読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

のだめ カンタービレ #16 二ノ宮知子 & テレビ (フジ系21:00)

2006-10-16 22:36:47 | 読んだ
第16巻の「のだめ」は、千秋がパリでオーケストラの団員のオーディションの審査をして来るべき公演にむけてリハーサルを行っている、というだけのスジである。
従って、抑揚の乏しい、くすぐりのギャグの多い展開となっている。

まあちょっと「なかだるみ」というようなもの。

とはいえ、なかなかに興味深いものがある。
つまりプロの楽団員とはいえ相当の練習が必要であり、すんなりと演奏をしているのではないこと、売れない(あるいは名もない)オーケストラの人たちは生活も大変だということ。(生活が大変だからアルバイトをする。アルバイトをするから練習が不足する、という悪循環がある。)

まあ、17巻が楽しみ。

一方、本日から始まったテレビ。
新聞に「ドラマ化というよりは漫画の実写版」とあったが、まったくそのとおりで、これほどまでにマンガにしていいのかと、心配するほどである。

上野樹里は「のだめ」そっくりであった。
玉木宏の「千秋」は心配であったが、まあまあの出来であるといえる。
シュトレーゼマンの竹中直人はチョイとやりすぎのようでもある。

いずれ、このマンガ(物語)は強烈な個性を持つ者だけしか登場しないといえるもの、どう実写でその個性をうまくだせるかが、大きな課題であろう。

「月9」というのはほとんど見ていないので、なんだか変な気持ちでもある。
コメント
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