「姉と合わない、いつも話しをすると喧嘩になる。いらいらするのは・・なぜなのか知りたいのです」といわれるお客様が来られました。
霊視しているだけでもお姉さんが見えます。 体型と癖を話すと 「その通りです」と答えました。 そう、それだけ憎みあっている状態。 顔・・怖いなぁ・・と思いましたよ、御互いにお互いが疎ましいのです。
ことの始まりはおさない時から。 3歳違いで何かにつれお母さんを奪い合って。 お姉ちゃんのほうはお母さんが居ない間に妹の頭を叩いたり、つねったりしました。
でもそうなのです。 今までお母さんの愛を一身に受けてきたのに突然それを奪う存在「妹」。
そしてヒプノセラピーが始まりました。
時代は中国の昔。 家族3人で暮らしていました。 母と姉妹。 そう今と同じなのです。 しかしこの時代ではとても仲良しでした。
そしてある日馬に乗った男性が数人の男性を連れてこの村に来ました。 とても凛々しいステキな男性が数人います。 姉妹は互いに好きな男性が出来ました。 そして二人はその恋愛について毎夜目を輝かして居ました。 そしてそれを見て母親も嬉しかったのでした。
ある日、姉が事件に巻き込まれます。 自分の好きな男性以外の男性に身を汚されます。 そしてそれを知った思いを寄せいていた男性が離れていきます。 姉が自○をはかりました、妹が止めました。 そして姉に 「どうして死なせてくれなかったの」と言われました。
そして妹は好きだった男性とともに国を離れ、ある国の王にまでのし上がった男性と一生をともにしたのでした。 その元にはいつも姉からの手紙 「あなたは幸せだけど、私は一生不幸・・どうして」と。
姉に何をしていいのかもわからず、そしてその関係に悩みました。 そして母親とともに姉を城に入れたのでした。
そして妹が亡くなったとき、姉は自分の夫の再婚相手になったのでした。 「愛する夫を取られた」と今度は彼女が姉に憎悪をもったのでした。
天国で 「悔しい、憎い・・・姉が憎い」と。
そして聞こえてきた声が 「許すこと、受け止めること・・そして何があっても縁と愛を信じること。もうひとつ・・人に譲ることも覚えなさい」と言われていました。 もうひとつ 「もうひとつの前世を知りなさい」と指示が来ましたから、私は彼女に了解を得てすぐそのまま続行することにしました。
時代はインド。 母親が姉のようです。 母親は彼女にしつけをしていました。 それが度を過ぎていたようで、反感を持っていました。 しかし母のことが好き・・・ その好きと嫌いでの葛藤がありました。
ある日川で遊んでいて彼女はおぼれました。 母親が飛び込んできて助けてくれました。 その時「本当に愛されている」と言うことを知りました。 そして母親が必死に誤っているのを見ました。 「親も未熟なんだ・・と思いました」と彼女は言いました。
そしてこのとき、大人になってわかったことが父親を二人で取り合っている状況がありました。
メッセージが 「相手の欲しいものと自分の欲しいものがあれば分かち合いなさい。独占は幸せを増やすことをやめていることである」と言われていました。
目が覚めてから 「自分の生きてきたことを見て・・自分の欲の深さを反省させられました。家族でみんなで幸せになることを学んでそれを実行していたらこんなことにはならなかったのですね・・」と言いました。 そして 「あの・・・姉も呼んでいいですか?」というので 「え?」というと、 「近所の喫茶店で待ってるんです」と言いました。
そう、仲が悪いのですが、仲をよくしたいんです。 それが本当の本音。 誰だって兄弟、姉妹、両親、親戚と仲良くしたいんですもの。
お姉さんを呼びました。 そして3人でお話。 妹さんはあまり詳しくお姉さんに言わないようにして・・・ 「お姉ちゃん、私、凄く反省することばっかりわかって・・ごめんね」と誤っていました。
お姉さんは 「そうでしょ?」と高飛車でしたが、これをちゃんと受け止めた妹さんは怒ることなく、ちゃんと落ち着いていました。 お姉さんには後日きてもらうことにしました。
そしてお姉さんにヒプノセラピー 日本の時代です。 姉妹で女○屋に売られていきました。 農家でお金が無かったから。 そして身を売る仕事をしていくにつれて自分が売れっ子になり、妹はあまりお客さんがつきませんでした。 それは体に問題もあったので。 そして最初は助け合っていた姉妹もお金の問題で立場が変わりました。 姉が綺麗でお金が回るにつれ、妹はすねていきました。 姉に隠れて姉のものを触るようになり・・・そしてそれが見つかり怒られました。 「泥棒猫!」 妹はショックでますます惨めになりました。 そして・・・ある時から姉の体調が崩れます。 体中に湿疹ができ、お客を取ることができなくなりました。 体もやせて・・・食事も取れなくなりました。 小屋に寝かされ、病気が移るといわれ、だれも近づかなくなりました。 「私は・・一人で寝かされて・・寒い・・・寒い・・・」と泣き始めました。 「誰か来ませんでしたか?」と聞くと 「あ・・・妹が夜、こっそり来ました」といいました。 「妹さんは何をしてくれましたか?」 「あ・・・・おかゆを・・口まで持ってきてくれて・・・・(涙)」 その後ずっと泣いていました。 「私は・・・私は・・・なんてひどいことを妹にしたんだろう・・あの子だって好きでこの仕事をしてたんじゃないのに・・・」と。
私から見て・・ 「枕元に何かありますね?」というと 「あぁ・・・妹が野の花を摘んできてくれて・・・外のことを教えてくれています」と言いました。
一度は回復したようです。 小屋の扉を開けて外の梅の樹を見ている風景を話してくれたので。 そして彼女は 「私は梅を見ずに亡くなりました・・・」と言いました。
メッセージが降りてきていました。 「わが身の立場を独占すると人をきづつける。大切なのはどの立場であれ、同じものを見て同じ心で震えるように人を愛すること」
目が覚めて・・彼女は私に 「先生・・私、梅の花を見ると涙が出るのです。今日その理由を思い出しました。妹に恩を返さなきゃならないのに、取られることばかりに気が行っていて・・・私が馬鹿でした」と泣いていました。
そして彼女は妹のお家にまっすぐ行って誤ったそうです。
その夜遅く私にメールが来ました。 「大切なことを忘れていたのを思い出させてくれてありがとうございました。これから仲良くしていきます」とお姉さんから。 そして妹さんから 「梅の話を姉から聞きました。そして姉が私に謝ってきました。私も謝りました。これから今まで以上に仲良くやっていきます」と。
人間生きていくうちに嫌なこともあればいいこともあるのです。 あなたは今世嫌な思い出を基本に生きていきますか? それともよいことを思い出に生きていきますか?
私はもちろん 「何があっても笑って生きます」。