のち
このところ毎朝うとおしい雨ですね。
今日も6時半までシトシトと音をたてて降っていました、、。
こういう(なが雨・低気圧)気象条件の時は、犬達の飼育にとても気を使います。
連日の雨で、屋外の湿度は常に85%を超えています。 今朝の湿度は90%を遥かに超えていました。
ラブラドール種、老若男女を問わず湿度の管理にさえ注意して育ててあげれば、体調を崩すことは滅多に有りません。
6月17日生まれ(68日目)の子犬達。
暑さ負けをさせない事と、空調などで身体を冷やし過ぎないこと、身体に発生するカビなどに注意を払って育てています。
いわゆる夏子(なつご)として、抵抗力の弱い幼齢期に厳しい暑さの真夏を乗り切らなければならない子犬達。
昔の例であれば、犬も猫も「なつごは育たない」「なつごは弱い」と言われて嫌われたものです。
現代ではエアコンなどの普及で飼育環境は大きく改善されて、子犬の飼育は随分と楽になりました。
お陰で蒸し暑い真夏であっても、他の季節に育つ子犬と遜色のない子犬を育てあげることが可能となっています。
とは言っても体温調節の上手く出来ない子犬を育てる場合の注意点は、他の季節に比べてかなり複雑になる事は確かです。
良質な子犬に育てる場合、離乳の頃を境に出来る限り屋外で地面に触れて育てる機会を多くすることが良い事であると思
います。
直射日光を避けて半日陰になるような場所、乾いた土の地面や滑らないコンクリートの叩き、短く刈った芝生などが良い環
境であると言えます。(この頃の子犬は、未だブリーダーの手元にあるわけですね)
更に、常に風をあてて育てることを心掛けると良いでしょう。
屋外であっても工業用の扇風機等を使って、子犬の身体に常に風が当たるように工夫すると良いですね。
そして子犬の被毛が乾燥した土や砂にまみれていると、毛質の良い(固くしなやかな)被毛が出来上がります。
子犬を屋外から屋内に収納した場合、飼育室の状態は適温低湿を心掛けます。
当然、扇風機やサーキュレータなどの空気を攪拌する機材等が備わっていればさらに万全ですね。
(エアコン・除湿機・空気清浄機・扇風機・サーキュレーター等)
子犬の呼気中の湿度は高く、飼育室の空調をコントロールするのにはエアコンだけの除湿では限界があります。
独立した飼育室や、密閉性の高い環境(コンクリート住宅等)において、除湿機は絶対的な必需品と言って良いと思います。
除湿機の併用は試してみられればすぐに実感出来ると思いますが、短時間のうちに快適な空調を可能としてくれます。
子犬の飼育に相応しい温度は25度~28度、適した湿度は55%~45%、そして部屋の空気を滞留させない工夫が行われ
ていれば、子犬の健全性は長い期間に亘って高く保つことが可能となります。
子犬は正しく繁殖された場合、高い免疫力を持っています。(健全な両親からの移行抗体等によって)
注意深く育てられた子犬は、その後恐らく数歳になるまで下痢やあらゆる病気などとは無縁の高い抵抗力を持った状態を
維持できるのです。
子犬の腹壊し(軟便・下痢)や湿疹などの多発(皮膚疾患・アレルギー)が有った場合(普通は絶対に起こらない)は、飼育環
境に問題の有ることが多く考えられます。(或る意味では成犬も同様)
◆飼主さんのところに行ってからの子犬。
さて、子犬が生後60日を過ぎると、一回目の健康診断とともにワクチンの接種が行われますね。
ワクチン未接種の子犬を入手し、飼主さんがワクチンを打ちに動物病院に行くことは(最近では)無くなって来たと思うのです
が、子犬を感染の恐れのある屋外(宅外)に連れ出す事が出来るのは、二回目のワクチン接種後約7日を過ぎた頃と言わ
れています。つまり、二回目のワクチンを生後90日目前後で接種しますから、散歩等が可能になる時期は生後100日目の
頃になるのでしょうか。
我が家のオチビさん達も未だ公園等の宅外への出入りは出来ません。
暫くは運動場などで、身体造りを兼ねた遊びなどが続けられるわけなのですね。
飼主さんのお宅に行った子犬達の場合も、出来る限りお庭などの屋外で遊ぶ時間を多くとって欲しいのです。
成長期には、雨の日以外は屋外の空気を吸って土に触れて適度な刺激を受ける。健康上とても大事なことなのですね。
骨格の発達や、関節の締まりなどに良い影響が現れます。但し疲れるまで(座り込んだりする)まで遊ばせてはいけません。
遊んでは休む、繰り返し繰り返し行う事が良いことなのです。
◇子犬は離乳の頃から規則正しく生活リズムを刻む様に心掛けて育てます。
起床の時間に始まって、排泄の時間~給餌の時間~休止(クレート内)の時間~目覚めの時間~排泄の時間~遊びの時間~
~給水の時間~排泄の時間~休止の時間~目覚めの時間~排泄の時間~躾けの時間~給餌の時間~排泄の時間~就寝、、、、
毎日同じ時間に同じリズムを刻む様に心掛けます。
人間の生活主体でリズムがバラバラになると(間隔が毎回異なるなど)、育つ子犬も思う様に育つことが出来なくなります。
その家に合った生活リズムが刻めるようになるまでは、深夜に起きなくてはならなかったり、早朝に起こされたり、、、かなりの犠牲を
払わなければならないと言えますね。
生活時間のバラバラな家庭で育った子犬は、成長が損なわれるだけではなく、気分も散漫で躾けの入りにくい子犬になり易い傾向が
有ります。
以上のような事柄を良く考えて、想像以上に厳しい飼育時期を乗り越える自信の無い方は、子犬からの飼育を諦めた方が良いでしょう。
そう言う方には、既に良犬として(基礎的な飼育の完了した)育てられた、若い犬を対象として考えられることをお勧めいたします。
犬種を研究している犬舎であれば何処の犬舎にも、何頭かの良い若犬がいる筈です。
健康度や性格、癖などを聞いたうえで、気に入った一頭を彼方の生涯のパートナーとして選ぶのも非常に賢明な選定方法であると思い
ます。
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※ステアライズドは、ウェイトコントロール用のドライフードです。肥満犬や老犬など(運動の少ない個体)に適しています。
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