ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

★★★ 十五夜の~土曜日・・・

2009年10月03日 | トリプルスターの日常


はやいもので、もう今日は十五夜です。
生憎の曇り空では折角の「お月さま」を望めそうにもありません。
天空に輝く月に水が存在するなんて事が言われ始めて、月もすっかり身近になったものですが、
ポンコツの様なイッパンシミンには、おいそれとは眺める事が出来ない、マダマダ遠い存在ですね~。
天候の回復する明日にはお目にかかる事が出来るでしょう、今夜はとりあえず団子だけでも食べて、、、
見えない月に願い事でもしましょうか、、?チョットばかり欲深な、、、。 


      
◇周囲の田んぼはすっかり稲刈りが済んで、ずっと遠くまで広々とした眺めとなりました。
彼方此方からコンバインの吐きだした屑藁を焼く煙と匂いが漂ってきて、とても情緒的な田舎の夕方です。
      
◇ランの芝は、このところの気温と湿度にすっかり回復の兆しを見せて、緑に輝いています。
遊ぶ犬達も、足に優しい秋の芝にすっかりご満悦の様子です。
      
◇16週目に入ってアンジェラとロビンの子犬達の育成は順調です。
上下の前歯(切歯)が永久歯に生え替わっています。噛み合わせが気になる頃にさしかかって来ました。
人間の前歯、つまり「中切歯」「側切歯」は7~8歳の頃に生えて来ると言われていますが、犬の前歯は四か月の頃にはすっかり
生え替わるんですね~。人間で言えば、もう7歳くらいの年格好になっているんですね。
      
◇犬の年齢(月齢)と人間の年齢との比較表を見ると、犬の三か月齢は人の5歳にあたり、六か月齢は人の9歳にあたるとされて
います。四か月齢と五か月齢が表記されていませんが、こんな事(歯の生え替わりからも大よその換算年齢が判ろうと言うものです。
      
◇犬の歯は生後21日頃から生えはじめ、28日頃で乳歯が生え揃うとされています。
◆犬の乳歯は28本あり、内訳は
「上顎」⇒左右それぞれ 切歯(前歯)3本 犬歯1本 前臼歯3本
「下顎」⇒左右それぞれ 切歯(前歯)3本 犬歯1本 前臼歯3本
乳歯は4ヶ月頃から抜け替わり、6ヶ月(大型犬では8ヶ月)頃迄にはすっかり生え替わる事が判っています。
◆犬の永久歯はと言うと、42本とされています。
「上顎」⇒左右それぞれ 切歯(前歯)3本 犬歯1本 前臼歯4本 後臼歯2本
「下顎」⇒左右それぞれ 切歯(前歯)3本 犬歯1本 前臼歯4本 後臼歯3本
※ラブラドールに限らず、犬には欠歯が多く見られ、ドッグショー等で評価を下す側のある種の人達からは欠点の様に言われて
いますが、これは間違いです。その理由づけも、非論理的な事例が多い様に感じます。
      
◇生物学的には野生の狼においても、第一小臼歯と第三大臼歯の欠損がしばしば見られる事が文献でも多く報告されていると
動物(犬)学者トゥルムラーは自著『犬の行動学』に書いています。
      
◇欠歯は兎も角、ブリーディングにおける「噛み合わせ」「鋏状咬合」はとても重要です。
それは、殆どの犬種がスタンダード(犬種標準などと言われたりする)によって「鋏状咬合」を要求されているからです。
しかしこれも生物学的に言うと喧々諤々の議論に発展しかねない問題であり、犬のブリーディングを行う場合、学んでおいて損の
無い部分であるとも言えます。
※歯科専門医(獣医)はこうも言います:『アンダーショットは犬種によって多い少ないがありますが、ほとんど遺伝しません。(殆ど?)
その多くは、乳歯から永久歯への交換時期に乳歯が遺存することにより歯列が乱れアンダーショットやオーバーショットとなるのです。』
※歯列の狂いや歪みは飼育の仕方によっても表れます。ちょうど永久歯の生え替わりの頃、固いものを噛ませて無理矢理引っぱ
ったり、捻じ曲げたり(歯肉出血するほど、、、、)して遊んでいると、かなりの確率で前歯は乱杭歯と変わり果ててしまいます。
(ポンコツの幼少のみぎりからの数々の悪戯から、それは明らかです~
ケージで飼育される幼犬の多くは、歯の生え替わりの頃、好んでケージの一部分を噛んで遊びます。
落とし鍵の開け方さえ学んでしまう程ですから、その行為は個体によってかなり執拗に長期間続きます。
観察を重ねると、殆どの個体が下顎の切歯で悪戯をしている事が判ります。たぶん、下の切歯から先に生え替わる為と思われます。
(むず痒いんですね~、きっと。)
結果どうなるかと言うと、高い確率で不正咬合(アンダーショット)等と言われる状態や、一二本の立派な乱杭歯?となって表れます。
ドッグショー或いは展覧会等に愛犬を出陳しようと目論んでいる飼い主さんは、注意するに越したことはありませんね~。
使役犬や実猟犬、パートナードッグを意識したブリーディーングではそれ以上に重要な観点があって、「欠歯」や「噛み合わせ」
等の問題は、それらから比べればとるに足らない問題とも言えます。
ある種欠陥と言われる様な部分を余りにも重視してしまうと、目的に合った犬の繁殖は非常に難しくなります。 勉強、勉強、また勉強
なんですね~、ブリーディングは、、、、、。


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
これからも、気長にのんびりと読んでいただければ幸いと存じます~。
「ラブラドール」に関して、気になる事やご相談事等がありましたらお気軽にメールして下さい。
出来る限りお役にたてればと思っています。




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