涼風鈴子「はーいというわけで、どういう訳じゃないですが、だいだい、何で、という訳でって言うのかしらねぇ。まー、意味もないお約束的決まり文句っていう感じですかねぇ。
では気を取り直しまして、時刻は5月3日14時も半分が過ぎようとしていますね。スタジオの向こうは、人通りが賑やかになっていまして、流石は連休……いやちょっとまて、別にいつもと変わんなくねー?だいたいこんなんもんでしょーよ、連休だからって、そーかわる筈もないのが、現実ですね。括弧涙、と。何故に括弧がつくんでしょーか?そーいえば、昔何時だったかは忘れましたけど、括弧嘘とか流行りませんでしたっけねぇ?あら、あたしだけ?なんかさ、そんな記憶があるんですが、括弧嘘、私は、インチキ、この番組作家は、つもりかつ偽、括弧ホント(キンコンカンキンコンカンコンと効果音が入る)、はい、ありがとうございます。そーなんですよ、括弧嘘があれば括弧本当があったって良ーじゃないか(パンパン、と演台を叩く音が入る)、段々、何やら講談の様になってまいりましたが、都合の良い運びになってるよね、しかしまー。そりゃ、番組ですからね、多少なりとも、こーきたら、こー、みたいなノリは必要だよね。ついでにさ、リアルの世界でも都合よく物事が流れたら良いよねぇ(‘‘ブブー,,という効果音が入る)。あらダメ?そんな事になったら、我が儘放題で世の中が毎日戦争になるって?いや、今もなってるんじゃないの?‘‘武力行使,,と‘‘死者,,が‘‘出てない,,だけで…とこれ以上語りますと、マジでクレームが来そうなんで止めますが、何かね、こうやって、だーっと一方通行で、言いたい事、半ば、時間繋ぎ的に場当たり的に、思い付いた言葉、バンバン口にしてるとさ、自然に、‘‘空気読めない,,という風にならない?いやさ、多分よ、多分なんだけとさ、ネット上のチャットとかの不特定多数参加型の、バーチャルなコミュニケーション、会話ってのもこうしてあたしが、物言うのと同じでさ、ガーッと言いたい事書いて後々問題になるパターンだよね。気をつけなきゃいけないんだけどさ、こうやって、聞き手とかチャットだと読み手になるけどさ、何時しか、相手の事とか場の雰囲気を気にしなくなる感じするんだよね。あたし管理者じゃないし、みたいな責任逃れ可能という悪い所があります……と何時からこの番組は、私の嫌いな説教番組になりかわったんでしょ」
「(ヘリュウムガスを吸った声)そういう流れを作ったのはお前だろ?周りのスタッフがア然としてるじゃねーか、これでも喰らえ、この暴れ者DJがっ!!」
(涼風の頭上から、白い粉がドサッと落ちる)
涼風「ブハッ、何しやかんでー。ゲホゲホ」
「(ヘリュウムガスを吸った声)まいったか、このインチキDJめ。ザマミロ、キャハハハー」
涼風「何だか、日ごろのMorning onと代わり映えしない勢いね。まーいーけどさ。しかし何でラジオなのに、粉だの、たらいだの(その時、頭上からたらいが落ちて来る)、いてーな(T_T)、言ってる側から落ちてきたよ、この番組は、ど-なってんだよ、一体」
「(ヘリュウムガスを吸った声)お前のインチキかげんの所為だ、反省しやがれ、このインチキDJが!アヒャヒャヒャー」
涼風「じょーきげんじゃありませんか、天の声。そんなにうれしーか?こんな3億7千年前のギャグなんかかまして」
「(ヘリュウムガスを吸った)気にするなインチキDJ涼風鈴子。もはや後戻りは出来ないんだ、観念して番組続けやがれ~」
涼風「もはや訳が解りませんが、皆さん、改めて言うまでもないですが、これは、あくまでも…(スタッフが1枚のメモを渡す)、何なのよ、何々、先程のインチキDJ涼風鈴子が粉を被った瞬間とたらいが落ちて痛がる楽しい顔している所は、番組のホームページで載せるので見に来てください、って、ヲイ!暇だね、この局は。ネタに出来る物は何でもするってかよ。ラジオなんだぜ、これー。テレビじゃねーんだせ…というところでそろそろ15時。CMと時報に行くぜ!ダイヤルはそのまま!」