たりたり
もう、猛暑日にも慣れっこになってしまいました。
35度超えにビビっていたら、何も出来ません。
と言う事でレオン君(上尾市)が早朝から運動場にやって来て、二時間ほどトレーニングしてから帰りました。
四ヶ月齢(4月7日生れ)を過ぎて、「基本トレーニング」を行う一番重要な時期にあるレオン君。
飼育経験の浅い飼主さんには、色々とわからない事だらけです、、、。
と言う事で、ほゞ毎週、運動がてら灼熱の運動場を尋ねて来られます。
次の事柄はハンドリングの基本中の基本です。
子犬の頃から、絶対に引っ張られてはいけません。
今迄人と犬の関係を注意深く見てきて、殆どの飼主さんが愛犬に引っ張られる傾向にあることが判りました。
散歩の光景などを観察して判るのですが、面白いことにチワワやミニチュアダックスなどの超小型犬の飼主さんの殆どが
、力の無い小さな犬の言いなりになって、右に左に引っ張り回されて右往左往して見えるのが(不思議な)現実です。
飼主さんは、犬にリードを付けて一歩あゆみ出した瞬間に犬の意志(エネルギー)に負けて(騙されて)しまうタイプの人
(引っ張られる)と、反対に犬に自分の意志を示して、人間主体で(引っ張られない)行動するんですよと伝えるタイプの
人とに分かれます。
犬と一緒に歩きだした瞬間に犬に引っ張られてしまうタイプの人は、先ず最初に引っ張られない事を十分に学んでからでな
いと、トレーニングや躾けの第一歩が踏み出せません。今迄持っていた犬に対しての認識を変える必要があります。
犬の社会化の重要な項目の一つに、「人間に従う事が出来るか」ということがあげられると思います。
ぐいぐいと人間を引っ張ってしまう犬は「人間を従わせようとしている」わけですから、犬として十分な社会化に至っていない
わけですね。(人間に従って生活する事が出来ないタイプの犬)
犬に引っ張られてしまう人は「犬に従おうとしている意志」を犬に示している人ですから、犬から信頼される事は永遠に無
く、犬にとって都合の良い人間(何でも言う事を聞いてくれて、飢えることなくご飯を食べさせてくれる)になっていると言えます。
犬に信頼される事無くして、躾や訓練・トレーニング等は出来ません。 飼主さんは、好かれ信頼される教師の様にならなけ
ればいけないわけですね。 考え方が変われば、子犬のトレーニングほど楽ちんで楽しいものはありません。 今迄愛犬に
引っ張られてきた人は、考え方のリフレッシュを行ってみても良いと思います。 先ず、犬に引っ張られない事。 大事です。
レオンの飼主さんには犬に引っ張られない心構えとして、若し引っ張られてしまったら「ムカッとする」気持ちになる、と
いうことを提案しました。 引っ張られた瞬間、ムカッとして根が生えたように立ち止まる。 対人関係において人間がとる普
通の行動ですね。人に対しても犬に対しても同じ行動がとれなくては、犬に舐められても(信頼されない)仕方ないと思います。
子犬の扱い方が上手に出来ているかどうか、見てみました。
犬を載せることを考えて作られていない最近の車に、犬を載せるのは意外に気を使うものです。
特にこの頃の(4ヶ月齢)犬を車に乗せる場合、犬を落ち着かせ、人間に身を任せる様にしてからでないと上手に載せること
が出来ません。飼い主さんを信頼してスムースに車に乗れた犬は、車載のクレートの中でも終始落ち着いていられるものです。
一事が万事と言いますが、こう云う何気ない行動の中に飼主さんの犬に対しての心遣いが現れます。
小さな事を丁寧に出来る人は、今は未だ出来ない大きなこともいずれ近いうちに必ず出来るようになります。
「ハンドリングは丁寧に」、このことも犬の扱いにはとても大事なことですね。
午後4時頃、TANAKA家のブラン君がやって来ました。
暫くの間のお預かりとなります。
間もなく4歳(10月18日生まれ)のブランはタイガーと兄弟です。
タイガーとデューク(3歳)の出迎えを受けて、早速おおハシャギのブラン君でした。
暫く運動場に来る機会の無かったブラン君は、少しわがままなWanになっていました。
ここに来て、他の犬達と共同生活(群れの構成)を送らなければならない犬の現況把握はとても大事な作業です。
特に此処に比較的慣れた犬は、歳を重ねるごとに意外にも我を強く出して、扱いが少々厄介になるものです。
身体の大きなブラン君は、前回来た時よりかなり「要求行為」を強く表す様になっていました。
とりあえず、全ての犬達と心行くまで遊んで満足を得て頂き、帰宅後お腹いっぱいのご飯を食べて貰いました、、。
明日からの、ブラン君をまじえた、Wan達との生活が楽しみです。
少し前の事ですが、小学生の女の子が親ごさんに連れられて犬達を見学に来られた時のことです。
犬を飼う目的で来た家族に相応しい犬を何頭かお見せして、ある一頭の犬を渡してみました。
間もなく大人に成り切る寸前(4歳前)の十分にトレーニングされた牡犬は、比較的従順に家族全員にハンドリングされていました。
小学生の女の子の順番になった時、牡犬の身体にスイッチが入ったのを見逃せませんでした。
肩の筋肉に緊張が走り頭を高くかかげて、瞳孔も開いて表情が嬉々として明るくなっていました。
まるで上手な乗り手に巡り合えた馬の様な心境なのでしょうか、初めて犬に接すると言う女の子について、嬉しそうにハンドリングされ
ていました。犬が人を気に行った瞬間は、とても鮮やかに行動に出るものです。
女の子に「上手だね~」と言ったところ、彼女は「だって勉強したんだもん」と答えてくれたのです。
詳しく聞いてみると、犬を扱う知識を親御さんに聞いたり本等で学んで、大きなぬいぐるみに紐をつけて犬を引く(ハンドリング)練習
までしてきたそうです。
犬は判るんですね、人の心(犬に対する気持ち)が。犬を犬としてみなければならない原点を確実に持っていた(純粋な)幼い心を、
その犬は理解した(見抜いた)のだと思います。
その犬は、間もなくその女の子の居る家庭に大歓迎のうちに迎えられました。
一人でも自分を得理解してくれる人がいると、人間のみならず犬もたいへん幸せな気分になれるものです。
そこのご家庭では、家族全員がその犬を理解してくれているのですから、、、先々のその家庭を見て行くのが今とても楽しみです。
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