、そういえば、エリザベス女王が最近崩御されましたが、国葬まで10日かかっていますから、やはりこちらでは、喪に服す日数は長いようですね。

この理由として考えられるのは、日本と違ってこちらでは法事の習慣がないことです。お葬式が済んだら、基本的にはそれで御仕舞なのです。喪に服している間に、故人を偲ぶのかも知れませんね。

では、明日も、このブログでお会いしましょう。

 

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