ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

★★★ 子犬の選別~日曜日・・・

2009年10月25日 | トリプルスターの日常


朝から小雨のお天気です。
風邪っぴきの老体には、やや肌寒さが感じられる程度で快適な一日でした。
犬たちは朝から活動を休止して、良く寝ています。
そんな犬たちのご相伴にあずかり、ポンコツも特製の風邪薬を飲んで寝かせて貰いました。
午後から夕方にかけては、ゆっくりと、無理をしない様にいつものケンネルワーク。
犬舎内大掃除の計画は悪天候と体調不良を理由に、迷わず延期と致しました。 

◇夕食が済んで、爺婆だんらんのひと時、子犬達(と言っても三頭)を産室から連れて来て、育ち具合を診てみました。
生後28日、牡のモーガンは3000グラムになっていました。ほぼ順調な育ち具合です。
      
◇歯がなかなか生えてこないなんて言っていたら、数日後にはあっという間に生え揃い、離乳食を外連味も無くパクついたのには
驚きました。やっぱり、変な母犬には変な子が生まれて来るものなんですね~。
      
◇まず、滑らないものの上に、自然にゆったりと、立たせてみます。
これ(立たせてみる)をやるのは、今日(生後一カ月)が初めてです。
最初に(一回目)たたせた時、愚図々々したり、おどおどしたりする個体は、選別の評価を大きく下げる事となります。
起たせる場所や、起たせ方にもよりますが、落ち着きがなかったり、ビクビクと尻尾が下がってしまう様な個体は、その後に見込みが
ないものです。
      
◇動物学的(犬学)には、「刷り込みの時期」に入った子犬達。社会性の向上には、目覚ましいものがみられます。
十分に発達した全ての感覚は、新しい刺激に対してとても敏感です。未だ「怖い」と言う感覚が無く、何にも物怖じしないのは、あらゆ
るものとの関わりを、本能的に行えるようにとの神の計らいなのかもしれません。
この時期、子犬をハンドリングする人間は、子犬に対して、絶対に嫌な思い(怖い思い)をさせない様に、十分に気をつける必要があ
ります。
      
◇怖さを感じない子犬たちは、高い処でも物怖じすることなく、十分なスペースさえあれば遊んだりもします。
子犬の好きそうな玩具や、嗜好性の高い食べ物などを用意して、ブリーダーが余裕を持って行う作業の一つです。
      
◇何をするのも億劫になった爺婆には幸いな事に、マギーの子供はたったの三頭です。(理想的な数)
余裕を持って見続けられる頭数なので、作業は楽しく、苦になりません。
これが、五頭を超える頃からやや苦になって、八頭を超えると嫌気がさしてくる事があります。
多産系とは言え、子犬の数は多くても六頭以内に抑えたいものです。
父母ともに良犬であっても、多く生まれる時ほど、ブリーダーの気に入る秀逸な個体は影が薄く、見当たらないものです。
      
◇黒い牡、黒い牝、チョコレート色の牝、取りあえず元気な様子です。
念の為の作業ですが、子犬達に行う最初の作業として、「寄生虫の駆除」があります。
我家では、五週齢に入って一回目、七週齢に入って二回目の駆虫を行います。
寄生虫は、母犬の臓器に隠れているものが、胎児の時に母犬の胎盤から血液を通して感染したり、多くは経乳感染といって、母犬の
オッパイを飲んでいる時に口から入ってきます。
口から入った寄生虫は、先ず胃に入り、小腸のリンパ管から消化管を脱出して肺や気管、肝臓、心臓など他の組織に入って行きます。
そして気管から食道に戻ってきて、再び胃、小腸へと戻り、成虫となって子犬の養分を奪い、あっという間に成虫となって卵を産みます。
      
◇幾ら母犬の寄生虫検査をしても、無駄だと言う事が判りますね。
一回でも出産をした母犬ならば、初めての子犬の状態を診て、臓器に寄生虫を宿しているか否かがある程度判別できます。
マギーは、比較的きったない処で育った割には?寄生虫を持たない母犬の様です。
多分、今回の子犬達の駆虫は、無駄な作業となる公算が強いのですが、必ず行っておかなければならない作業なのです。
      
◇今日、子犬を見た限りでは、三分の二は何とか期待が持てそうです。
ただ言える事は、子犬はこれからだんだんと良くなって(良く見えるようになって)、ある時期が来る、とそれ程良くない事が判って来る
ものです。どう言うわけか、普通の犬に化けちゃうんですね~。
過剰な期待は、落胆も大きく。欲の皮を突っ張らせると、見えるものも見えなくなってしまうものです。
人でも犬でも、秀逸なものの発現は稀で、殆どの子犬(子供)は凡庸なものです。
      
◇ブリーダーの落胆後の楽しみは、凡庸なものをいかに優れたものに育てて行くか。
この一言、この作業に尽きると言って過言ではないでしょう。
冷静に犬を見続ける目が、曇ることなく、如何に長く続くかが、ブリーダーとしての真価を発揮します。
ま、そう言う「奇特な人」も、少ないのが現実でがぁ~。何事も、楽に行く事に、越したことはありませんよ、、。
      
◇今日の自慢話。
人から頂いた、ジョンディアの(ベルト)バックル。
お気に入りのジーンズに合わせるベルトに、ひとつ楽しみが増えました。
最近、だいぶお腹もせり出してきて、新しいベルトに変えようと思っていたところでした。
まさにグッドタイミング。
こんなの、さりげなく贈ってくれる人って、きっと好い人なんでしょうねぇ~。
願わくば、女性なら良かったのですがぁ~、♂でした~。


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
これからも、気長にのんびりと読んでいただければ幸いと存じます~。
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