快晴!
腫瘍摘出の手術を無事に終えた保護犬くんが退院の日。
午前中の業務を手早く終えて、いそいそと 迎えに行きました。
診察室に現れた保護犬くん・・・
寝不足なのか、若干ながら憔悴した様子...
なにはともあれ 手術は無事に終了し 問題になる処は無かったとの事で、良かった(^^;)
10時半 病院に到着・・・
急患さん(猫ちゃん)を待って20分経過...
診察室に現れた保護犬くんの目は、気のせいか、院長先生を恨めしそうに見ていた様に見えました...
正座して... 説明を聞く保護犬くん・・・
鎮痛剤が効いているとは言え、実際には術創は痛いのだと思われるがシッカリと我慢している。
診察台にあげられて 詳細説明を受ける...
なにを訴えている眼なのか、いままでにあまり見せた事の無い目つきをしていた...
ここで重要なのが飼い主の態度...下手な様子を見せれば犬には見透かされ、呆れられますからね。
ワタシタチは、頑張った事だけを認めてあげるように心掛けたつもりです...
病院から出て 保護犬くんの足取りはシッカリしていました。
足場の悪いところでもふらつくことは一度も無く
大きな頭を持ちあげて 牡らしい態度で歩いていました。
※術後のリハビリ(ケア)を開始します・・・
以下 人間の場合の創傷治癒の過程...
一般的な手術創は、縫合してから48時間でつき始め、創が完全に治癒するまでに1年程度かかります。
治癒の過程は、炎症期・増殖期・成熟期の3期に分かれます。
1)炎症期(概ね3日間)
創に残った細菌や死んだ細胞を除去し、新しい組織ができるように創を清浄化する時期です。
2)増殖期(3週間)
新しい組織(肉芽)が形成され、創の強度が増大していく時期です。
3)成熟期(3週間から1年以上)
新しい組織が補整され、強化される時期です。
創の強度は、1週間では正常の10%、3週間で20%、最終的には、80%にまで回復します。
※抜糸の時期 今回の手術の場合は術後10日前後を見込んでいます...
術後の犬のケアは、上記に記されているような知識を基に慎重に行う必要があります。
大概の動物病院では、術後のケアに関してあまり詳しく話さない現状が有ります。
犬は人ほど痛みを感じないから...人より回復は早いものだ...とかのお話しが先行してしまい、術後の
ケアにあたる飼い主さんに間違った知識を植え付けてしまうことが有りますので、どうぞお気を付下さい。
夕食時の話しは、リハビリの内容に終始しました...
完璧に仕上げて... はやく善意の里親さんを見つけてあげたい気持ちでいっぱいです。
※本犬のリハビリ終了後の保護育成に関しては、幾つかの特別な援助をしようと考えています。
あくまでも 善意に基づく里親さんを希望していますので、見つかるまでは我が家で過ごす事にな
ります。
(一度でも家庭の味を知った犬は、オンリーwan で飼われることを望んでいます。特にシニア犬には
その傾向が強く、暖かなご家庭で大事に可愛がってあげて欲しいと思います。)
『揚げ足取るのは簡単、文句言うんだったら自分の意見をもってから
言えよ!』 by 所ジョージ
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