今月号は創刊750号記念名作選ということで、北村薫と宮部みゆきが選んだ歴代12篇が収められている。
その中から
川口松太郎「媚薬」
林芙美子「水仙」
内田百「ノラに降る村しぐれ」
吉行淳之介「あしたの夕刊」
円地文子「鬼」
山口瞳「穴-考える人たち」
半村良「となりの宇宙人」
松本清張「誤訳」
戸板康児二「少年探偵」
の9編を読んだ。
この中では
円地文子の「鬼」が一番、松本清張の「誤訳」が2番、川口松太郎の「媚薬」と続く。
とはいえ、いずれも私にとっては「よくわからない」「おもしろくない」という範疇に入るものであり、期待はずれ、であった。
まだ、北村薫と宮部みゆきがどうしてこの作品を選んだのかというところを読んでいないので、なぜこれらの作品が「いい」のかわからないが、つまりは北村・宮部氏とは読書の傾向があわないのだろう。
古い、ということはあまり感じなかった。たとえば川口松太郎の「媚薬」は昭和23年1月号、林芙美子の「水仙」は昭和24年2月号である。
発表から約60年近く経っているが、読める、ということはやっぱりいい作品なんだろうか、と思ってしまうが、なんというか「力はあるが熱がない」という感じなのである。
その中から
川口松太郎「媚薬」
林芙美子「水仙」
内田百「ノラに降る村しぐれ」
吉行淳之介「あしたの夕刊」
円地文子「鬼」
山口瞳「穴-考える人たち」
半村良「となりの宇宙人」
松本清張「誤訳」
戸板康児二「少年探偵」
の9編を読んだ。
この中では
円地文子の「鬼」が一番、松本清張の「誤訳」が2番、川口松太郎の「媚薬」と続く。
とはいえ、いずれも私にとっては「よくわからない」「おもしろくない」という範疇に入るものであり、期待はずれ、であった。
まだ、北村薫と宮部みゆきがどうしてこの作品を選んだのかというところを読んでいないので、なぜこれらの作品が「いい」のかわからないが、つまりは北村・宮部氏とは読書の傾向があわないのだろう。
古い、ということはあまり感じなかった。たとえば川口松太郎の「媚薬」は昭和23年1月号、林芙美子の「水仙」は昭和24年2月号である。
発表から約60年近く経っているが、読める、ということはやっぱりいい作品なんだろうか、と思ってしまうが、なんというか「力はあるが熱がない」という感じなのである。