今日は、昨日とは打って変わって朝から天気が良かったので、朝ご飯の後、妻と近くのクランボンという町にある植物園に散歩に行ってきました。この植物園は17年程前にできた比較的新しい植物園です。新しい植物園ということは、木が移植されてあまり年数が経っていないので、殆どの木がまだ小さくて、僕の家の屋敷にある木の方が遥かに大きいくらいなのです。
メルボルンの町の中心部には歴史の古いメルボルン植物園(1846年創立)があって、メルボルン市民の憩いの場になっています。僕もメルボルンの町に遊びに行った時には、大抵この植物園を散歩します。ここには、世界の各地から移植された色々な木や草花があって、樹齢が150年以上で幹の直径が2メートル以上もあるような巨木が沢山あるのが魅力的です。反対に、クランボンの植物園はオーストラリア原産の植物だけが植えてあります。
さて、クランボンの植物園を2時間程散歩した後、帰ってきて昼ご飯。今日は即席めん3食分を使った焼きそば。豚肉は冷凍庫でカチンカチンに凍っていたので、使うのは諦めて、キャベツのみ麺と一緒に湯がいてお湯を切ってお鍋の中でソースや鰹節を混ぜて出来上がりです。ご飯も付けて妻は昨日に続いて大満足の昼ご飯になりました。
昼ご飯の後は少し昼寝をしてから、楽しみにしていたスケートの練習にいつもの公園に行きました。行く途中に、後ろから見知らぬBMWがゆっくり近づいてきて止まったので、誰だろうと思って振り返って見ると助手席の窓を開けた女性は、先日一緒に散歩したフレッドでした。
「やっぱり、ヒロシだった。デイパックの後ろにヘルメットをぶら下げていたから、公園へスケートの練習に行くんだって直ぐに分かったわ。」とフレッドが言いました。運転席に乗っていた旦那さんのベリーを紹介してくれて、少しお喋り。僕が奥さんのフレッドと散歩友達なのは全く気にしていない様子でした。ベリーも膝を悪くするまでは、インラインスケートをしていたことがあるそうです。「後で犬の散歩の時、公園まで見にに行けるかも。」などと練習を見に来てくれそうでした。
もし、これが日本だったら、旦那さんに「俺に断りもなく、勝手に俺の妻と散歩なんかしやがって、、。貴様、何考えとるんじゃ。手出したら、ぶっ殺すぞ。」などと脅されそうで怖いですよね。でも、こちらでは、自分の妻が他の男と散歩やスキーに行くぐらいは全く気にしないようです。「妻と散歩友達になってくれて、ありがとう。」などと逆に旦那さんから感謝されている感じがします。
こちらではパートナーが異性の友達を作ることには日本では考えられないほど寛容です。今晩は妻とリビングでくつろいでいる時に、久しぶりに元同僚の女性から僕の携帯に電話がかかってきて、30分程話していたのですが、妻は嫉妬することもなく、まるで男友達と電話で話した時と同じように、全く気にならない様子でした。
スケートの練習は2時間くらいしました。今日の練習はシザーと言ってスケートを前後に広げて後ろ足に重心を載せて滑るテクニックや、クロスオーバーという、カーブの時に足を交差させるテクニックを練習して、大分、自信がついてきました。週末だったので、子供達も多くて、賑やかで良かったですが、、、。
練習からの帰り道にフレッドとベリーが犬と歩いてきたので、少しお喋りをしました。「今日は転んだ?」とフレッドが聞いたので、「今日は調子が良くて、一度も転ばなかった。それにクロスオーバーが少し出来る様になって、自信がついてきた。フレッドもベリーもスケート始めたら?」と提案してみると、「私はバランス感覚が良くないから絶対ムリ。」「いやいや、スケートをすれば、バランス感覚が良くなるよ。騙されたと思って、やってみようよ。」などと説得を試みましたが、どうなることか。フレッドやベリーがスケート友達になったら、もっと楽しくなるでしょう。道端で5分程お喋りをしてから、帰ってきました。
では、また明日もこのブログでお会いしましょう。